名古屋市会議員 さいとう まこと(斎藤亮人) オフィシャルサイト


「はじめます! 共生の街づくり」 名古屋市会議員 さいとう まこと(斎藤亮人) オフィシャルサイトへようこそ!


本文へスキップ



ページ本文

« 2014年02月 | メイン | 2014年04月 »

2014年03月31日

南海トラフ巨大地震被害想定発表される

 26日に南海トラフ巨大地震の被害想定が発表されました。あらゆる可能性を考慮した最大クラスの被害想定では

〇死者:約6700人 災害対策後 → 約1500人

(その内訳は、建物倒壊約2100人、津波約4400人、、火災約300人となっています。合計すると100にんずれてますけど、、これは「約」を寄せ集めた結果だと思われます)、

〇全壊棟数:約3万4000棟 災害対策後 → 約9900人

と想定されました。
また、発災後1週間の避難者は計1万9000人で、その内訳は

〇避難所に 約13万8000人
〇避難所外に約18万1000人

などと想定されました。

被害想定が示されたのでこれをもとに対策をしっかり立てないといけない。

投稿者 saito : 04:09 | コメント (0)

2014年03月30日

「どうなる、どうする障害者・生活困窮者の就労」集会

 2月8日の大雪で中止になった集会「どうなる、どうする障害者・生活困窮者の就労」を仕切り直して今日行いました。仕切り直しにもかかわらず50名を超える方が参加していただき会場はいっぱいとなりました。

 厚労省の関口彰さんには自立支援法が成立する前において、厚労省の中で障害者就労に関する議論がどうだったのかお話をいただきました。当時厚労省の中では、現在の就労継続支援B型という類型は考えていなかった、福祉工場を何とか存続できるような体形にしようと考えていたと話されました。今のA型事業所の問題点も理解しているので報酬単価などを見直してきた経過なども話されました。

20140330donarudosuru.jpg
会場の様子

 そしてシンポジウム第一部「増大する悪質なA型――障害者就労のこれから」では、大津、名古屋、札幌の相談現場から様々な実態が報告されました。高齢者福祉施設と障害者施設を組み合わせてとにかく補助金を取ることを優先しているところの話、千羽鶴をつくってそれを老人ホームに届けることをしていることで賃金を払う事業所の話などがありました。ただ議論の中で、では就労継続B型だって、いわゆる福祉的就労ということでほとんど工賃が出ないようなことをしている事業所もあるのだからA型のことばかり問題にしていてもだめではないかという意見も出されました。

 続く第2部「生活困窮者の就労支援が始まる」では、豊中市、千葉県、岐阜県における生活困窮者モデル事業の取り組みが報告されました。豊中市からは市町村レベルでも福祉ではなく、労働の部署を作り取り組むことが大切ではないか、また岐阜からは、生活困窮者と言われる人の対象はの裾野はものすごく広く、様々な分野の人とネットワークを作って対応しないと対応しきれないのではないか、中間就労のところにお金が出るようにしないと制度として成立しないのではないかなどの意見が出されました。

 今回の集会の内容を早急にまとめ、厚労省に対して意見をしっかり言っていく必要があることが確認され、今後取り組んでいくことになりました。

投稿者 saito : 04:03 | コメント (0)

2014年03月29日

映画「フリークス」を読み直す

 なごや博学本舗のトークライブ、<映画「フリークス」を読み直す>に鼎談者のひとりとして参加しました。鼎談の相手は、呉智英(評論家)と加藤博子さん(哲学者)です。

 1932年に製作された映画『フリークス』は、サーカスの見世物の中で生きている障害者を描いていて、障害者たちが健常者に復讐を果たすというショッキングな映画です。上映禁止が長く続いたこともあるなど公開に関しても紆余曲折がある映画で、日本ではテレビ放映などもってのほかという状態です。

 加藤さんは大学の講義などで学生に映画を見せてきたそうですが、「奇形」の障害者が実際出演しているとは思わずにCGで処理されているのではないかと思う学生がいるということも報告されていました。異形の人々をどう受け止めるのか、受け止めることのできる共同体は存在しているのか、など根本的な問いが生じます。障害者を見て、怖い、気味が悪いと感じるのは差別したことになるのではと思って思考停止する事なかれの風潮が広がっているのではないかと加藤さんは指摘されていました。

 呉さんと私の間では、「知の特権」をキーワードに、例えば障害者のこと、差別のことを理解してもらうための「啓蒙・啓発」は必要なのではないかと主張する私に対して、無理に多くの人に向けて理解をしてもらおうと努力する必要はないのではないかという呉さんの意見など議論を戦わせ時間はあっという間に過ぎたのでした。

 この映画を最初に観たのは30年も前の話。その時の衝撃は今も忘れることができない。そしてそれ以来私の中でこの『フリークス』は、『さようならCP』、『人生ここにあり』と並んで大切な障害者を扱った映画となっています。

投稿者 saito : 04:00 | コメント (0)

2014年03月28日

言語障害の人にコミュニケーション保障を!

 言語障害のある人がコミュニケーションをとるための会話補助装置というものがあります。キーボードから文字を打ち込むとその文章が音声化されるというものです。しかしこの機器の大きなシェアを占めている会社が装置の制作をやめることになり、今後はアプリをダウンロードしてiPADを利用する形態になります。

 この会話補助装置については給付対象になっています。名古屋市は今後の対応としてアプリは補助の対象とするけれどもiPADは補助の対象にしないというので、収入の少ない障害者の人にとっては厳しい状況になっています。

20140328kaiwahosho.jpg
健康福祉局長に申し入れ

 そこで障害者団体の人が健康福祉局長に申し入れをする場に立ち会わさせていただきました。ワープロが無くなった後パソコンの支給が認められているのですから、今回iPADを認めることに無理はないはずです。名古屋市にしっかり検討してもらいたいものです。

投稿者 saito : 03:56 | コメント (0)

イーブルなごや完成!

