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2015年02月28日

社会的孤立を防ぐためのネットワークを

 今日はいろいろな集まりがあり少しずつ参加させていただきました。カラーユニバーサルデザインのこと、DV被害者支援のこと、社会的孤立を防ぐためのネットワークづくり、歯科医師会の会合など慌ただしい一日でした。

 社会的孤立を防ぐネットワークづくりでの主な話題は生活困窮者自立支援法のことでした。実はDV被害者支援の集まりでもその話は出ていて、これからいろんな人がこの制度を使いながら課題の解決に関わっていくことになるのかもしれません。名古屋市の新年度予算では3カ所で事業を開始することになっていますが、様々な市民活動のネットワークをつなげることで社会的孤立を具体的に防ぎ生活困窮に陥らない取り組みを確実なものにする必要があります。いやそうしなければいけないのです。

 大阪希望館の沖野充彦さんが講演されたのですが私は遅れて到着し聞くことができませんでした。沖野さんの資料には、「制度は使うもの」であって「自分たちが制度に合わせるのではない」との記述がありました。また議論の中で沖野さんは、「制度ができると常に制度外が生じる。そのグレーゾーンに向き合っていく必要がある」とも発言されていました。まさに現場での実践者の言葉でした。

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集会の様子

投稿者 saito : 23:23 | コメント (0)

白杖問題まだ続くのか?

 朝、知人の議員からお年寄りが利用する杖は依然として対象外になっていて問題ではないかとの情報提供がありました。さっそく各方面に情報収集したところ、明確でない決着になっているような感じもあり、早速月曜日に確認しなければならない状況です。

 議長が、「白杖以外の杖については柔軟に運用する」というようなことを言ったようなのですが、柔軟な対応とは一体どういうことなのか、議長の許可が必要なのか、いちいち議場で職員が杖を持つ人に聞くことになるのかよくわからないのです。

 もしまだ許可が必要だとしたら、こんなに解決策を小出しにするのだろうか。杖が危ないというなら、それ以上に危ないものをポケットにしまって傍聴するということぐらいいくらでも想定できるということに何故思いが及ばないのか不思議でなりません。

投稿者 saito : 22:08 | コメント (0)

2015年02月27日

県議会、白杖の携帯を認める

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車中より、日の出直後の空

 愛知県議会での白杖問題で、障害者の政治参加ネットワークからも要請文を提出しました。議会事務局に行き状況を聞いたところ、今日の議会運営委員会で白杖の携帯は議長の許可はいらないことになったと報告を受けました。

その経過を聞き取ったことから報告すると、

議運の委員長から議長に対して今回の事態に対応してほしいとの発言があり、それに対して議長から

 「慣れない場所で身体の一部であるつえを預けるのは心理的な不安となる。安心して傍聴できるようにするため今後白杖の携帯について議長の許可は不要とする。」との発言があり運用が見直され、3月4日の本会議から適用されることになりました。

 ただ、白杖を預ける=取り上げることが差別であるから運用を変更するということではないのが相当引っ掛かりがあります。議運の議事録などがネットで見れるようになるのにしばらくかかるそうです。

申し入れた要請書はこちら
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投稿者 saito : 23:02 | コメント (0)

2015年02月26日

議案外質問2日目

 一日雨模様。議案外質問2日目。なぜか淡々と進んでいます。

 民主からは服部将也議員が質されました。内容は以下の通り。

1.一極集中是正に向けた名古屋の取り組みについて
2.都市高齢化に係る今日的課題について
(1)いきいき支援センターの活用と関係部署の連携
(2)高齢者施策推進に係る全庁的連携機能の構築
3.地域防災「自助力・共助力」の向上策について

投稿者 saito : 22:26 | コメント (0)

2015年02月25日

行政文書の保存・管理について質問しました!

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河村市長に訴えています

 今日、本会議において「行政文書の保存・管理について」質問しました。
 
 行政文書をしっかり保存することは情報公開を行うための前提です。行政文書は市民のものであるという視点で考えることが必要であることをしてきた上で質問しました。

(質問)
 名古屋市のあんしん情報条例によると昭和61年4月以降の文書が保存の対象で、その中で最長の保存期間は30年でとなっています。その30年目を迎えるのが2017年3月末になり、名古屋市は文書保管システムを導入して以来初めての事態を迎えます。文書をどう保存するかは担当課長の判断になりますが、10年、5年、3年保存の文書であってもどう保存するかを担当課長だけに任せるのではなく、判断をサポートするためにアーキビストと呼ばれる文書管理の専門家を配置したらどうかと質問しました。

