名古屋市会議員 さいとう まこと(斎藤亮人) オフィシャルサイト


「はじめます! 共生の街づくり」 名古屋市会議員 さいとう まこと(斎藤亮人) オフィシャルサイトへようこそ!


本文へスキップ



ページ本文

« 岩城副市長、「問題ある予算」と発言! | メイン | 「旅まつり名古屋2014」に木曽から参加 »

2014年03月14日

新しい財政規律を求める/公契約に関し担当者の問題発言

 病院局・財政局の総括質疑2日目。

 財政局に対して新しい財政規律を構築するべきではないかと提案。例えば当面市債残高を1兆7000億円以下にするというような大きな枠組みを決め、そこから歳出構造を考えるというやり方もいいのではないかというものです。市長は「減税のための行革」というのですが、私は「福祉のための行革」という発想で物事を考えていく必要があると思っています。この先自由度の高い財源が生み出されることは相当困難で、扶助費などの義務的経費が増加するばかりです。市長は「市債は借金ではない」などという発想でいるので財政規律はないに等しい状態です。新しい財政規律を作り、アセットマネジメントや少子高齢社会に対応できる状況を創り出さねばならないはずです。

 それともう一点公契約条例についても議論しました。しかし財政局の契約の担当者は非常に腹立たしい答弁を繰り返しました。政令市においては川崎市と相模原市で公契約条例が制定されていますが、その条例について「シンボル的なものだ」と決めつけた発言をするのです。シンボル的という意味は実質的には意味がないと言っているに等しい発言でした。川崎市や相模原の市民に対してきわめて失礼な発言でした。また、札幌市で条例案が否決された例を出し、「企業側が問題だと考えている」などと答弁し、公契約条例を求める側の思いは受け付けないといわんばかりの答弁でこれもまた非常に頭に来るものでした。

 労働者の確保が難しくて入札が不調になるケースも多くあることが指摘されています。またこれからは東京オリンピック・パラリンピック準備でますます労働者確保が難しくなることが容易に想像できます。アセットマネジメントの推進のためにも労働者の確保は重要な課題です。このような事態に対応するために、下請け労働者の賃金を保障するための公契約条例は有用であると私は考えています。財政局の全くの無理解な態度に腹を立てつつ、今後しっかり議論をしていかなければならないと思わずにいられませんでした。

コメント

コメントしてください




保存しますか?




©2005. MAKOTO SAITO, All rights reserved.