 2011年10月に行われた名古屋市の行政評価(外部評価)、いわゆる「事業仕分け」で、男女共同参画センターは「廃止を含む見直し」、女性会館は「廃止」という判定がされ、その後議会における議論を経て、男女共同参画センターの機能を女性会館に移設して、統合した施設にするという結論となりその準備が進められ、本日その完成式が開催されました。名称は「イーブルなごや」で4月1日開館です。

 対等・平等のEVENとできる・可能のABELEを合わせてE-ABLE(イーブル)ということらしい。私は昨年の代表質問で、女性会館の古い資料をしっかり記録としてデータ化するなどして残すようにと提案をしたこともあり、オープニングセレモニー・内覧会に参加しました。

20140328iburunagoya1.jpg
市会を代表してうかい議長があいさつ
背後に図書室が見える

 図書室は1階になったので目立つ感じです。以前は使いにくかった多目的トイレもずいぶん広くなり使いやすくなりました。また女性相談のための相談室もセキュリティを確保しながら、以前の参画センターの相談室よりもゆったりとしたつくりになっていました。新しくなった以上、旧女性会館とか旧男女共同参画センターとかの縄張り争いはせず、新しいものを生み出す器として役割を果たしていけるように現場の方々に頑張ってもらいたいと思います。

20140328iburunagoya2.jpg
トイレも使いやすくなりました

投稿者 saito : 03:38 | コメント (0)

2014年03月27日

真のインクルーシブ教育実現を!

 人工呼吸器をつけながら瑞穂区の普通学級に通っているH・Kさん(小学校2年生)は、給食をミキサーにかけそれを直接胃に入れて食べています。本人も栄養剤ではなく給食だと機嫌が良いそうなのです。しかし学校側でミキサーをかけることができないとの理由で両親がミキサーをかけに毎日学校に通っているという「異常」事態がずっと続いています。

 そこで、親や学校に通うことを応援する人たちで、学校側の責任でミキサーをかけ本人に食べさせるようにしてほしいと教育委員会にこの間ずっと訴えています。今日もその要望を伝えるための話し合いをしました。このようなことはインクルーシブ教育のほんの入り口の話で、インクルーシブ教育を実現させようと思えばまだまだ対応しなければならない課題が山ほどあるのです。まずは本人やご両親の思いを教育委員会が受け止めてもらい「ミキサー食問題」を解決し、さらに充実した学校生活が送れるよう次のステップに歩みをすすめなければならないのです。

投稿者 saito : 03:30 | コメント (0)

桜咲き始める!!

 温度がぐんと上がり、事務所の前のソメイヨシノも花も一気に咲き始めました。

20140327sakura.jpg

投稿者 saito : 03:27 | コメント (0)

2014年03月26日

ちくさ会で講演

 千種区の精神障害者家族会である「ちくさ会」で障害者と人権というテーマでお話をさせていただきました。障害者差別解消法が昨年成立し、2016年度から施行されますが、精神障害者にとって何が合理的配慮にあたるのか難しい問題があるのではないかという意見も出されました。当事者や家族の方々から具体的な例を集める中で議論を進めていかなければと思います。

投稿者 saito : 03:20 | コメント (0)

2014年03月25日

科学館で大活躍の木曽青峰高校生作の木のおもちゃ

 午後名古屋市科学館に行き、水源の里基金の活動を通して木曽青峰高校の生徒が作成してくれた木のおもちゃの使用状況を確認しに、みん・みんの会事務局の人と行ってきました。春休みということもあり、木のおもちゃのコーナーでは多くの子どもたちが遊んでいました。おもちゃの部品の色が剥げたり、折れたところを科学館の人が接着剤で補修したりしながら使っている様子も確認しました。今後木曽の高校生に協力してもらいメンテナンスすることにも取り組めたら良いなあと思いました。

20140325kagakukan1.jpg
しっかり使ってもらった”成果”

20140325kagakukan2.jpg
補修して大切に使う

投稿者 saito : 03:11 | コメント (0)

鍋屋上野浄水場:緩速ろ過池通水式

 リニューアルが進められている鍋屋上野浄水場の緩速ろ過池の通水式が行われました。乾いた砂に木曽川の水が徐々に広がっていく様子は、水に秘められた生命力を感じさせてくれました。

20140325kansokuroka.jpg
ろ過池に木曽川の水が流れ込んでいる様子
砂は南木曽産

20140325kansokuroka2.jpg
通水直後に記念写真

 1914年(大正3年)に8池、1928年(昭和3年)に6池と2期に分けて建設された14のろ過池の老朽化が進んだこともあり、給水100周年を機に、47億8000万ほどかけて新たに作り直しています。その一部が完成したので池への通水式が行われたというわけです。今回の作り直しは、耐震性の確保、ろ過速度の向上、浄水効率の向上などを目的に進められ、ろ過池は14池から12池に減りますが総面積は変わりません。

 この緩速ろ過というシステムは、木曽川の水の中に存在する微生物をろ過のための砂に付着させ、その微生物の力を借りて水を浄化するものです。従って木曽川の水自体がきれいでないと成立しないシステムでもあります。ちなみに、ろ過池上部に使用されている砂は南木曽産のものです。

 名古屋市水道の次の100年を展望するために、木曽川流域上流の森林を守り、木曽川の水質を守って緩速ろ過が継続して運転されることが必要不可欠なのです。

投稿者 saito : 02:58 | コメント (0)

2014年03月24日

議員インターンシップ受け入れも最終週に

 議員インターンが今週で終わります。今回は南山大学総合政策学部の学生2名を受け入れました。予算議会であったこと、インターン生の実習が細切れ気味であったことなどが影響してあれこれ体験してもらうには少し物足りない感じが私にもあります。若い人が政治の場を体験し、社会を見る視点が少しでも拡がり、複眼的になればいいなあと思って受け入れています。

投稿者 saito : 02:56 | コメント (0)

2014年03月23日

被災者が一番伝えたいこと

 NPO法人レスキューストックヤード主催の防災フォーラム「被災者が一番伝えたいこと」で被災者のお話を聞きました。ストックヤードが震災直後から関わってきた宮城県七ヶ浜町の被災者の方を13人招いてのフォーラムでした。時間がなく、前半の基調講演「死んでたまるか」だけを聞きました。話されたのは七ヶ浜老人クラブ女性部長の星さんでした。震災後1年半たってやっと当時の状況を話せる状態になったこと、書くことは体の調子が悪くなり難しいことなど、最近に至る気持ちの変化について話されました。

 地震直後、老人クラブなど地域の様々な役をやっている関係で、避難所での炊き出しのことで頭がいっぱいになって津波のことを忘れてしまい、炊き出し準備のために自宅に戻っている最中に津波に遭い、津波に巻き込まれ意識を失い、気が付いた時には大きく流されていて九死に一生を得たお話を伺いました。津波に巻き込まれていく瞬間、40年前に亡くなった母親のことを声に出していたとのことでした。どんなことをしても死んでいられない、生きるんだという強い思いでおられたそうです。最後に、「近所と仲良く、そして心を一つにして声を上げていくことが大切だ」と話を結ばれました。