(総務局長)
アーキビストの導入については、その必要性や国、他の自治体の状況等も踏まえたうえ、今後の課題として研究してまいりたいと考えております。

(質問)
東海水害というような名古屋市政にとって極めて重大なことが発生した時には文書を一斉に残し、後世のための歴史的資料になるように文書管理システム上工夫をして、散逸、破棄などを防ぐようなことを考えるべきではないか。また政策の決定過程などの文書、メモも残るような仕組みにしてはどうか。

(総務局長)
その制度の導入を検討する場合、アーキビストの導入については、その必要性や国、他の自治体の状況等も踏まえたうえ、今後の課題として研究してまいりたいと考えております。

(質問)
文書の保管スペースが数年でいっぱいになる。その確保策をどう考えているか。

(総務局長)
現在、市の施設で新たに書庫になりうる場所を確保するよう努めるとともに、文書完結後に各局から総務局へ文書を引き継ぐまでの期間を、現行の1年から延長することの可能性を含め、書庫の延命策を検討しているところでございます。

 具体的に成果は出ませんでしたが、まずは問題提起ができたのではないかと思っています。役所全体で問題意識を持って臨んでもらえると期待しています。また市長にも意見を求めましたが、「えらい渋い質問だわね」と述べた後、アーキビストについては、いつもながらの「勉強させてもらいますわ」の発言でしっかり考えてくれるかどうかわかりませんが、市当局の人にはしっかり働きかけをしようと思います。

投稿者 saito : 22:23 | コメント (0)

中日新聞社説に白杖問題

今日の中日新聞の社説に白杖問題が取り上げられました。きちんと鹿児島県議会での出来事にも触れています。

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投稿者 saito : 21:19 | コメント (0)

2015年02月24日

白杖問題の県議会への申し入れが記事に

昨日の愛知県議会への申し入れが記事になりました。

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投稿者 saito : 23:06 | コメント (0)

各会派の代表質問でした

 今日は各会派の代表質問が一日ありました。本会議が一年で一番長い日になります。
民主党名古屋市議団は政調会長の小川としゆき議員が質問に立ちました。質問項目は下記のとおりです。

1.平成27年度一般会計予算案の歳入について
2.市民の福祉と健康について
(1)敬老パスの利用拡大
(2)女性特有のがん検診受診率の向上
(3)歯科検診事業の拡充
3.観光・コンベンション施策について
(1)都市魅力向上の体制
(2)中部国際空港へのアクセス強化
4.防災・災害について
(1)震災避難行動ガイドラインの進捗状況
(2)防災危機管理局への権限移管
5.教育・子育て支援について
(1)留守家庭児童健全育成事業の充実
(2)私立高等学校の授業料補助

 明日の11時頃から私は「公文書の保存と管理について」という地味なテーマで質問します。

投稿者 saito : 22:51 | コメント (0)

2015年02月23日

白杖差別問題で愛知県議会に申し入れ

 新聞報道で問題が明らかになった、視覚障害者の白杖を愛知県議会の議場に持ち込む際に「凶器」として扱うことに対して今日要請行動があり、愛知障害フォーラム(ADF)の役員や事務局の方4名が愛知県議会事務局を訪れ、私も同席しました。

事務局側の説明は以下の通り
・傍聴2週間前に本人から白杖をもっていってよいか問い合わせがあった。
・原則、着席後に預けるか、折りたためるものはしまってもらう旨を本人に伝えた。
・本人より、折り畳み白状をもっていき介助者も一緒に行くとの提案があった。
・事務局はそれで結構ですと回答した。
・当日、係員が傍聴した視覚障碍者の方に白杖をしまうように指示をしたのは、事前の了解事項を確認するつもりであった。

これに対しADF側から、
・あえて許可を得なければならないのが問題である。
・白杖は身体の一部であって、白杖=杖という判断をしているのが問題である。
・議長の許可ということは必要がないのではないか。そういった仕組みが古いのではないか。
・もし傍聴中に南海トラフ地震でも起きたら障害者を見捨てるのと同じ。
・白杖を手放すのはかえって危険である。
・県民みんなが傍聴しやすい議会にしてほしい。
・今回のことを契機に運用を早急に改善してほしい。

私も以下のように主張しました。
・〇〇して下さいと言われると、人に迷惑をかけてはいけない的な発想をせざるを得ない状況に置かれていることが差別されていることを示している。健常者側、議会側がその状況に甘えている。それが差別であることを認識してほしい。

