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2014年04月30日

「予算のあらまし」のパンフ完成

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 平成26年度の「予算のあらまし」というパンフレットが完成しました。平成26年度予算の概要と市の財政状況をわかりやすくまとめたものです。

 身近な予算を対象者一人当たりいくらかかっているかというものがあります。例えば、老人医療費関係費は539億円で対象者が26万人いるので、一人当たり20万7472円かかっているといった感じです。他に、市営バス1台が1キロ走るのにかかる経費が658円とか、下水処理費は1㎥あたり150円などいくつかの例が挙げられています。

 また、名古屋市の一般会計予算を年収500万円(月収41万6700円)の家計に例えたものも掲載されています。

その例を紹介すると、

<収入(月額)     63万6600円>
 給料(=市税など) 41万6700円
 親からの仕送り(=国からの補助金など) 16万8600円
 ローン(=市債) 5万1300円
    
<支出(月額)    63万6600円>
 食費(=人件費) 10万円
 医療費など(=扶助費)16万3000円
 ローンの返済(=市債の返済)8万2400円
 自宅の改築・修繕など
 (=投資的経費、維持補修費)6万7100円
 友人への援助金など
 (=補助金、貸付金など)8万4300円
 仕送り(=他会計への支出)8万5700円
 光熱水費など(=物件費など)5万4100円

 財政状況をざっと把握するには便利な冊子です。名古屋市のホームページからダウンロードもできます。ぜひ一度ご覧下さい。

投稿者 saito : 03:55 | コメント (0)

2014年04月29日

ひょうたんカフェのバザールに行きました

 中村区にある「ひょうたんカフェ」(障がいのある方々の社会参加につながる豊かな日常の場所と位置づけています)のバザールに行ってきました。

 豆腐、おからドーナッツの製造販売、カフェ、さおり織り、小物制作などが活動の中身。デザイナーなどが関わりセンスの良い品物が並んでいます。最近障害者のアートに力を入れている団体などと共同であちこちのイベントに参加されています。

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ひょうたんカフェ外観

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おからドーナッツを利用したランチ

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さおり織りの機織りができます

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三重ダルクの人がチャイを販売

投稿者 saito : 03:45 | コメント (0)

2014年04月28日

市民税減税の検証作業始まる

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会議の様子

 本日、市民税減税の検証を行うためのプロジェクトチームの第1回会合が開催されたので傍聴してきました。5%減税条例の附則4において「市は、この条例の施行後3年以内に、市民税の減税について、その目的を踏まえ、検証するものとする」と規定されていることに基づく検証作業です。その条例の目的には「現下の経済状況に対応し、市民生活の支援及び地域経済の活性化を図るとともに、将来の地域経済の発展に資するよう」と掲げられています。

 プロジェクトチームは、田宮副市長、総務局長、財政局長、総務局副局長、財政局財務監、総務局行政改革推進部長、総務局職員部長、財政局財政部長、財政局税務部長の9人です。いずれも市の職員なので市長の意向と独立した判断ができるかは極めて不透明な状況。

 11月には議会に報告があり議論されることになります。私の周辺では減税になってよかったという声はほとんど聞いたことがありません。減税の影響をどう評価するのかは極めて難しい問題です。今回の検証作業で客観的に議論できる前提が明確化されることを望むものです。

今後の検証作業は、条例の目的の内容ごとに

@市民生活の支援については、個人を対象に市政アンケートを利用して行い8月末ごろに結果をまとめる。

A地域経済の活性化と将来の地域経済の発展に関しては、マクロ計量モデルに基づくシュミレーション分析としない法人1500社を対象にアンケートをいずれも外部委託で行い、10月までに結果をまとめる。

今後8月と10月に会議が予定され、計3回の会合が行われるようです。

会議の中では以下のような質疑がありました。

Q.アンケートの項目が少ないのでは、自由意見は書いてもらえるのか。
A.平成21年度のアンケートと同じ指標で考えたい。前回の時には、1116人中537人が自由記載欄に記入していた。

Q.市内の法人数は。法人アンケートの想定回収率は。
A.市内9万法人。回収は一般的に30〜40%。

Q.それだと全体の1%もないが大丈夫か。
A.母集団が400あれば誤差が5%以内になる。

(意見)敬老パス134億、本丸御殿100数十億の現実がある。市民の関心も高いので、納税者が当初の10%減税をどうとらえていたのかを念頭に置いて検証すべきだ。

投稿者 saito : 03:19 | コメント (0)

2014年04月27日

持つべきものは友ですね!

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中央分離帯に咲くツツジ

 気持ちのいい天気の日曜日。道路の中央分離帯にはきれいなツツジが咲いていました。久しぶりに結婚式に出席。新郎の友人たちの余興が心温まるものでした。やはり持つべきものは友です。

投稿者 saito : 03:15 | コメント (0)

2014年04月26日

アースデイ名古屋2014

 天気がよく暑さを感じる一日でした。栄でアースデイ名古屋のイベントが行われていたので行ってきました。「わっぱん」も出店しています。

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コンサートを聴く人たち

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いろんなブースが並んでいました

投稿者 saito : 01:56 | コメント (0)

2014年04月25日

介護者の責任をどう考える?