 ストックヤードでは、七ヶ浜住民の生の言葉を記録した冊子「被災者が一番伝えたいこと」を作成し、今後販売していくそうです。南海トラフ地震を控えている地域の人が学ぶべき内容が詰まった冊子になっています。

20140323resukyu.jpg
作成された冊子

投稿者 saito : 02:51 | コメント (0)

2014年03月22日

演劇「介助する人 介助すること」

 世田谷パブリックシアターで地域の物語「介助する人 介助すること」を観てきました。地域の物語は世田谷パブリックシアターが毎年テーマを決め、公募して集まった人がワークショップなどをしながら演劇をつくり発表するというプロジェクトだそうです。
20140322setagaya.jpg

 今年のテーマが「介助する人 介助すること」で、花崎攝さん(俳優・演出など)、山田珠実さん(振付師・ダンサー)がワークショップの進行役となり19名の方が参加して演じられた作品でした。

 芝居は、「介助」と「介護」の違いはなんだろうかという議論をする場面からスタートしました。この話は、以前私が介助者の研修でよくしていた話です。その後芝居は、障害者に取材した話を元にした内容や、排泄介助に関する話、高齢者の介護、障害児を持つ母親の体験、障害者の性の話、特別養護老人ホームの話など参加者が取材したり、参加者自身が体験したエピソードなどを短い場面でつないだ約1時間ほどの作品でした。

 芝居終了後のトークで花崎さんが語ったことによれば、70年代から地域の中で介助者を探しながら自立生活をしてきた障害者にとって「自立」とは自分ですべてのことを行うことではないという生き方をもっと多くの人と共有したかった、介助の問題が他人事ではないんだということを示したかったなどと話されていました。

 今回の内容は障害者の問題だけではなく、高齢者の問題なども含めて論点が多岐にわたってしまい、私が期待していた、介助する人とされる人の関係性にもっと焦点化していけばよかったと思ったのでした。また、ダンサーの方が参加しているので、介助にとって非常に重要な、「体の使い方」などを取り入れたダンスがあってもよかったのになあという感想を持ちました。

 いずれにせよ、今回の取り組みは貴重なチャレンジだったと思います。私自身も、介助に関する関係性を何か表現する機会に関われれることがあればいいなあと思いつつ東京を離れました。

投稿者 saito : 22:43 | コメント (0)

2014年03月21日

春分の日、桜のつぼみ膨らんでいる

 今日は春分の日。風が強く寒い日でしたが、桜のつぼみは確実に膨らんでいます。

20140321sakura2.jpg
事務所近くの歩道にある桜

投稿者 saito : 03:16 | コメント (0)

名古屋高速道路の維持管理に関する提言

 昨日東京の首都高速で火災があり、熱の影響で鉄骨などの構造体にゆがみが出たと報じられていました。塗装作業に使う薬品が照明に付着し発火したのが原因ではないかとのことです。意外なところから大きな事故となってしまいました。

 さて、その火災と同じ日の昨日、「名古屋高速道路の長期的維持管理及び大規模修繕等に関する技術的検討委員会」から名古屋高速道路公社に提言が示されました。その提言の要旨は、

@高速道路の構造物を古くなったからといって作り直すのではなく、計画的に大規模修繕や予防修繕を組み合わせて構造物の長寿命化を図り、将来にわたり健全性を確保するという考え方です。建設から時間が経過している、大高線、万場線、都心環状、東山線、楠線は大規模修繕の対象で、比較的新しい小牧線、一宮線、清須線、東海線は予防修繕の対象です。

A概算事業費は2014年から2040年までの27年間で1400億円との想定です。


 雨水の浸透や凍結防止剤である塩が水に溶けて浸透することでの腐食などが心配されます。また、検査を行う時に細かいことがチェックできる知識とノウハウを持った人材を作業を委託する事業者に任せるのではなく、名古屋高速道路公社自身が確保していくことも視野に入れる必要があると私は思います。

投稿者 saito : 03:11 | コメント (0)

2014年03月20日

新しい議長、副議長が選ばれました!/議員定数2増2減の変更

 本日の理事会で議長から辞任する旨が表明されたので、午後2時から議員総会を開き議長立候補者2名、副議長立候補者2名それぞれの意見表明が行われ、午後3時から本会議が開かれました。
まず議員定数の区の定員の変更の議案を可決した後、3つの意見書を採択しました。

<定数2増2減>
 北区  6 → 5
 中区  2 → 3
 瑞穂区 4 → 3
 緑区  7 → 8

<採択した意見書>
・ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充等に関する意見書
・ドクターヘリの運航に係る人材の養成・確保に関する意見書
・子宮頸がん予防ワクチンの接種後に生じた健康被害の早期解決に関する意見書

 その後議長選挙に入り投票の結果うかい春美議員(民主)が議長に選ばれました。続いて副議長選挙があり、三輪芳裕議員(公明)が選ばれました。投票結果は下記のとおりです。ちなみに共産党の議員数は5名ですけど、、、、。

<議長選挙>
うかい春美議員 64票
わしの恵子議員  7票
無効         4票

<副議長選挙>
三輪芳裕議員  66票
田口一登議員   6票
無効         3票

投稿者 saito : 03:06 | コメント (0)

2014年03月19日

来年度予算、修正案を賛成多数で可決!

 本会議において来年度予算の修正案が賛成多数で可決され成立しました。またいわゆる「口利き条例」は継続審議に、特別秘書条例は可決されました。特別秘書については、市民のため、市政のために活動するのかどうかしっかり注視していく必要があります。

投稿者 saito : 00:04 | コメント (0)

2014年03月18日

財政福祉委員会で予算案を増額修正する!