議会側からは、
・何が何でも禁止というわけではない。そういう運用はしていない。しかし今回は説明不足があった。
・白杖を持っていないと不安で仕方がないということであれば議長に許可を得るが、今回は事前に了解があったのでそこまではしなかった。
・以前、許可を得て、帽子をかぶったまま傍聴してもらった例はある。
・今日の要請文や話し合いの内容を早急に議長に伝えます。検討結果を伝えます。

 愛知県議会の傍聴規則を見ると、その第5条で傍聴席に入ることができない者として、「凶器その他危険物と認められるものを携帯している者」と規定されていて、何が「凶器」かという基準は、愛知県議会会議規則第106条に議員の携帯品は定められていて、「議場に入る者は、帽子、外とう、えり巻、つえ、かさの類を着用し、または携帯してはならない。ただし、病気その他の理由により議長の許可を得たときは、この限りではない」という内容です。

 名古屋市会傍聴人規則にも「凶器その他危険物と認められるものを持っている者」という規定が同様にありますが、白杖でもお年寄りの杖でも一時預けることはしていません。また、市議会会議規則にも携帯品の規定はありません。何かあればその時点で警備している人が抑えるなり取り上げるなどするという対応のようです。

 差別禁止条例も議論されている昨今の時代状況からすればあまりにも時代錯誤的対応といえます。早急の改善を望むものです。

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白杖の使い方をマスコミに説明する
ADF役員の方

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事務局長が要請文を提出

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申し入れの様子

平成27年2月23日

愛知県議会議長
三浦 孝司 様

愛知障害フォーラム(ADF)
代表 加賀 時男

〒466-0037
名古屋市昭和区恵方町2-15
社会福祉法人 AJU自立の家 気付
TEL 052−841−6677
FAX 052−841−6622

愛知県議会における、視覚障害者の白杖の取り扱いについて

日頃より、障害者福祉の向上に、ご尽力いただきありがとうございます。
愛知障害フォーラム(ADF)は、身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病などの障害種別や家族の団体、支援者など関係27団体が一緒になり、愛知県や県下の市町村での障害者施策の推進と、人権保障を推進することを目的に活動をする障害者団体です。
さて、平成27年2月20日の中日新聞によると、愛知県議会を傍聴に訪れた、視覚障害者に対して、係員から「着席後は折り畳み式のつえはかばんにしまって。かばんに入らないものや、長い直杖(ちょくじょう)は係員に預けて」と指示された。ということが掲載されました。
補装具(白杖)とは、「障害者等の身体機能を補完し、又は代替し、かつ、長期間に渡り継続して使用されるもの」と法的にも定義づけられており、われわれ障害者にとって、身体の一部であって、これを取り上げるということは、絶対にあってはならない行為です。
さらに、愛知県議会担当者は、凶器その他危険物」に当たるとも解釈される。とし、視覚障害者にとって、白杖は、身体の一部であるにもかかわらず、「凶器その他危険物」と認識されていることに対し、明らかな差別であり、強い憤りを感じます。
このような規則が運用されているのであれば、二度とこのようなことが起きないよう早急に規則の改正や、正しい認識を持たれますよう、お願いします。
 また、来年4月から、障害者差別解消法が施行されます。法律の円滑な実施と、現在、13の自治体でも制定されている「障害者の差別をなくす条例」を、愛知県においても早急に制定されますことを、強く要求します。

投稿者 saito : 23:12 | コメント (0)

2015年02月22日

ささじまサポートセンターの市民フォーラム

 ささじまサポートセンターの主催で子どもの貧困をテーマにした市民フォーラムが開催されました。ささじまサポートセンターや学習支援を行っている「Smyle」の活動報告と共に、京丹後市職員で伴走型支援の専従者として働いている藤村貴俊さんの講演を伺いました。藤村さんが「親が変われば子どもが変わる。子どもが変われば親が変わる」「相談は辛気臭いかをしてするな」「現場でのコーディネート役が重要である」などの言葉は現場で体験されたものだと思いました。

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講演の様子

投稿者 saito : 23:41 | コメント (0)

大塚耕平参議院議員新春の集い

 大塚耕平参議院議員の新春の集いがあり参加させていただきました。

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投稿者 saito : 23:39 | コメント (0)

2015年02月21日

在日コリアン高齢者生活支援ネットの方々がわっぱの会見学

 在日コリアン高齢者生活支援ネットワーク・ハナの研修会が名古屋で開催され、そのプログラムの中の現場視察でわっぱの会を訪問されました。私が会の説明をさせていただきました。その時お昼を一緒にいただきました。クッパとキムチが最高でした。

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投稿者 saito : 22:31 | コメント (0)

2015年02月20日

愛知県議会に白杖が持ち込めない!?