 認知症で徘徊した男性が列車にはねられ死亡した事故に対して妻の責任が問われ賠償すべき判決が昨日名古屋高等裁判所で出されました。これは本当に深刻な判例です。当時男性は91歳、妻は85歳。妻がほんの少しうとうとした間に家から出て行ってしまった後の事故でした。

 老老介護でここまで責任が問われるのかという思いです。では鍵をかけて「閉じ込め」ておけばいいのでしょうか。逆に虐待だとか言われそうです。認知症の人を在宅で見ている人からすれば「どうすればいいのか!」と大声を出したい気分ではないでしょうか。このような鉄道事故の場合訴訟になる例は少ないと報道されていますが、家族の介護に関する責任の範囲についての判断が高裁で示されたことは大きな意味を持ちます。

 国は地域包括ケアを推進すると言っていますが、そんな動きにブレーキがかかるようにも思います。「社会で支える」とはどういうことなのか、そのために仕組みをどうするのか早急に制度設計をすすめなければ施設内に収容する以外方法がないということになってしまいそうです。そうならないようにしなければなりません。なぜならこの問題は障害者にとっても全く同じ課題であるからです。

投稿者 saito : 01:48 | コメント (0)

ホームレスが減ったことをどう考える?

 今日名古屋市は、名古屋市のホームレス数の調査結果を発表しました。これは厚生省が行う全国調査の名古屋市分の結果が公表されたということになります。それによると

平成15年1月 1788人
平成23年1月  446人
平成24年1月  347人
平成25年1月  305人
平成26人1月  264人

となっていて、この3年間は年約40人減という割合で減少しています。昨年度で名古屋市はホームレスのシェルターも閉鎖しました。それでも数が減少しています。

 問題が解決したのでしょうか。私はそうではないと思っています。先日も中日新聞に「ホームレス集団移住」と題してレポートが載っていました。それによると、名古屋市の公園で野宿生活をしていたホームレスの人たち何十人も羽島市のビジネスホテルに移住していることが現実に起きて波紋を広げているというのです。

 確かに野宿する人は減ったかもしれないのですが、一方で貧困ビジネスは巧妙に広がっています。問題は潜在化しているのです。貧困ビジネスが「必要悪」といって済む問題ではありません。野宿者が減った背景をしっかり見極めていかねばなりません。

投稿者 saito : 01:46 | コメント (0)

2014年04月24日

映画「怒れ!憤れ!」

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 名古屋シネマテークで明日まで上映中の「怒れ!憤れ!ステファン・エセルの遺言」を観た。昨年亡くなったエセルの著書「怒れ!憤れ!」を題材にした映画で、チュニジアでの民主化運動、2011年のスペインやパリでの現状を変えようとする運動やギリシャでのデモなどの映像が挟み込みながら、不法移民の女性が苦しい現実の中で民主化運動の触発され、声を上げることが自分の閉塞した現実を打ち破ることにつながるんだと気付いていく過程が描かれています。

 メタファー尽くめで分かりにくい映画でしたが、一歩ずつ歩むことで絶望の中から「きっとうまくいく」と思える力を獲得できるんだと訴えています。グローバリズムが拡大し格差が拡大する中で前を向くための力として確かに怒りや憤りは必要だと思いますが、それはあくまでも出発点であり、その先には「提案」という作業が必要だと日々思うわけです。

投稿者 saito : 01:42 | コメント (0)

2014年04月23日

命の選別がされない社会を!

 ここ数日、出生前診断などに関する新聞記事が続きました。19日には「新出生前診断に7775人」(中日)、「ダウン症児の出生15年で倍増」(朝日)、20日には「妊婦の遺伝知識不十分」(毎日)といった具合です。

 7775人は、昨年4月から今年3月までに診断を受けた人数で拡大傾向にあるという。診断を受けた人のうち染色体異常があると判断された人は1.8%。そのうち中絶した人の数は不明だという。命の選別になっていないのだろうか。検証が必要だ。

 ダウン症児が増えたのは高齢妊娠が増えたからという分析です。中絶数も推計で1.9倍になっているという。新型出生前診断の際に妊婦に対して医師がカウンセリングをすることになっていますが、医師の約6割が妊婦が知識不十分だと感じたというアンケート結果です。知識を持っていると医師が感じたのは4%、安易に受診していると感じた医師が19%だそうだ。

 どんな障害があっても一つの命。障害ある人と女性が共に生きやすい社会が実現できないと、いつまでたっても一つの命が選別されれことがなくならない。

投稿者 saito : 01:37 | コメント (0)

2014年04月22日

名古屋市公共施設白書が公開されました

 昨日「名古屋市公共施設白書」が公開されました。これは名古屋市において公共建築物(資産)を効率的にどう管理し、長寿命化させるのか、いつごろ改修や改築を行うなどの取り組み(アセットマネジメント)をすすめるためには名古屋市の所有する施設の情報を把握しておく必要があるという問題意識から作成され、その情報をひとまとめにして公開したものが今回の白書です。同時に情報を公開することで民間の人にもアイデアを出してもらうための資料にもなるというわけです。

 冊子は、本編、概要版、そして施設カルテで構成されていて、施設カルテは「一般施設」「学校」「市営住宅等」の3分冊になっていて、すべてを合わせると厚さ6.5センチにもなります。(念のために言うと、名古屋市のホームページに公開されているので厚い冊子を持ち歩く必要はありません。)

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6.5センチあります

 施設カルテには、一般施設806、学校414、市営住宅等320で計1540施設の概要、運営・利用情報、コスト情報などが施設ごとにまとめられています。本編には行政区別の施設データマップも付属していて、施設分布の状況を視覚的に把握できる仕掛けになっています。施設カルテにはスロープやトイレ、エレベータの有無などのバリアフリー情報も掲載されています。この情報も何か利用できるかもしれません。