 長い予算審議が山場を越えました。今日の財政福祉委員会で予算案の修正と附帯決議の採択が賛成多数で可決されたのです。議論の中心は敬老パス等負担金についてでした。健康福祉局との質疑、副市長への質疑、市長を迎えての連合審査会の開催と多くの議論がなされた結果です。

 今回の敬老パス等負担金の予算案は、市長が従来の積算ルールではなく積算した結果、26年度の乗車人員の増を考慮しない予算額134億円として提案されました。従来の計算方法だと139億円となるのでその5億円少なく予算案を作るのは問題があるのではないかと議論が続きました。予算編成の会計原則にも関わる問題ではないか、消費税増税による料金改定分を含まないのはおかしいのではないか、交通局の経営改善と議論を一緒にするのは敬老パスの趣旨に反するのではないかなどと問題点を議論をしましたが、市長の説明は納得しがたいものでありました。ただ、連合審査会の中で市長も「税金は支払わないといけない」との答弁もあったので、自民、公明、新政、民主の4党で協議して約2億8000万円増額の修正案を作りました。

 議論になった5億円の内訳は大雑把にいって、増税による料金改定分が約2億8000万円、残りの2億円ほどが乗車人員の増となります。今回の修正案はこの交通局に払う歳入部分を増額し、その財源として予算に新たに「項」を設け、土地基金(現在高約17億円)で対応するものです。市長の予算提案権を定める地方自治法97条に関して、昭和52年10月5日自治省行政局長通達第59号によると、予算の趣旨を損なう増額修正は認められないが、市長との協議が整えば増額修正は可能であるとの見解を示しています。
そこで本日委員会開会前に丹羽財政福祉委員長と共に市長に修正の意図を説明し、市長の理解を得たので修正案を委員会に上程し、私が4会派を代表して提案説明を行いました。また乗車人員分の約2億円についても26年度中に適切な措置を講じるようにとの付帯決議を付けました。これらは明日の本会議で可決される見通しです。

このような予算の増額修正はほとんど例がないようです。連合審査会といい、増額修正といいめったにないことを経験しました。それとともに勉強にもなりました。

 予算案に関しては、民主党市議団として以下の要望を付しました。
 <財政局>
 ◎少子高齢社会に対応する持続可能な財政を確立するために新しい財政規律の策定に取り組むこと
 ◎公共工事に携わる人材を確保し、行政責任である将来の災害やインフラの維持・更新に支障を及ぼさないために、また入札不調を解消するためにも公契約条例の策定をすすめること。

 <健康福祉局>
 ◎区役所における携帯電話の配備を拡充するとともに、休日・夜間などにおける携帯電話の活用方策についても検討をすすめること。
 ◎地域包括ケアシステムは健康福祉局だけの取り組みではなく名古屋市全体の施策として課題を整理して全庁的に取り組むこと。

<病院局>
 ◎陽子線治療センターのスタッフについては多方面に働きかけることで確保をすすめると共にスタッフの育成に努めること。


 また、「名古屋市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例案」いわゆる「口利き条例」は判断するには議会内での議論・検討が進んでいないこともあり継続審議になりました。特別秘書条例については、@特別秘書には本市に資する公務しか従事させないAその職務に関して市民や議会に対して十分な説明責任を果たすことを内容とする付帯決議を付して可決され本会議でも可決される見通しになりました。

 また道路の弥富相生山線について、@住民に意向調査については地域対立が生じるような手法はとらないこと。A市民に責任を押し付けるのではなく、市長の責任で決定すること、との内容の附帯決議が付きました。

予算修正の提案説明は下記

 今回提案されました「平成26年第1号議案 平成26年度名古屋市一般会計予算」のうち、当委員会に付議されました関係部分については、当委員会において、慎重な審査を続けてまいりました。

 この予算案の歳出のうち、第3款健康福祉費のうち、市営交通料金の軽減、すなわち敬老パス等負担金につきましては、今般、交通局分に関して、乗車人員、単価を、25年度予算ベースに据え置いた見積もりとされたことに関し、様々な観点からその妥当性につきまして議論があったところであります。
さらに交通局の経営改革という目的達成のために、一方的に歳出予算の積算方法を変更する手法について、受け手である交通局にとっては、敬老パス等負担金が運輸収益に当たることから、その予算計上のあり方、理念に関して、市長はじめ当局の考えを確認するため、異例の財政福祉委員会・土木交通委員会連合審査会の開催に至ったところであります。

 こうした財政福祉委員会・土木交通委員会連合審査会等での議論を踏まえ、提案者となりました自民、公明、新政、民主の4会派で精力的に協議を重ねてまいりました結果、消費税及び地方消費税の税率引き上げに伴う料金転嫁分、すなわち、第2項老人福祉費2億8300余万円ついては、直ちに歳出予算に計上し、併せてこれに見合う歳入の増加を土地基金の繰り入れで措置しようとする所要の修正を行うとともに、併せてその他の敬老パス等負担金部分に関して、附帯決議を付そうとするものであります。

 この修正案につきましては、新たに項を設けるものではありますが、市長との間で調整が行われた結果、見出された内容であり、予算の趣旨を損なうような増額修正には当たらないとの市長の理解をも得た上での提案であることを併せて申し述べておきます。

投稿者 saito : 23:48 | コメント (0)

2014年03月17日

名古屋市議会初の連合審査会/予算修正検討へ

 本日、名古屋市議会で初めての財政福祉委員会と土木交通委員会の連合審査会が市長の出席を求めて行われました。これは敬老パス負担金に関する予算審議について土木交通委員会側から合同で審議したいという申し出があり、財政福祉委員会でその必要性を認めたので14日にその開催を認める議決を委員会にて行ないました。財政福祉委員会側は敬老パス等負担金を出す側で土木交通委員会はそれを受け取る側、つまり裏と表の関係になっているため、今回問題になっている「消えた5億円」について土木交通委員会の委員が財政局や健康福祉局に事情を聴きたいという事情があったために連合審査会の開催ということになったわけです。

 各会派代表者がまず10分ずつ市長に質問しました。私は市長に対して、「敬老パス等負担金の予算積算を乗車人員の実績の伸びを考慮せずに行ったのは市長の政治的判断ですね」と問うと市長は「う〜ん、政治的判断というと悪く取られることもあるもんで、政治的判断というよりも論理的判断だ」とか答えるので、再度問うと「政治的判断の中に論理的判断も含まれる」とわけのわからない答弁。つまり市長は今回の予算積算に合理的根拠がないことを問われないようにするために「政治的判断」ということを明確にしたくなかったようです。しかし今回の判断は明らかに政治的判断です。私は、ルールがあるのにそれの変更がないままに予算編成することと積算方法を変えなければいけないという政治的判断は別なので議論を分けるべきだと指摘しました。