 夜になってから中日新聞を見てびっくり。愛知県議会の傍聴に際して、視覚障害者が利用する白杖の議場内への携行が認められず、折たためる杖は折りたたむよう指示され、そうでないと持ち込めないということらしいのです。傍聴規則で杖が認められないということになっているらしいのですが、視覚障害者にとっての杖は身体の一部、いまや杖をついて歩く人は珍しくない時代となっています。

 確かに明治から昭和初期にはステッキを持つことがファッションであった時代もありましたが、いまはそんな状況ではありません。ましてや障害者差別解消法が成立している時代なのですから。杖を議場に投げ込めるからというのなら、スマホだって投げつければ白杖より危険だと思われます。本当にこんなことがいまだあるのかという思いです。週明けにはさっそく状況を調べて対応をしたいと思います。

以下ネットから中日新聞の記事を引用します。

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<視覚障害者の歩行に欠かせない白杖(はくじょう)は「凶器」なのか。>
愛知県議会を傍聴した視覚障害者が、議会事務局から傍聴席での白杖の携帯を禁じられていたことが分かった。国会では衆議院が防犯上の理由から、白杖を含むつえの携帯を禁止。都議会や首都圏の政令市議会などでは同様の規制はないが、関係者からは「白杖は身体の一部。視覚障害者が社会参加する権利を奪う行為だ」との声が上がる。
 愛知県豊橋市の豊橋盲人福祉協会の彦坂和夫会長(83)らは昨年、県議会の十二月定例会を傍聴した。十三人は白杖が欠かせないが、係員から「着席後は折り畳み式のつえはかばんにしまって。かばんに入らないものや、長い直杖(ちょくじょう)は係員に預けて」と指示された。
 この日は全員が折り畳み式のつえだったため、自分や付き添いの人のかばんにしまえた。ただ、直杖を愛用している人も少なくなく、「預けて」という議会の対応に疑問を感じた。
 愛知県議会は規則でつえの携帯を禁止。「病気その他の理由で議長の許可を得たとき」は除外されるが、「凶器その他危険物」に当たるとも解釈される。担当者は「従来この運用でやっている。実際、議場に投げ入れられれば十分凶器になる」と話す。
 「つえは目と同じ。どんな時も持っていないといけない」と彦坂会長。預けてしまえば、トイレに立ちたい時や地震などの緊急時は−と、不安にもなる。
 東京視覚障害者協会の稲垣実会長(61)は「議場で白杖を取り上げる行為は、障害者の社会参加する権利を奪うのも同じ」と憤る。稲垣さんによると、社会保障関連の予算審議の傍聴や要望で東京都議会や厚生労働省に行っても、白杖や盲導犬を預けたことはない。「白杖を持って傍聴するのは、障害者が社会参加に関心を持っているというアピールでもある」
 障害者欠格条項をなくす会(東京)の臼井久実子事務局長は「障害者が議員や委員、職員として政治や行政に参画する環境づくりを怠ってきたことが、問題の根本にある」と指摘。来年は障害者差別解消法が施行されるが、「あらためて国や各自治体で規則を洗い直し、議論をする必要性を感じた」と話している。
◆参院はOK、都も「必要な器具」
 議会傍聴での白杖の扱いは、国会は衆議院が着席後に預かる一方、参議院は「ないと困るもの。声掛けはするが、持っていても大丈夫」とする。東京都議会も「体の不自由な人が歩行に必要な器具は議場内に持って入ってもらっている」(議会局)という。
 神奈川県議会は白杖や盲導犬は視覚障害者の「身体の一部」とみなし、特別な手続きなくそのまま傍聴できる。「バリアフリーが求められる中、体が不自由な人を拒むことはない」と話すのは、川崎市議会。赤ちゃん連れの傍聴も普通にでき、「泣きだしたら退出をお願いしている」。
 埼玉県議会は「他人に危害、迷惑を与える者」の傍聴は禁止だが、つえや白杖を持った高齢者、障害者は当然該当しない。さいたま市も持ち込み可能だ。
 千葉県議会は傍聴規則に「つえの携帯禁止」とあるが、「議長の許可を得たものを除く」とされ、白杖も「当然に許可される」。千葉市議会の事務局は、つえを振り回すなど暴力的な行為が想定される場合は「傍聴席に着席後、預かるかどうか、その場で話し合うことになる」と説明。ただ実際に預かった例はない。(2015年2月15日中日新聞朝刊)

投稿者 saito : 22:49 | コメント (0)