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各区の施設一覧と地図がプロットしてあります

 名古屋市ではすでに平成24年〜33年の10年間を対象にした「名古屋市アセットマネジメント推進プラン」が策定されていますが、さらに将来的な議論を進めるためにもこの白書が活用されなければなりません。今年度にはシンポジウムの開催なども予定されており、幅広い議論をしていく中で総論賛成各論反対を乗り越える知恵を出していくことがこれからの市会議員に必要な視点です。

投稿者 saito : 01:29 | コメント (0)

2014年04月21日

三沢了さんを偲ぶ

 昼からは昨年9月30日に亡くなったDPI(障害者インターナショナル)前議長の三沢了さんの追悼フォーラムが衆議院会館で行われたので参加してきました。会場の第一衆議院会館の地下大ホールは300名を超える人でいっぱいで熱気にあふれていました。久しぶりにお会いする方も多く、三澤さんの活動の幅広さを感じるフォーラムでした。

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大ホールは満員

 三澤さんの運動の足跡が報告された後、イ・サンホさん(ソウル市議会議員・前ヤンチョン自立生活センター所長)の特別報告があり、韓国の自立生活がまだまだ大変な状況であることが報告されました。つづくシンポジウムは、「権利条約批准と制度改革第2ラウンドへ」と題して行われ、横路孝弘衆議(民主)、高木美智代衆議(公明)、他に弁護士、障害者フォーラム関係の方がシンポジストとして今後の制度改革に向けての方向性を話し合いました。

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シンポジウムの様子

 夜には会場を移して偲ぶ会も行われこちらも300人くらいの人が参加し、次々と三沢さんへのメッセージが語られました。それにしても昨年は多くの障害者運動のリーダーが鬼籍に入ってしまいました。

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みんなで献花しました

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三沢さんの愛車

投稿者 saito : 01:22 | コメント (0)

3331アーツ千代田でポラコート宣言2014展

 「3331 Arts Chiyoda」というアートセンターを見学してきました。ここは千代田区の旧錬成中学校の跡地を利用して、千代田区が運営団体を公募し賃貸する民設民営の施設で、平成22年6月に設置された地上3階地下1階の建物です。3331は、江戸一本締めの、「シャ・シャ・シャン シャ・シャ・シャン シャ・シャ・シャン シャン」のリズムからきているそうだ。

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建物の全景

 1階には大きな展示スペースと小さな展示スペースがあり、そのほかにフリースペースやカフェ&レストランのスペース、関連グッズなどを販売スペースなどがあります。他のフロアには小さなギャラリーがいくつもあり、またアート関連の団体や会社などが入っています。地域の人が使うスペースもありました。屋上にはオーガニック菜園があります。さすが東京で、情報の集積がものすごく全国の情報が集まっているし、様々な企画が溢れるように提示されていました。全体的にセンスがよく非常に魅力的なスペースでありました。そして廃校利用の方法として非常に参考になりました。

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教室をぶち抜いた?コミュニティスペース

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ポラコート展の案内

 会場では「ポラコート宣言2014」が開催されていました。ポラコートとは、障害のあるなし、経験の有無言関わらず、「純粋」で「切実」な行為や表現が「逸脱」した存在となった時、そこに「芸術性」を見出し、世界に解き放つことを意図した取り組みです。これは障害ある人の作品を取り上げるアウトサイダー・アートを乗り越えようとする取り組みです。その点でこの取り組みの視点は非常に重要なものだと私は思います。非常に魅力的な作品が「並列」していました。いろんなところで障害者のアートが氾濫している現状をどう考えるのかということを考えるきっかけになる提案だと思います。

その他の写真は以下に

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ここは話し合ったりするラウンジの一つ

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地域の人が利用できるスペース

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昔使っていた靴箱の再利用

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地下鉄末広町駅1番出口
リフトを使うと階段幅いっぱい
東京の過密さを示している感じだ


投稿者 saito : 00:41 | コメント (0)

2014年04月20日

区政協力委員&災害対策委員委嘱状伝達式

 千種区の区政協力委員兼災害対策委員委嘱状伝達式に出席しました。伝達式では400名の方に委嘱状が伝達されました。区政協力委員は市長が委嘱する非常勤特別職の地方公務員という身分になり、任期は2年間。行政からの情報を住民に伝えたり、町内の様々な意見を聞き調整し、要望を行政に伝えたり、地域での様々なイベントへの協力したりなどさまざまです。

 なっていただく方の確保が難しいのはどこでも同じで、中にはくじで当たったという方も見えますが、地域の最前線で活動していただく重要な方々です。共助の基盤でもある区政協の方々が働きやすい環境を作るのが議員の仕事です。

 また名古屋市の場合は、区政協力委員の人は原則として災害対策委員も委嘱されます。この制度は名古屋市独自の制度で、伊勢湾台風の被害を機に設置されているもので、地域の災害対策に関する仕事もしていただくことになっています。

投稿者 saito : 00:38 | コメント (0)

2014年04月19日

集団的自衛権行使はダメ!