 またこのように自分が責任を取らないでおこうとする態度と「立ち止まって考える」ということが同じであることを指摘しておきました。他の委員からいろいろ質問されても市長は「乗車人数が増えたらそのまま増えた分を負担金として払うことはやめないかん。いったんお金を払うと改革をやらんようになる」ということを繰り返し述べるばかりで議論は深まりませんでした。

 最後に市長に対し、今回の予算を議会側修正してもいいと思うかと問うと、「これから議会側が考えることなので何とも言えない」との回答で修正を明確に拒否したわけではありませんでした。

 結局、敬老パス負担金の積算根拠を昨年と同様な数字にしたことについての明確な根拠は市長からは示されることはありませんでした。また、来年9月から地下鉄・市バスの料金が消費税分を転嫁した料金改定が行われることになっていますが、今回の予算積算では9月からの消費税増税分を転嫁した積算をしていないことも明らかになりました。

 今後、自民、公明、民主、新政の4党で予算の修正を検討することになりました。

投稿者 saito : 04:29 | コメント (0)

2014年03月16日

アートな作品を楽しむ

 今日はアートな一日でもありました。名古屋手をつなぐ育成会が企画した、知的な障害のある人の作品展第2回「アートi」展を名古屋市民ギャラリー矢田へ観に行きました。84点の作品が展示されていました。ひとり一人の表現が感じることができ、多くの素晴らしい作品を見ることができました。

20140316artiten.jpg
アートi展の作品。これも分割主義?

20140316inshouha.jpg
「印象派を超えて」展

 もう一つは愛知県美術館で開催されている「印象派を超えて」――点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで――。入口には祝3万人と掲示されていて、今日も多くの人が来館していた。さすが人気のゴッホ作品があるからだろうか。解説文を読みながら「分割主義」なるものの存在を知り、色の組み合わせ、色彩理論などその一端を学ぶことができたのは収穫でした。画面を分割し、色を組み合わせて塗り分けることで夕方を表現したり、午後の光を表現したりする試みがよくわかりました。
ゴッホは分割主義とは別の意味でやはり不思議なオーラを放っていました。

 また企画展で藤田嗣治の作品も展示されていた。細い黒い線で描かれる、特に目には生気を感じ圧倒される。また時間があれば見に行きたい。

投稿者 saito : 01:51 | コメント (0)

民主党愛知県連大会行われる

 午後から民主党愛知県連の大会が行われた。新年度の活動については、来年の統一自治体選挙での議席拡大をめざすことなど地方組織強化に力を入れようという内容が提案されました。ただ現在の民主党の現状を反映しているためか、会場に「熱」が感じられず淡々とした感じのうちに終了しました。
 
 参加者から、もっと具体的な政策(例えば格差拡大への対応、消費税増税分の使い道の問題、浜岡原発への対応など)をしっかり有権者に訴えていく中で支持を拡大していく必要があるのではないかという指摘もありました。これはもっともなことではないでしょうか。結局、民主党という政党は何を主張するのかということが選挙において問われることになるのですから。

20140316kenrentaikai.jpg
あいさつする大塚耕平県連会長

投稿者 saito : 01:48 | コメント (0)

2014年03月15日

「旅まつり名古屋2014」に木曽から参加

 栄の久屋広場で「旅まつり名古屋2014」という旅情報・物産のイベントがあり、木曽からも上下流交流で知っている人が参加しているので会場を伺った。木祖村の方からは木祖村のキャラクター「源流の源気くん」のグッズをいただいた。カブの漬物を買って帰りました。

20140315genkikun.jpg
木祖村のマスコット「源気くん」

投稿者 saito : 04:33 | コメント (0)

2014年03月14日

新しい財政規律を求める/公契約に関し担当者の問題発言

 病院局・財政局の総括質疑2日目。

 財政局に対して新しい財政規律を構築するべきではないかと提案。例えば当面市債残高を1兆7000億円以下にするというような大きな枠組みを決め、そこから歳出構造を考えるというやり方もいいのではないかというものです。市長は「減税のための行革」というのですが、私は「福祉のための行革」という発想で物事を考えていく必要があると思っています。この先自由度の高い財源が生み出されることは相当困難で、扶助費などの義務的経費が増加するばかりです。市長は「市債は借金ではない」などという発想でいるので財政規律はないに等しい状態です。新しい財政規律を作り、アセットマネジメントや少子高齢社会に対応できる状況を創り出さねばならないはずです。

 それともう一点公契約条例についても議論しました。しかし財政局の契約の担当者は非常に腹立たしい答弁を繰り返しました。政令市においては川崎市と相模原市で公契約条例が制定されていますが、その条例について「シンボル的なものだ」と決めつけた発言をするのです。シンボル的という意味は実質的には意味がないと言っているに等しい発言でした。川崎市や相模原の市民に対してきわめて失礼な発言でした。また、札幌市で条例案が否決された例を出し、「企業側が問題だと考えている」などと答弁し、公契約条例を求める側の思いは受け付けないといわんばかりの答弁でこれもまた非常に頭に来るものでした。

 労働者の確保が難しくて入札が不調になるケースも多くあることが指摘されています。またこれからは東京オリンピック・パラリンピック準備でますます労働者確保が難しくなることが容易に想像できます。アセットマネジメントの推進のためにも労働者の確保は重要な課題です。このような事態に対応するために、下請け労働者の賃金を保障するための公契約条例は有用であると私は考えています。財政局の全くの無理解な態度に腹を立てつつ、今後しっかり議論をしていかなければならないと思わずにいられませんでした。

投稿者 saito : 04:30 | コメント (0)

2014年03月13日

岩城副市長、「問題ある予算」と発言!