国に翻弄された補正予算

 補正予算審議で国の福祉予算のおかしさ、問題の実態が明らかになりました。補正予算案の中に障害者入所施設「希望荘」の建設予算を繰り越す議案があります。従来の国の補助金の出し方ならば2月補正で想定される補助金の残額が執行されるパターンなのに26年度補正ではこれが大幅に減額され、名古屋市が独自に財源をかき集めて繰越予算を確保したという事実が明らかになりました。

 国からは3億3000万ほどの補助金が来る想定だったのに昨年夏の内示では5000万円、その後交渉したけれど8300万円しか認められず、足りない分2億5000万円を障害福祉費の中からかき集めて補正額を確保したということだったのです。その結果、開所は1年遅れの来年4月となりました。

 国の補正額は全体で30億円。市の担当者によれば今まで障害予算は補正が認められていたけれどこんなことは今まであまりないことだということです。補正の使い道がスプリンクラー設置と耐震工事に限定されてしまったことに原因があるとのことです。

 スプリンクラーの設置義務を国が決めたのだからその分の予算を確保するべきなのに、補正予算の使途に縛りをかけて、従前の施策に影響を与えるという、あさに朝令暮改的判断です。いずれにせよ老朽化した希望荘を早急に何とかしないといけないという市当局の思いが結実した苦渋の補正予算であったということが審議の中で明らかになりました。

投稿者 saito : 22:28 | コメント (0)

2015年02月19日

電動j車いす支給に関して画期的判断

 電動車いすの支給に関する裁判について、原告の自立生活上の困難さを判断して電動車いすの支給を認める判決が9日に福岡地裁で出され、昨日18日に筑後市が控訴しなかったため裁判が確定したというニュースが届きました。

 この裁判は、生まれつきの心臓疾患により長く歩くことができない女性に対し、電動車いすを購入する費用の支給を認めなかった福岡県筑後市の決定の是非が争われた訴訟で、小林訴訟と呼ばれています。

 筑後市が「女性が連続して200メートル歩けるため不必要とした県の判定に従った」と主張したのですが、判決で「最寄りのスーパーは自宅から240メートル離れ、自力で日用品も買えないし、歩行後には息切れを起こす。県は生活実態を把握せず、女性が無理に発揮した一時的な歩行能力で判定した」と市の判断を批判し、「徒歩で自立した生活を送る困難さを考慮せず、市の判断は裁量権を逸脱し、違法」と判決したのです。

 この判決は厚労省の定める基準=医学的モデルに基づく判断基準だけで決定するのではなく、自立生活を継続していくという視点が必要である、つまり社会的モデルで判断する必要があるということを示したという点で画期的な判決です。

 私も電動車いすがほしいけど認められないという相談をいくつか受けましたが、その都度市側は厚労省の基準があるからとの理由で認められないことが多々あったのです。弁護団からの情報によると、被告の筑後市は「筑後市としては、今回の電動車イスの不支給決定は、厚生労働省より示された支給事務取扱指針等に基づき福岡県更生相談所の判定結果によって行ったものですが、判決文にもあるように申請人の身体の状況が、申請時よりも独力で歩行により移動するこどが一層困難となっていることから、早期に支給を図るため福岡地裁の判決を受け入れることとしました。」とコメントしているようです。つまり市の非は認めず、状況の変化に対応したという態度らしいのは潔くありません。

 今回の判決文を一度よく読んでみる必要がありますが、障害者の自立に対しての大きな力となる判決となりました。原告の小林奈緒さんは「色々ありがとうございました。この判決が個別の事案ではなく、先例となることに期待しています。市・福祉事務所がこのことをどう捉えているのかそこが問題だと思います。ここからの頑張りが必要と思っています。今後ともよろしくお願いします。」というコメントを出したと知人のメールで知りました。

投稿者 saito : 22:41 | コメント (0)

2015年02月18日

新年度予算について(その1)

まず全体像を見てみます。

一般会計    1兆722億円(前年比+1.4%)
特別会計    1兆1522億円(前年比△1.4%)
公営企業会計   4381億円(前年比△3.5%)
合  計     2兆6600億円(前年比△0.6%)

歳入は、市税5000億円で前年と同額。うち市民税は2229億円で前年比△0.2%でほぼ同額ですがその内訳は法人税減税や個人所得の動向などの影響を見込み変動があります。

個人市民税は 1552億円(+2.7%)
法人市民税は  677億円(△6.2%)
※5%減税の影響額は116億円

消費税が8%に増税されたことで地方消費税分が1%から1.7%になったことに伴い、県からの交付金が昨年度310億円だったものが155億円増の465億円になしました。また、財政調整基金45億円を取り崩して防災基金すること、市債の発行が前年比17%減706億円、臨時財政対策債が前年比110億円減の240億円となったことなどが目立つ内容です。