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森英樹さんの講演

 不戦ネットワークなどが呼びかけて行われた森英樹さん(名古屋大学法学部名誉教授)の講演会に参加しました。講演のテーマは「集団的自衛権行使容認で安倍首相は日本をどう変えたいの?」です。自民党の改憲草案の内容の説明の後、2012年の総選挙以後、目まぐるしく事態が動いていることを時系列の沿って解説されました。5月連休明けにも集団的自衛権行使を限定的の容認する安保法制懇報告書が閣議決定され、それを具体化する「国家安全保障基本法」が秋の臨時国会で成立させようとする動きに注意を払わないといけないことを力説されました。

 憲法9条を改憲しないかぎり集団的自衛権の行使はできないというのが多くの憲法学者の指摘です。私は今の憲法9条を変える必要はないと思っています。だから集団的自衛権を行使しなくても済むように平和外交を行ない世界から尊敬される日本になるべきだと思います。この3月には「武器輸出禁止3原則」が「防衛装備移転3原則」に転換することが閣議決定のみで物事がすすんでしまっていて、このことに関してマスコミ含め大きな議論にならなかったように、重要なことがいつの間にか既成事実化するようなことに本当に大きな危惧を持ちます。感度良くアンテナを張らねばと思うのです。

 戦争になれば障害者は真っ先に大変な目に合う存在です。障害者運動は今こそしっかりと対応しないといけないのです。

投稿者 saito : 00:29 | コメント (0)

2014年04月18日

美術館をはしごする

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マインドフルネス!展
入口で草間彌生の作品が出迎え

 夕方ボストン美術館の内覧があり、その前に時間があったので名古屋市美術館で開催中の「マインドフルネス!高橋コレクション展決定版2014」を見に行きました。会場入り口にはチラシの写真に採用されている草間彌生さんの作品が出迎えてくれます。私は草間さんの作品が大好きです。なぜか心を動かされます。会場には次々と現代アートを代表する作家の作品が並んでいます。すべての作品が面白いと思える企画はそうはありません。今回の展覧会は、私の趣味に合っているということもあると思いますが、掛け値なしでどの作品も面白くて見入ってしましました。偉そうな言い方になりますが、コレクションを集めた精神科医の高橋龍太郎さんの先見の明とセンスには驚くばかりです。

 チラシには、「既成の判断やとらわれを一旦かっこに入れ、あるがままにアートを受け入れることをマインドフルネス!と名付けました」と高橋さんが書かれています。「あるがままに受け入れる」とは一体どういうことなのか、いつも考ざるを得ない本当に永遠のテーマです。あるがままを求めて自分探しにならぬようにしなければと常に思います。でもそんな用心をしない、目の前のものを受け入れる状態って存在するのだろうかと自問自答するばかりです。自問自答するからダメなんだと言えばそれまでなのですが、、、。それにしても会田誠さんの「ジューサーミキサー」は衝撃以外の何物ではありませんでした。この展覧会(6月8日まで)はどうしてももう一回見に来なきゃと思いつつボストン美術館に向かいました。

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 ボストン美術館に到着し内覧会場に入ろうとすると開会式のコンサートが終わるまで入場の待ったがかかりました。開会式に高円宮妃が来場していて先に入場して作品を観ているという事情でした。私が入ってからも馬場館長、大村知事などと一緒にボストン美術館の方の説明を聞きながらゆっくりと作品を観られていました。

 今回の企画は「開館15周年ミレー展」と銘打ち、有名な「種まく人」や「羊飼いの娘」が観られます。フォンテーヌブローの森とその周辺での農民の労働や生活を描いた数多くの作品が楽しめます。こちらももう一回見に行きたい企画(8月31日まで)です。

投稿者 saito : 23:20 | コメント (0)

名古屋市次期総合計画原案が示されました

 今日、名古屋市次期総合計画有識者懇談会の第3回目が行われ、次期総合計画原案が示されました。この計画は現在の中期戦略ビジョンに続く、2014年度(平成26年度)から2018年度(平成30年度)の5年間の総合計画です。計画には44施策が体系化され、451事業が掲載される予定です。めざすべき都市像として

@人権が尊重され、誰もがいきいきと過ごせるまち
A災害に強く安全に暮らせるまち
B快適な都市環境と自然が調和するまち
C魅力と活力にあふれるまち

の4つを掲げています。

 まちづくり分野の中で、成長に必要な観点として「ナゴヤブランドの確立」というものが示されています。このナゴヤブランドが、「ナゴヤめし」とか「武将の三英傑」という話で終わってしまうかどうかがポイントではないかと思うのです。

 認知症の人でも安心して地域で暮らすことのできるまちになればいいとつくづく思います。都市の中でそんなことが実現しているところはまだ世の中に存在していないと思うので、そんなまちを具体化することにあらゆる政策資源を投入してはどうだろうかと提案したい。また、社会的企業が世界で一番活動しやすいまちにして、老若男女が働いたり活動したりすることができる名古屋をめざすことを提案したい。

 今後ある段階で議会でも議論がされ、パブリックコメントを求め、早ければ秋ごろにも議会で議決されることになりそうだ。

投稿者 saito : 23:16 | コメント (0)

2014年04月17日

臨時福祉給付金等への支給準備が始まりました

 この14日、名古屋市に「臨時福祉給付金支給事業等実施本部」が設置され、消費税アップに伴う低所得者世帯、子育て世帯への支援策である給付金の支給に向けて本格的に取り組みが始まりました。支給される対象者は3通りあります。

@市民税非課税世帯に1万円(老齢基礎年金受給者は5000円加算)が支給される「臨時福祉給付金」は対象者が約42万1000人

A児童手当受給者で一定の所得以下の子育て世帯(生保受給者は除く)の児童一人当たり1万円が支給される「子育て世帯臨時特例給付金」は対象者が約22万6300人

B愛知県独自でAの人(こちらは生保受給者にも支給)に1万円支給する「愛知県子育て支援減税手当」は対象者が約27万5700人

 今回は名古屋市から支給対象者に申請書が6月中旬頃(予定)に郵送されます。すると6月下旬以降に順次口座に振り込まれます。

◆4月28日からコールセンターが開設されます。 052−963−5592
◆区役所や支所でも6月2日から相談窓口が設置される予定です。

投稿者 saito : 22:38 | コメント (0)