 敬老パスに関して岩城副市長にも委員会に出席してもらい質疑が行われました。

 岩城副市長は、敬老パス負担額を従来の積算方法であれば139億円であったものを昨年度と同水準額である134億円を来年度の負担金の予算として組んだことについて繰り返し「とりあえずそうした」と発言しました。このことのいい加減さを追及するやり取りの中で岩城副市長は、139億円を134億円にするのは行政の裁量の範囲内だと答弁しました。

 しかし予算は細かに根拠を定めて積算するというのが税金を扱う行政の「常識」であり、会計原則です。しかし副市長は少々のことは裁量で決めていいと認めたに等しい発言でした。そうであれば議会で細かく予算審議をする必要がありません。私は、「そうであるならば予算審議なんかできはしない」と指摘しました。

 また副市長は減税議員の質問に答える中で「今回の予算案は問題があると認識している」というとんでもない発言まで飛び出しました。問題があるというならば予算案を出し直してもらわないといけませんし、そう思って予算を提案しているとすれば副市長の責任が問われるような問題です。いずれにしても市長に話を聞く必要があるので市長の出席を要請して質疑を終えました。

投稿者 saito : 04:27 | コメント (0)

障害福祉サービス費の伸び/障害者相談支援事業について議論

 今日は健康福祉局の総括質疑1日目。

 来年度から「障害児・者相談支援事業補助金制度」の補助金支給の制度変更が提案されています。今までは60か所の相談支援事業所に1か所450万円の補助金が出ていました。これは自立支援法前のいわゆる旧法の通所授産所であった事業所への人件費補助が形を変えて残っているものだったので、新しく事業に参入した事業所にはこの補助金が支給されませんでした。そこで当局は、来年度から補助金の仕組みを「基本額+サービス利用計画の出来高」に変え、相談事業所がサービス計画を一定作成すればどの事業所でも補助金をもらえる仕組みを提案しました。その意味では公平な仕組みに変わると私は考えます。しかし450万円の補助金をもらっていた事業所は概ねもらう補助金額が減ることになりそうで変更に対する異議の声も出ていました。
 質疑の中で障害福祉部長からは、「新し仕組みがうまく機能しない場合は制度を再検討するなど柔軟な姿勢をとる」との答弁もあり、今回の変更に対して私は一定の理解を示しました。なお、このように相談支援事業に国の報酬に上乗せして補助金を出しているのは政令市では現在は名古屋市だけです。

 また名古屋市の障害福祉サービスの給付費の伸びについても議論しました。介護給付費と訓練等給付費を合わせた額では25年度は約323億円だったものが26年度は約368億円と約14%の伸びとなっていますが、その中で就労移行支援、就労継続支援の事業に関する予算の伸びが非常に高いことがわかりました。

就労移行支援 9億4000万円→13億6000万円(45%増)
就労継続A型16億7000万円→24億2000万円(45%増)
就労継続B型22億5000万円→31億5000万円(40%増)

 特に就労継続A型の場合株式会社などの営利法人が事業所数の8割を占めています。国の制度設計に問題点があるともいえるので、様々な検討をしながら予算額の伸びを分析していかなけれなばらないと考えています。

投稿者 saito : 04:23 | コメント (0)

2014年03月12日

市立病院は戦略的広報を/アセットマネジメントはまちづくりの中に位置づけるべきだ

 今日は病院局・財政局の総括質疑1日目

 病院局に関しては、広報活動を戦略的にしっかりやることが人材確保においても大切ではないかと指摘した上で、リニューアルされるホームページは検索がしやすく様々なデータを掲載するようにしてほしいと要望。また、東部医療センターは近所に名古屋市立大学芸術工学部があるのでそことの連携して広報を考えるのもいいのではないかと提案しました。

 財政局に関しては、アセットマネジメントは建築物のコストを平準化するという重要性はあるものの、平準化だけを考えるのであればアセットマネジメントが進まないので、まちづくりとの連携で考えていくことが重要であり、公共施設白書や来年策定される施設再編整備計画の次のステップを展望する必要があるのではないかと指摘しました。「駅そば生活圏」とか「コンパクトシティ」という言葉だけが踊り具体的なものは一向に見えてきません。
 
 当局も成功事例を早く作りたいと答弁していましたが、しっかりとしたまちづくりの理念を打ち立て、具体化することでしかアセットマネジメントの将来は切り開けないのです。

投稿者 saito : 04:45 | コメント (0)

2014年03月11日

議会でも東日本大震災被災者の追悼を行う

 今日は東日本大震災から3年目にあたるので委員会を途中で休憩し、議員総会を開き、市長や各局長も参加して14時46分、本会議場で被災者を追悼する黙とうを行った。3年前の出直し選挙の最中に大きな揺れを感じたことや東北の被災地へ訪れた時の光景が思い起こされました。

 「警察庁の10日現在のまとめで全国の犠牲者は死者1万5884人、行方不明者2633人の計1万8517人に上る。……「震災関連死」は、3県のまとめで、1年前より438人増の2993人に上った。」(河北新報ホームページより)との報道もあった。復興庁によれば避難者は全国で26万7000人の人が全国1200の市町村にわたっているとことです。このことをは忘れないようにしなければ思います。

 最近いとうせいこう著の「想像ラジオ」を読みました。安っぽい言い方になりますがいい本でした。東日本大震災の死者と生者を扱うテーマですが、死者への想像力を考えることで、何気ない日常が本当に宝物のように大切でかけがいのないものだと教えてくれる内容が気持ちを前向きにしてくれるのです。本の最後に紹介される曲はボブ・マーリーの「リデンプション・ソング」。いい曲です。

投稿者 saito : 04:17 | コメント (0)

来年度予算の委員会審議(健康福祉局資料請求)/敬老パス予算の矛盾明らかになる

 今日は健康福祉局の資料請求。以下の資料を請求しました。

・敬老パス負担金の積算方法に関する資料
・地方財政法の条文の資料
・生活困窮者自立促進支援モデル事業に関する資料
・地域包括ケアに関する資料
・障害者福祉費の増に関する資料
・障害者地域相談支援事業に関する資料
・陽子線がん治療センターに関する資料
・野良猫対策に関する資料
・区役所における携帯電話配置に関する資料

 敬老パスをめぐる議論の中で、健康福祉局はあくまで高齢者が実際に乗車したことに対する負担金であるということ、その負担金は乗車人数☓決めた単価で計算するということを改めて明らかにしました。しかし実際の予算編成においてはその計算式を用いずに前年度予算のまま予算額を決めたことで、積算額よりも5億円の予算が少なく、予算が足らなければ28年度に精算することを前提にした予算であるということも明らかになりました。このような矛盾点を問いただすために総括質疑に岩城副市長を委員会に呼んで審議をすることになりました。

投稿者 saito : 04:16 | コメント (0)

2014年03月10日

来年度予算の委員会審議(病院局・財政局資料請求)

 今日から来年度予算の委員会審議。病院局と財政局に関する資料請求。私は以下の資料を請求しました。

<病院局>
・陽子線がん治療施設の治療患者数、その地域から患者が来ているか、来年度のスタッフの計画などの資料
・東部医療センター救急棟、新病棟建設に関する資料
・市立病院の広報活動に関する資料

<財政局>
・市債残高、臨時財政対策債の残高の資料
・収支見込みと予算の比較対象できる資料

投稿者 saito : 03:34 | コメント (0)

2014年03月09日

誰もが参加できるフルマラソンを!