 市債残高は一般会計で1兆7200億円、特別会計で1兆2200億円で、合計3兆円を切るのは1996年度以来21年ぶりのこととなりました。公債依存度も6.6%と低い水準です。市税収入は前年並み、市債の発行は減り、借金の残高も減少したという歳入構造から見る限り財政状況は落ち着いて堅調であると評価ができると思います。

 市長の言うように「市債は借金ではない」と言うことはできませんが、超低金利の現在、どこまで緊縮予算で行くかどうかが議論が必要なところかもしれません。今借金をした方が次世代のためになるという考え方もあるからです。アセットマネジメントなどとの関係でも議論する必要がある論点です。また歳出を細かく見れば、義務的経費の増加などは依然として続くので施策の内容を細かく見ていかないと予算全体の評価はできないというのも事実です。

投稿者 saito : 23:36 | コメント (0)

特養老人ホームの開所式に伺いました

 瀬戸市に新しくできた地域密着型特養「エイジトピア南山口」の開所式に伺いました。海上の森の入り口に当たる場所に近いところです。時間があれば、久し振りに海上の森を訪れたいなあと思いました。

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投稿者 saito : 23:31 | コメント (0)

2015年02月17日

2月補正予算案の内容

 先に審議される補正予算案の概要を紹介します。

 一般会計    78億5700万円
 特別会計    29億3300万円
 公営企業会計 11億6900万円
  合 計    119億5900万円

 そのうち国の経済対策である地域住民生活党緊急支援のための交付金(地域消費喚起型・生活支援型)を活用してプレミアム付き消費券の発行に15億8700万円、交付金の地方創生先行型を活用して地方人口ビジョン及び地方版総合戦略の策定や航空宇宙産業や中小企業支援策、なごやめし普及促進、学生タウンなごや推進ビジョンの策定など10の施策に1億8700万円を計上。これらの施策を具体的な実施は新年度になってからとなります。

 待機児童解消のための保育所整備など子育て支援策に18億400万円、防災・減災対策などに26億400万円(そのうちに東山線全駅への可動式ホーム柵設置に10億7800万円も計上されています)、サイエンスパーク事業用地の取得に9億8700万円、国道302建設の負担金12億8900万円などとなっています。

 また補正予算3件とは別に条例改正案や契約の締結などの議案が18件、合計21件が当初予算に関連のない案件として上程されています。

投稿者 saito : 23:32 | コメント (0)

2015年02月16日

2月定例議会が開会しました

 2月議会が開会しました。開会の前に恒例の名古屋フィルハーモニーによるミニコンサートが行われました。ヘンデル、バッハ、ヴィヴァルディ、ハイドンとバロック・古典派の聞きなれた曲が演奏され、アンコール曲のバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」は心に沁みました。

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指揮はコンサートマスターの田野倉雅秋さん

 続いて河村市長から提案理由説明がありました。時間は45分くらいだったと思います。子どもや若者に対する次世代応援施策、予防医療、災害に強いまち、リニアへの対応などに触れながら予算案の柱を説明しました。全体的に新味はなく、おとなしい説明でした。市長の肝いり的な施策として、名古屋城天守閣木造化、アジア最大級の国際展示場、1000メートルタワー、熱田神宮の盛り上げ、名古屋フィルハーモニーの盛り上げ、子ども応援委員会の6項目を主要な構想「Take5プラス」と命名していると紹介しました。

 議場では、名フィル盛り上げるのなら開会前のミニコンサートに「出席しないかんわ」と野次が飛びました。市長は以前から「予算編成権者が無料でコンサートを聞くのは便宜供与にあたりよくない」との理由でコンサートを欠席しているのです。市長はこういうのですが、誰が誰に便宜供与しているのかと不思議に思います。市長が無料で30分のミニコンサートを聞いて予算の内容を左右するというなら話は別ですが、演奏を聞きたくて応募して当選した300名を超える方々も存在する中で市長の理屈が私の中ではストンと気持ちに落ちないのが正直なところです。それはさておき、「Take5プラス」の1000メートルタワーはやはり論外な感じがします。

 続いて人事委員会に関する条例案に対して意見が求められ、柏森人事委員会委員長は職員の給与に関する条例案について、「人事委員会勧告の趣旨は、本市職員の給与水準の全体としての引き上げを求めるものであり、国や地方公共団体との均衡も考慮しつつ、勧告どおり民間給与との較差を解消させることが望ましいと考える」「今回の改定内容は、管理職員の給与引き上げを見送るものであり、勧告内容の一部実施となり、勧告の趣旨と異なる」「地方公務員法では、職員の給与は、職務と責任に応ずるものでなければならないと定められており、この職務給の原則に照らしても、本来の給与制度のあり方に悪影響を及ぼすもので、本委員会としては、極めて遺憾であります。」と毅然と意見を述べられました。