2014年04月16日

インクルーシブ教育への高い壁

 長野県の特別支援学校に入学した障害児が、(おそらく)交流教育で特別支援学校の近くにある小学校にも通うことになり、その学校の入学式の集合写真を撮影するに際して、障害児と一緒のものと障害児を外したもの2種類を撮影し、校長が母親に謝罪したということが報道されました。(12日朝日デジタル、14日毎日新聞)

 記事からしか状況はわかりませんが、2種類の撮影をするか障害児は撮影の加わらないかどっちにするかと校長は母親に問い、母親が悩んだ末に2種類の撮影を選んだということです。校長は「他の保護者からなぜ一緒に写すのか」と言われた時の対応策にもなるので2種類の撮影を提案したとのこと。母親は悩み友人に打ち明け、その友人が新聞に投稿したことにより問題が明らかになったという経過です。

 校長の対応はある面「配慮」したといえますが、誰に対する配慮だったのかを考えなければなりません。一方、校長は何か問題が起きたときに責任を逃れることができるように準備したともいえます。世の中にはいろんな人がいるということを学んでいく場が学校であるということをみんなが了解していかないと、特に校長をはじめとする学校現場の人がそのことを肝に据えてもらわないとつねに排除の論理が生じるばかりです。

 また、記事によれば母親のコメントが二つ紹介されています。一つは撮影に関して、「他の子どもたちに『あの子は自分たちとやっぱり違う』と思われてしまいかねず、とても悲しかった」と、もう一つは「今は、私たちを他の児童を同じように受け入れてくれているので感謝している」というものです。ここにも現実のつらさが現れています。母親は「受け入れてもらっていて感謝する」と言わなければならないプレッシャーがあると思います。他の親からの視線をひしひしと感じていると思います。しかし本音では障害児が特別扱いされることにすごく悩んでいるのです。

 今回の場合は、特別支援学校の児童が部分的に交流するというだけでこのような事態になってしまいました。誰もがみんなと一緒のクラスで学ぶインクルーシブな教育の実現には本当に分厚くて高い壁があるのだと感じざるを得ない出来事でした。

投稿者 saito : 22:36 | コメント (0)

2014年04月15日

みちのく屋でクリカニを買う!

 上前津の駅をチェックしていると、駅構内に岩手・陸前高田復興支援のアンテナショップがあることに気付きました。新聞で報道されていたことを思い出しました。店の名前は「みちのく屋」。店内を一通り回った後で、会津若松のみそぱん、陸前高田の煮干しいわしを手にしレジに行こうとすると、レジの横に青森産の「クリカニ」が並んでいた。つい手を出し触っていると店員さんから「安くしときますよ!」の一声。閉店間際ということもあり大サービスをしてもらい4杯のクリカニを購入。(生きているから4匹と数えるのか?どっちだっけ?)さっそく茹でて1杯は食べてあとは冷凍に。小さめのカニなので苦労する割には食べるところが少ないのですが、最後はしゃぶりつけばカニの味が十分楽しめます。

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茹で上げました

投稿者 saito : 21:58 | コメント (0)

地下鉄の案内表示の改善を提案しています

 会議で金山に行った帰り上前津駅に立ち寄りました。駅構内の案内表示の改善状況がどうなっているか確かめるためです。以前から地下鉄構内の案内表示は一定のスペースにできるだけ正確に情報を伝えようとするために情報過多の案内表示になりがちで、それが却ってわかりにくくなっていることが多々あります。また一方で、車いすを利用する者にとっては地上に上がることのできるエレベーターに行くためにはどっちに行けばいいのかが重要な情報ですが、それがわかりにくいことも多々あります。

 そのようなこともあり、この間駅構内の案内表示を点検しながら改善提案をいくつかしてきました。現在進行中ですが、上前津駅を一部改善したと聞いたので見に行ったのです。以前に比べわかりやすくなったところもありましたが、依然としてわかりにくい所もありました。小さなことの積み重ねですが継続してチェックし、改善提案をしていこうと思います。

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「鶴舞線行き」の表示が加わりました

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乗り換えのエレベータですが
地上行きの表示もほしいところ

投稿者 saito : 21:52 | コメント (0)

2014年04月14日

愛知県後期高齢者医療広域連合の事務局訪問

 現在私は、愛知県後期高齢者医療広域連合議会の副議長の任にあることもあり以前から一度どんなところかと思っていたので広域連合の事務局を訪ねてきました。場所は東片端交差点の南西に位置する愛知県国保連合会の建物の3階の一角にあります。職員は全員で39名で、そのうち11名は名古屋市からの派遣です。事務局長と総務課長は愛知県からの派遣で、名古屋市以外からは愛知県を14のブロックに分けて、その中から回り持ちで職員が派遣されます。県内であっても通えない方は単身赴任というような方も見えるそうです。事務局は大きな部屋と小さな電算室に分かれていて、セキュリティのかかった電算室の中に6名が働いていて残りの方が大きな部屋で働いてみえました。結構人口密度を高く感じるオフィス空間という印象で、大きな部屋一つというのは意外でした。

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広域連合が入っている国保連のビル

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表の掲示板の前で

 後期高齢者医療制度の導入当時は、75歳で制度が変わるのが差別的だと民主党も廃止を訴えるなどしていましたが、実際には、現役サラリーマンの負担を増やし、国保制度が負担する部分を相対的に軽くする制度として設計されました。保険制度を維持しながらいかに税の投入を増やさないようにするかという苦心の仕組みといえます。