20140309marason.jpg
事務所の前を走るランナーたち

 今日は名古屋シティマラソンと&ウィメンズマラソンがあり事務所の前の桜通りも多くのランナーが行き交った。この二つのマラソンは「マラソンフェスティバルナゴヤ・愛知」というイベントの中で同時に行われる二つのマラソンということになっています。フルマラソンは女性のみ参加可能なウィメンズマラソン、女性も男性も参加できるシティマラソンはハーフとクウォーターとなっています。

 フルが女性のみというのはやはりよくないと思います。これは名古屋国際女子マラソンがオリンピック選考レースなどになっていた経過を引きずる限り男性との同時開催が難しいという理由があります。また、この3つのコースはスタート地点こそ同じですが、ゴール地点は、フルはナゴヤドーム、ハーフは白川公園、クォーターは瑞穂運動場とそれぞれ違い一体感がないのが残念です。来年2015年には、横浜でも市民参加型フルマラソンの開催が決定しましたし、東京マラソン、大阪マラソンと市民参加型のフルマラソンがどんどん拡大する中で名古屋だけがウィメンズマラソンとシティマラソンという変則的な合体をしてしまったがゆえに「ガラパゴス化」していく懸念を強く持ちます。

 1999年、私はニューヨークマラソンに参加しました。その経験をもとに本会議で誰もが参加できるフルマラソンを実現してはどうかと当時の松原市長に提案しましたがあまり相手にしてもらえませんでした。もう一度何か提案してみようかなとランナーたちの走る姿を見ていて思いました。

投稿者 saito : 03:11 | コメント (0)

高見学区まちづくり構想発表会

 今日、千種区高見学区で取り組んできた地域委員会モデル事業の成果を発表する「高見まちづくり構想発表会」が高見小学校であり、来賓として出席させていただきました。地域への各戸配布アンケート、聞き取り調査などを経て内容がまとめられました。

20140309takamigakku.jpg
市長も参加して討論が行われる

投稿者 saito : 03:08 | コメント (0)

2014年03月08日

一行手帳で出版社のわなにはまる!

 今日、本屋で文庫本を買ったらレジで新潮文庫の一行手帳というものをいただいた。文庫本サイズのメモ帳の下段に様々な本から取り上げた一行が書かれているものです。最初のページの一行は、「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」安倍公房『密会』4pというもの。この本を読んだことはないけれどこの一行には気が惹かれました。

 「弱者」への「善意」は「弱者」が存在しないと成り立たないという根本的な問題があることを改めて想起させてくれます。1970年代半ば、脳性マヒ者の団体である「全国青い芝の会」が採択した行動綱領の中の一節に「私たち脳性マヒ者は、健全者社会が持つ愛と正義を一方的に押し付けられてきた。それにより私たちの自由は奪われ命をも否定されてきたことを鑑み、……」という表現があることが同時に頭の中に浮かびました。

 この手帳をパラパラめくっていくと、小説を読んでみたいなあと思っている自分に気づきます。しっかり出版社の戦略に乗せられているわけです、結局。

投稿者 saito : 03:06 | コメント (0)

2014年03月07日

昨日、千種区区民会議で区政運営方針を議論

 今日は個人質問3日目で最終日。

 昨日6日、千種区区民会議が開かれ、「あじさいプラン2014」(平成26年度千種区区政運営方針)素案について千種区内の区政協議会関係者や各種団体、公募市民などが参加して区役所側からの説明と意見聴取が行われました。千種区区民会議は、この区政運営方針について議論する場として年2回ほど開催されています。また、区政運営方針は、区ごとに策定されていて、千種区は区の花があじさいであるので「あじさいプラン」と呼んでいます。

2014年のプランは基本目標として

「住みよい、住みやすいと誰もが実感できるまち千種区をめざします」

を掲げ、重点推進施策として、

@地域で支えあうまちづくり
A千種区の魅力を活かしたまちづくり
B利用しやすい、信頼される区役所づくり

の3点を掲げています。また新規の取り組みとして

・全15学区での避難所開設・運営訓練の開催
・こあらっち(千種区のマスコットキャラクター)見守りステッカーの作成
・高齢者いきいき活動支援
・空き家の適切な管理の推進

が示されています。今後区民会議やネットからいただいた意見などを参考にして修正が行われ5月には正式なものが公表される予定です。素案は千種区のホームページにて見ることができます。

投稿者 saito : 02:09 | コメント (0)

2014年03月06日

1000メートルタワーはバベルの塔ですよ

 個人質問2日目。

 市長は本気で1000メートルのタワーを作りたいと思っているのだろうか。今日も答弁の中でランドマークとしての1000メートルタワーに言及していた。イメージが貧困すぎる。「大きいことはいいことだ!」(山本直純さんの曲で)の時代ははるか彼方のはずではないでしょうか。

 私はこの1000メートルタワーを聞くとバベルの塔をイメージしてしまいます。傲慢な人間が、天まで届けよとばかりの高い塔を作りはじめたことに怒った神は塔を壊し、今後こんなことにならないようお互いの言葉を通じないようにして、ちりぢりに追放した、という旧約聖書の話だ。私はマンガのバビル2世が大好きだったが、、、。

投稿者 saito : 02:42 | コメント (0)

2014年03月05日

個人質問1日目/市長敬老パスで重大発言!