 人事委員会から「極めて遺憾」という意見が示されるという極めてまれなことが起きました。この意見を聞いて市長は「えらい優しいなあ」と、つまり公務員に優しいなあという意だと思われる発言をしていました。優しいとかそんな問題ではなく、人事委員会はルールに乗って粛々と勧告を出したのだと思います。このやり取りは今の名古屋市政を象徴するようなやり取りでした。

 さらに「おまけ」の出来事がありました。市長の提案理由説明が終わり着席すると、鵜飼議長から「市長に確認したいことがある」との発言があり、何事かと注目すると、市長の提案理由説明の中で原稿と異なる部分(保健所となっているところを保育所と発言、1兆722億円のところを1兆772億円と発言)があったので確認を求めたのでした。市長は原稿通りと訂正しましたが、議事録に間違って記録されることを未然に防いだ鵜飼議長の適切な判断が光りました。

投稿者 saito : 23:34 | コメント (0)

2015年02月15日

黒田太郎さんの事務所開きでした

 千種区の民主党公認県会議員候補者黒田太郎さんの事務所開きが行われました。

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投稿者 saito : 22:38 | コメント (0)

2015年02月14日

シーナさん亡くなる!

 シーナ&ザ・ロケッツのシーナさんが今日亡くなったとネットのニュースで知りました。まだ61歳。まだまだ活躍できたのにと思うと、そして彼女の歌声が聞けないと思うと残念な思いがします。彼女の歌声と彼らの曲は本当にカッコいいのです。いま、「YOU MAY DREAM」を聞いてキーを叩いています。

投稿者 saito : 22:08 | コメント (0)

水俣の甘夏が届きました!!

 水俣からわっぱの会に恒例の甘夏みかんが届きました。さっそく新鮮な香りと心地良い酸味を楽しみました。最近は水俣条約で水銀の健康への影響が改めて注目されていますが、水俣の地で無農薬で栽培された甘夏ミカンの存在は、二度と水俣病を生じさせないという水俣の人たちの思いを込めた象徴的存在でもあります。その取り組みに、水俣の地で若い世代の人たちが活動を引き継いでいることに希望が存在しています。みかんをご希望の方はわっぱの会までお問い合わせを。

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投稿者 saito : 22:04 | コメント (0)

「相手の届く言葉」&「過去に目を閉ざすこと」について考える

 「許すな!憲法改悪・市民運動全国交流集会inなごや」に参加し、清水雅彦さん(日体大教授)の「戦争する国への道:ガイドライン改定と戦争放棄」というテーマでの講演と内田雅敏さん(弁護士)の「戦争する国と靖国神社問題」というお話を聞く機会がありました。

 内田弁護士の話は考えさせられる内容でした。正しいことと思って反対の主張をするだけでは現実を変えることはできないので、例えば戦死した軍人の遺族を含めた相手の気持ちに届く言葉で訴える方法論を持たなければならないという指摘をされました。そしてそれは問題点を具体的な事実を示しながら行なっていくことが必要だとも言われました。自己満足的に「反対」を言うだけではダメということです。

 そして内田さんは過去の運動の中でドイツのヴァイツデッカー大統領からメッセージを受け取ったことがあり、その中で大統領は「過去に目を閉ざす者は現在に盲目になる」という言葉について、「これは西ドイツ国民に対して発した言葉なので、あなたたちは日本の中でしっかり取り組んでほしい」という趣旨のことが書かれていたというエピソードを紹介されていました。

 内田弁護士はさらに、55年前に刺殺された社会党の浅沼稲次郎のことを忘れてはいないか、銃撃された本島等長崎市長のことを忘れていないか、忘れているのは過去に目を閉ざしていることになるのだ、と熱く訴えられました。そして彼は同時に浅沼氏を刺した少年にも思いを馳せなければならないとも話されたのです。そこに思いを致すことで特攻隊で命を失った若い命のことを考えることになるのだということなのです。

 反戦・平和の運動で何が大切なことなのかということをハッと気づかせていただいたお話でした。

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熱く語る内田弁護士

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2015年02月13日

いよいよ2月議会です

来週16日から2月議会が始まります。予算書など資料は盛りだくさん。本会議の質問も行う予定。ドタバタです。そして今日は何回も雪が舞う寒い一日でもありました。

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予算審査に関係する書類の山

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朝市役所前に雪が舞う

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昼前、車で走っていると雪が舞う

投稿者 saito : 22:32 | コメント (0)

鶴舞中央図書館の湧水を見てきました!