 今年度からは一定の収入がある人からは窓口3割負担の制度も始まりました。国保制度全体の財政安定化や市町村格差是正の問題もあり、都道府県単位で広域化する見直し議論が今後進んでいきそうです。しかし重要なのは社会保障全体の制度設計の見直しです。医療、介護、年金、福祉など全体の仕組みをシンプルにして必要なところに必要なサービスが適切に提供される仕組みを構想しなければ消費税増税も焼け石に水で終わってしまうだけです。

投稿者 saito : 23:23 | コメント (0)

2014年04月13日

今池フレーバーでのんびり

 今池商店街が企画した「今池フレーバー」の会場に行きました。子どもたちが参加する企画も多く、また子ども服のリサイクルなどのブースもあり、あちこちで子どもが遊んでいました。そしてエコでオーガニックな雰囲気がいっぱいの、全体的に“緩い”感じですごくいい企画です。パンやお菓子や本を買ったり、鍋ものを食べたりと、短い時間でしたが充実した時間でした。

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会場の様子

ほかの様子はこちらで

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親子?でコンサート

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子どもがものを作る企画

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夢中な子供たち

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子ども服のリサイクル

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子ども服のガレージセール
価格は募金制

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子供向け放射線の本
内山節さん絡みの本

投稿者 saito : 23:14 | コメント (0)

学区対抗グランドゴルフ大会

 朝、千種区学区対抗グランドゴルフ大会開会式に出席。現在公職者会の幹事なので、代表してのあいさつと共に「試打式」に臨みました。クラブの持ち方などを選手の方たちの教えてもらいながら打ってみると、距離感はまずまず方向が少しずれホールインワンとはなりませんでした(あたりまえか)。

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投稿者 saito : 22:10 | コメント (0)

2014年04月12日

覚王山春まつりは大賑わい

 暖かい一日。覚王山春まつりは多くの人でにぎわっていました。一往復するだけでも小一時間かかりました。売っているのに出会うと買ってしまう「ちからぱん工房」のパン。今日は全粒パンを購入。価格は少々高いけどしっかりとした味がおいしく、おすすめです。カリッと焼いてバターを塗って食べるのが最高です!

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参道入り口のステージ

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ちからぱん、おいしいです!

投稿者 saito : 22:28 | コメント (0)

2014年04月11日

「見守り」の仕組みをどう構想するべきなのか?

 ひとり暮らし高齢者などの見守りを人感センサーの技術を使って行い、何かあれば地域の人が駆けつけるというシステムを開発し、過疎の自治体で実践に移している方のお話を伺いました。国の「安心生活創造推進事業」などを利用することで事業実施がやりやすくなっています。ただICT技術でハードを整えても緊急時対応などを支えるソフトの力がなければうまくいきません。つまり地域コミュニティの主体的な取り組みが必要です。この「主体性」をどう獲得するかが問題です。まずはコーディネータとなる人を育てることから始める必要があります。

 また、このような見守りのシステムの中で、元気な高齢者が継続して活動するにはボランティアではなく、ちょっとした謝金程度でも払えるような仕組みが必要だと思います。そのためのランニングコストを税金以外で確保していく方策も考えたいものです。

 私は木曽川流域の上下流交流に取り組んでいますが、上流地域の高齢者の見守りを支える下流域の企業という構図も一つの方法論かもしれないと話を伺いながら思ったのでした。

投稿者 saito : 21:58 | コメント (0)

2014年04月10日

真実はどこに?

 今日の新聞はSTAP細胞一色でした。細胞に弱い酸などの刺激を与えることによって細胞が初期化されてできた万能細胞がSTAP細胞(この説明も正しいのかどうか)というらしい。小保方さんの記者会見の中で「STAP細胞はありま〜す」と答えていたのが印象に残りました。一方であると言っていることを「絶対ない」と証明するのは非常に困難な話でどう決着するのか注目せずにはおれません。

 今回の騒動は、そもそも「割烹着を着た若いリケジョがノーベル賞級の発見をした」というひとつのストーリーに振り回された結果です。佐村河内さんのゴーストライター騒動も「聴覚に障害があるが絶対音感を持った現代のベートーベン」などというストーリーに振り回された結果でもありました。

 私も何か考えたり、人に気持ちを動かしてもらうにはストーリー性が必要だと思うし、ストーリー性のある取り組みをしなければとも思います。しかしその時のストーリーは「誇張」や「虚偽」であってはなりませんが、演出が入り込み単なる事実の羅列でもないので、「真実」とは何かと言われるとその説明をするのは簡単ではありません。今や本当かどうか疑わしいことばかりなので、「本物」や「真実」なんてものはないと達観するのか、そうでないと考えるのか、悩みは尽きません。

 STAP細胞の記事を毎日新聞で読んでいたのですが、その紙面の中に「病気のリスク 血液型で差」という記事があって、例えば、すい臓がんなりやすさはO型に比べB型は1.7倍という調査があるらしい。記事によれば「血液型を決める遺伝子の働きが関係しているのではないかと推測されている」とのことだ。STAP細胞会見記事と同時に載っていると、この調査はどんな論文として発表されたのだろうかとつい思ってしまう。真実はわからない、、、、、。

投稿者 saito : 04:51 | コメント (0)

2014年04月09日

わっぱの会/講演会&コンサートのイベントにご参加を

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 障害ある人もない人も共に地域の中で生活し働いていこうと活動しているわっぱの会主催のイベント「今日も あしたも あさっても 〜くらしをつくって20年 元気にわっぱん30年」が開催されます。「わっぱん」という無添加・国産小麦のパンを作り始めて30年を迎えると共に障害者の地域での自立生活を支えるための「生活援助ネットワーク」の取り組みが始まって20年を迎えることを記念したイベントで、障害者の理解に関する講演、食の安全に関する講演、そしてソウル・フラワー・モノノケ・サミットのコンサートと内容充実のイベントです。ぜひご参加ください。