 今日から個人質問が始まりました。民主の小川議員が敬老パスのICカード化に関して市長の政治姿勢を問う質問に答える中で市長は、「敬老パスの負担金の算定方法が変われば乗車人数をカウントしなくてもいい」と発言しました。これは重大な意味を持ちます。おかどめ議員の代表質問でも指摘しているのですが、高齢者や障害者がバスや地下鉄に乗ったことに対する負担金という敬老パスの考え方の大前提が崩れてしまい、乗車に対する負担金ではなく、まさしく交通局への補助金へと変質することを容認するともいえます。委員会においてしっかり議論しなければいけません。

投稿者 saito : 02:40 | コメント (0)

2014年03月04日

代表質問が行われる

 今日は一日代表質問が行われた。民主党市議団からは、おかどめ繁広政調会長がおこなった。項目は下記の通り。

1 なごや子ども応援委員会について
 (1)具体的な事業内容
 (2)既存のスクールカウンセラーとの役割分担と職務規定
 (3)学校との協力体制
 (4)応援委員に期待する人間像像
2 社会参加の支援策について
 (1)敬老パス・福祉パスの予算編成に対する市長の真意
 (2)敬老パスの適用範囲
3 金山地区のまちづくり構想について
4 本市被害想定に基づく避難対策について
5 公契約条例について
6 ESDユネスコ世界会議について
 (1)普及啓発
 (2)学校現場での取り組み

 公契約条例に関しては民主党市議団としてはこの間何度か質問をしてきているテーマで、以前の質問に際して河村市長は、「今後勉強しますわ」と答えていたが、今日も全く同様に「今後しっかり勉強しますわ」としか答えずがっくり。公契約は自由競争によるダンピングなどの価格競争により下請けなど弱い立場にある労働者の賃金が不当に下がらないように少しでも保護しようという狙いがあります。愛知県では検討会が設けられ議論が行われていますが、名古屋市でも検討がすすむようにしていかねばと思います。

投稿者 saito : 01:40 | コメント (0)

2014年03月03日

異例の議運を「経験」=理事の選挙が実施される

 今日行われた議会運営委員会において、減税日本の理事を議会運営委員会において選挙で選ぶということが行われ、少なくとも戦後の名古屋市議会においては初めての事態という極めて異例の議運となりました。

 通常議運の理事は各会派の幹事長が選ばれるのが慣例となっています。昨年私がそうでした。議会運営を各会派の代表が集まって議論する場が理事会なので、各会派の意見をまとめる立場の人が就任するというのが当然だからです。減税日本は今年度になっても問題が生じるたびに会派の役員が猫の目のように変わり、今年度の初め誰が幹事長だったのだろうかと思うほどです。その減税日本が昨年11月に問責決議を受けた湯川議員を幹事長=理事にしたいと主張するのですが、さすがに各会派それを受け入れるのが難しいのは普通に、論理的に考えればわかります。しかし議論がまとまらないまま時間が過ぎ、正式な理事が空席のまま明日からの2月議会の代表質問が始まるという事態に至ってしまいました。

 こうなった以上理事空席のままでは議会運営に支障をきたすので今日の議運で何らかの結論を出さないといけなかったのです。減税日本からは話がまとまらない場合は選挙などの方法で選んでほしいとの意思表示もあったので今日の議運で異例の理事選任のための選挙が行われたのでした。議会事務局は特別に投票箱や投票用紙を作成して選挙に臨みました。

 その結果、金城議員4票、鹿島議員6票、無効票7票で減税の鹿島議員が理事に選ばれました。ここに至るまで、理事会はものすごい時間を費やしています。本当に理事のみなさんの努力に頭が下がります。今後筋の通らない主張をして時間を費やすことだけは止めていただきたいと減税日本の方々にお願いしたいです。今日「貴重な経験」をしたわけですが、経験しなくてもいい経験だったことは間違いがありません。

投稿者 saito : 23:28 | コメント (0)

2014年03月02日

久しぶり藤前干潟へ/辻さんの著書出版祝

20140302fujimae1.jpg
潮の満ちた藤前干潟

 藤前干潟を守る会の辻淳夫さん著書「ちどりの叫び、しぎの夢」の出版記念のつどいが藤前活動センターであったので参加し、久しぶりに辻さんにお会いしました。このまえお会いしたのはCOP10の国際会議の時だったと記憶しています。脳梗塞で現在は車いすになっておられるので外に出る機会が少なくなったそうですが、今日お会いした辻さんは顔色もよくお元気そうでした。

 最近名古屋市においてもごみの問題の影が薄くなってきています。今日久しぶりに藤前干潟を訪れて(私が見たときは潮が満ちていました)、改めてごみ減量をしっかり考えなければと思いました。また多くの子どもたちが活動に参加している様子もうかがえました。藤前干潟を守る活動のバトンがつながれているのは素晴らしいことです。

20140302fujimae2.jpg
辻さんと記念撮影

20140302fujimae3.jpg
辻さんの著書

投稿者 saito : 06:07 | コメント (0)

2014年03月01日

つっかいぼう 25周年おめでとう!

 岐阜の障害者団体「つっかいぼう」の25周年の集いがあったので参加してきました。会がスタートして借りた古い民家には部屋の真ん中につっかい棒が存在していました。その棒を外すと天井が落ちるといわれていたのです。その棒=「つっかいぼう」が団体名に採用されたのでした。今はビー・カンパニーという事業所で自然食レストランやキャンドルづくりなど仕事をするほか、介護派遣事業所や相談事業などを行っています。

 これを機会にまた新たなつながりを東海地域で創り出していきたいなあと思いました。

20140301tukkaibo1.jpg

20140301tukkaibo2.jpg
ビー・カンパニーでつくるキャンドル

20140301tukkaibo3.jpg
ビー・カンパニーでつくるジャム

投稿者 saito : 05:26 | コメント (0)

今、居場所づくりが大切なわけ

 3・1朝鮮独立運動95周年企画 「見直そう!歴史 つくろう!信頼と友好」という集会に参加し、田原牧さん(東京新聞記者)の講演を聞きました。講演のテーマは、レジメによると「居場所づくり」となっていました。
 最近の貧富の拡大と並行して同調圧力(=いじめ)が高まっている結果、その圧力で排除された若者が排外主義集団に吸収されているのではないかという田原さんの分析が紹介されました。田原さんはそれを「安倍ループ」と呼んで深刻な問題ではないかと提起されました。田原さんが取材に際して、排外主義集団が「暖かそうだから」という理由で所属を選択しているという若者がいたことを紹介していました。個人と社会をつなぐ中間団体が崩壊した現在の状況に対抗していくには法律以外のルールでつながれる身体性を伴う対抗空間を構築する必要があるのではないかとの田原さんの提案でした。その対抗空間を構築することが「居場所づくり」だというわけです。

 左派・リベラルは、言葉の細かい定義や正当性を争い、その言葉を取り合いをしているうちに人を受け入れる懐の深さを、暖かさを失ってしまったのかもしれません。人と連帯するための条件を「居場所づくり」は教えてくれるような気がします。

投稿者 saito : 05:22 | コメント (0)



©2005. MAKOTO SAITO, All rights reserved.