<イベント内容>
日時:2014年5月10日(土)
場所:ウイルあいち ウィルホール&特別会議室
(名古屋市東区上竪杉町1 TEL 052-962-2511)

12:30開場
13:00〜14:00 生活援助ネットワーク企画講演
東田直樹さん「僕の見えている世界」
※会話できない重度の自閉症。文字、絵本、詩集など14冊の本を執筆。
東京大学、福岡女学院大学他で、講演会を開催。
パソコン及び文字盤ポインティングにより、援助なしでのコミュニケーションが可能。

14:15〜15:45 わっぱん企画講演
阿部司さん「何を食べたらいいの?」
※食品添加物の現状、食生活の危機を訴えた、60万部の大ベストセラー「食品の裏側」(東洋経済新報社)の著者。多発する食の偽造、避けて通れない添加物、「食品のプロ」ならではの対応策とは?

16:00〜17:30 特別会議室で様々なイベント
●わっぱんの歴史と愛知の小麦東海104号への期待
●「夢のパン」企画
●生活援助ネットワークの歴史・わっぱんの歴史を紹介
●小劇
●おもしろショートムービー
●STUMP(わっぱのダンスチーム)

記念コンサート ソウル・フラワー・モノノケ・サミット
開場18:00 
開演18:30
終了19:30

<料金>
全体通し券(講演2本+コンサート)前売3800円 当日4300円
講演通し券(講演2本)前売・当日1500円
1講演券 前売・当日1000円
コンサートのみ 前売3000円当日3500円

<連絡先>
名古屋市北区大曽根4−7−28わっぱ共生・共働センター
TEL/052−916−3661

投稿者 saito : 23:26 | コメント (0)

2014年04月08日

市議団の新年度役員決まる

 本日、市議団の来年の役員体制が決まりました。

 三役は団長:加藤一登議員、幹事長:岡留繁弘議員、政調会長:小川俊之議員です。私は財務委員長を担当することになりました。委員会の所属などは5月の臨時議会で決まります。

 4月は人事異動があり、議会に登庁するといろんな方が異動のあいさつに見えます。人事異動というものは組織の新陳代謝を行う上で必要なことです。しかし市民からすると、担当者がコロコロと変わり「一から説明しないといけない」という体験をする人も多いのも事実です。なかなか正解がないのですが、市民とつながりながら施策を行う部署の人は腰を落ち着けて取り組む人事配置が必要に思います。また、腰を落ち着けてやろうという気になるように人を育てていかないといけないのですが、これは、言うは易く行うは難しです。

投稿者 saito : 23:24 | コメント (0)

2014年04月07日

木曽広域連合/河村市長に木曽木材の活用を求める要望書提出

 今日、木曽広域連合が河村市長に対して、「名古屋市の事業における木曽産木材活用に関する要望書」を提出しました。要望に訪れたのは、南木曽町長の宮川正光連合長、大桑村貴船豊村長、古幡勝彦広域連合副管理者たちです。

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河村市長に要望書提出

要望項目は、
1.名古屋市における公共施設の整備において、木造化あるいは木質化を推進し、木曽産木材を活用すること。
2.名古屋市における学校をはじめとする公共施設の備品整備において、木曽産木材仕様の製品を積極的に購入すること。

 現在大桑村の小学校で使用しているヒノキ製の机と椅子を持参し、市長にも座り心地を試してもらいました。連合長からは、堀川周辺の小学生も木曽地域に来て交流しているところもあるから、そういう学校から導入してもらうのもいいのではという提案もされました。河村市長は、「木はええわ」といいつつ、「値段が高いのは何とかならんきゃ」とも注文があり、連合長たちからは、やりようによっては「価格は下げることができます」と答えられていました。

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イスに座る市長と宮川連合長(右)と貴船大桑村村長

 木曽地域の中でもヒノキだけではなく、カラマツなども活用材として存在しており、多様な製品が名古屋市で使われるのがいいと思いました。市長への要望は予定の時間を超えいろいろと話が弾みました。入札のこと、愛知県産材との関係などクリアすべき課題はあるとはいえ、市長の気持ちも前向きでしたので、今後市の当局とも積極的に調整をし、具体的な成果を出すことが重要です。このようなことが実現してこそ、上下流交流が本物へと進化したといえるからです。

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議場も見学していただきました

投稿者 saito : 22:27 | コメント (0)

2014年04月06日

春を感じる味と香り

 仲田本通り商店街の春まつりが仲田公園で行われました。途中風が強くなったり、雨がぱらついたりしていましたが、大道芸などには子どもが取り囲み楽しんでいました。女性部の方々が作られたジャム、ふき味噌、タケノコを買い、さっそくいただきました。ふきの香りと苦み、そしてタケノコが春を感じさせてくれました。

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ふき味噌とタケノコ

投稿者 saito : 17:39 | コメント (0)

2014年04月05日

花見は今日でしょ!

 昨日の日記で花見のタイミングが難しいと書きましたが、「今でしょ!」という感じで、今日がそのタイミングだったような感じです。内山学区も老人会などが中心の花見がありましたが、天候がどうなるかわからないということで、コミセンでの花見会となりました。今日は内山保育園の入園式もあった関係で、その流れで参加されている方も見えたようでした。地域の方が作ったぜんざいと豚汁をおいしくいただきました。

夕方には雨が降ってくるという予報もあったし、温度も下がるという話もあり、今日外で花見は難しいかと思っていましたが、意外に温度が高く、雨は夜9時ごろからという感じだったので、友人たちと名古屋城の桜を見に行ってきました。

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名古屋城での夜桜

投稿者 saito : 22:34 | コメント (0)

2014年04月04日

今年の桜は短命か?

 雨がざっと降って、強い風が吹く中で、散った桜の花びらが渦を巻いていました。晴れてきたと思えばまた雲が出て雨が降り、風が吹き温度が下がるといった具合で今日一日天候が激しく変わりました。そんな中で、千種区の中の桜並木のスポットである「水道道(すいどうみち)」(この道の下に鍋屋上野上水道からの水道管本管が走っているためこう呼ばれる。今池と振甫町との間の道)の桜も散り始めています。今年の花見はタイミングに恵まれない感じです。

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水道道の桜並木

投稿者 saito : 01:55 | コメント (0)

2014年04月03日

あいちトリエンナーレ2013報告書まとまる

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まとめられた報告書

 昨年行われた「あいちトリエンナーレ2013」の報告書が3月末にまとめらました。その報告書にいくつかのデータが報告されていたので紹介します。

・総来場者数 62万6842人(前回は57万2千人)
・来場者の63%が女性
・年齢別来場者
 10代7%、20代34.2%、30代24%で30代以下で65%
・経済波及効果 約69億円

 また、名古屋以外に岡崎にも会場が設けられ、2か所で総計3万4千uの会場面積。豊橋・知多・春日井・東栄の4か所でモバイル・トリエンナーレが行われるなど愛知県内全域に広がって開催されたという点を考えると、主催者側が言う「国内最大規模」にふさわしい広がりと盛り上がりがあったといえるのかもしれません。

 今回のトリエンナーレのテーマは「揺れる大地――われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」でした。原発事故や東日本大震災を直接的に取り上げる作品が多くあった割には、賛成とか反対とかの議論や論争は、私の知る限りあまり聞こえてきませんでした。社会的広がりを持った

 テーマは、「愛知で3年に一度行われるアートのイベント」という枠の中に吸い込まれていった感がありました。報告書の冒頭にも「今回の成果や課題を活かしながら、回をかさねるごとに、皆様により一層親しんでいただけるトリエンナーレとして大切に育ててまいりたいと考えております。」となっているし、芸術監督五十嵐太郎さんの報告にも「今回、あいちトリエンナーレ2013の芸術監督を引き受けたのは、まず建築という専門を生かし、アートの力を通じて、まちの魅力をもっと多くの人に知っていただき、それを誇りに感じてほしいと思ったからである。」と動機を述べています。このような表現を見ると、簡単に言えば、原発事故や震災被害が愛知県のために「利活用」された感が拭えません。

 愛知県が主導する企画の報告書だからこういう文書になるのは当然だといってしまえば身も蓋もありません。やはり、今回のテーマをめぐって、市民の中で、また作家と市民の中で、作家や市民や運営者で様々な議論をする場が形成されなければいけなかったし、形成しなければいけなかったと自戒・反省するばかりです。

 バリアフリーの問題について言えば、ネットやパンフでの案内表示の工夫やタブレット端末を利用して段差があってアクセスできない場所の映像や写真を見る方法など私もあれこれ提案をして実現をしてもらったこともありました。しかし、アートイベントとバリアフリーの関係という根本的な問題は議論すらできなかったのです。

 2016年に向けてどうするのか。論争や議論が今から巻き起こらないといけないのかもしれない。

投稿者 saito : 01:51 | コメント (0)

2014年04月02日

チリの地震で日本にも津波到達か?

 チリで地震があり日本にも津波が到達するかもしれないとの報道がされています。被害が出ないことを祈りつつも、このような時にこそテキパキと事態に対応することを実践するよい機会でもあります。まずは慌てずにしっかりと情報収集だ。

投稿者 saito : 23:50 | コメント (0)

2014年04月01日

消費税8%に!

 今日から消費税が8%となりました。ご多分に漏れず、昨日は事務所の前にあるヤマダ電機で買い物をしました。平日だというのにレジには長い行列ができていました。そして今日、ヤマダ電機を見に行くとさすがに閑散としていました。消費税増税が景気にどう影響するのか大きな問題です。

 消費税が3%アップしたことで税収増は約5兆円ほど、しかしその9割にあたる4兆5000億円は増大する医療、介護、年金などの社会保障費の穴埋めに使い、特にそのうちから2兆9500億円を基礎年金の国庫負担割合を2分の1に引き上げに充てることになっています。つまり増収分の9割は現在の水準を維持するために使われ、「充実」には5000億円が回されることになります。5000億円のうち約3000億円は待機児童対策など少子化対策に充てられます。今回法改正により消費税の使い道に少子化対策が加わったことが大きな変更点でもあります。一般財源を活用した少子化対策がどのように充実したのかをしっかり見極めることも重要です。

 私は社会保障の維持という観点から今回の増税はやむを得ないと考えています。しかし予算の内容を見れば、公共事業が増加していること、民主党政権時に実現させた地方自治体への一括交付金が廃止され、いわゆるひも付き補助金が復活していること、国債発行額は減少していないことなどを考えると今回の増税によっては現状維持がせいぜいで、持続可能な財政実現の方向に少しでも進路を向けたというわけにはいかないようです。

 様々な制度をシンプルにして効率化し、少しでも社会保障充実のための財源を生み出すような構造変革が、そして社会保障が公共事業として具体化されるようにもっともっと議論を深めなければならない。

投稿者 saito : 23:48 | コメント (0)



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