 インターンの学生が本や図書館に興味があるというので鶴舞中央図書館を訪問。私は、昨年の11月に本会議の質問で取り上げた、湧水の状況を見る目的がありました。現場を見るとさくねん見た時よりもある個所は水量が増えていたり、湧水する場所が新たにできていたりしていました。来年度には水質調査などが行われる予定になっています。

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相変わらず勢いよく湧き出ています

投稿者 saito : 21:17 | コメント (0)

2015年02月12日

みん・みんの会のメンバーが大豆の選別

 木祖村の方に作っていただいた大豆を一度機械で選別した後、みん・みんの会のメンバーの手で最終選別中。

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投稿者 saito : 21:13 | コメント (0)

2015年02月11日

ホームセンターで買い出し

 事務所で使うゴミ箱やら食器かごやらもろもろをホームセンターで買い出し。温かく気持ちのいい日でした。

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2015年02月10日

原爆被害者の方が市長の直接訴えました!

 名古屋市原爆被害者の会の方々が河村市長に直接会って被害者への援護施策の充実を求めて団体の要望を伝える場に同席しました。昨年11月に団体は名古屋市に要請書を提出市当局と話し合いの場を持ちその場に私も同席しました(他に共産党市議の方も同席)。

 なかなか思うように要望は通らないのですが、その際、団体の方から今年は戦後70年の節目だから市長に直接伝えたいというお話がありました。そこで、私が河村市長に打診したところ、会って話を聞くのは「ええヨ」との返事をもらったので今回の直接要請の場を設定させていただくことになりました。

 団体の方からは、戦後70年を記念して金山の連絡通路で行う絵画展に名古屋市の特別支援をしてほしい、横浜市のように援護者助成を実現してほしい、また被爆者が描いた絵の展示に協力してほしい、団体が行う絵画展の開会式に来てほしいなどの要望が出されました。15分という短い時間しかなかなく、団体の方には申し訳なかったのですが、堀会長は溢れる思いを市長に伝えました。市長は「よう考えさせてもらいますわ」ということで、具体的なよい回答が出されたわけではないですが、予算に関係のない要望もあったのでまずはやれることがないのか、市長や当局とも調整をして、実現の可能性を追及しなければと思います。

 本山市長以来、市長との面談が実現していなかったというのには様々な理由があったとは思いますが、会長の年齢も87歳になるなど、団体のみなさんの高齢化はすすんでいます。今年は戦後70年ということもあるので、直接会う機会を設定できたのは素直に良かったと思います。戦後はまだ終わっていないということを感じた日となりました。

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市長に溢れる思いを直接伝えられました

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今日のことで取材を受けました

投稿者 saito : 22:50 | コメント (0)

2015年02月09日

愛知県後期高齢者医療広域連合の来年度予算を可決しました

 私は現在愛知県後期高齢者医療広域連合議会議員をしています。今日、愛知県後期高齢者医療広域連合議会が開催され、来年度予算案の審議が行われ条例改正案4議案、一般会計と特別会計の補正予算、来年度予算を原案通り可決しました。予算規模は、一般会計が98億3400万円(前年比+4.36%)、保険給付に関係する特別会計が約7509億円(前年比+5.07%)です。また、保険料軽減特例の継続を求める意見書を賛成多数で採択しました。私も提案者の一人となりました。

<後期高齢者の保険料軽減特例の継続を求める意見書>

 後期高齢者の保険料軽減特例は、制度の円滑な運営を図る観点から政令本則に規定された軽減に加えて導入され、平成20年度以降国の予算措置により継続されているものでありますが、7年を経過し制度として既に定着しており、愛知県後期高齢者医療広域連合の平成27年度予算では、被保険者数82万3千人のうち約半数の39万6千人が特例の対象者となっています。
 国においては、平成27年1月13日に開催された社会保障制度改革推進本部において医療保険制度改革骨子が決定され、「後期高齢者の保険料軽減特例(予算措置)の見直し」が盛り込まれたところです。その中で、保険料軽減特例については「段階的に縮小」し、「平成29年度から原則的に本則に戻す」ことが示されました。
 今回の保険料軽減特例の見直しは、低所得者における保険料負担の大幅な増加につながるものであり、年金の段階的引下げや生活必需品の値上がりなどにより、後期高齢者を取り巻く環境が極めて厳しい状況であることを考え合わせると、安心して医療を受けていただくためには保険料軽減特例を継続することが必要であります。
 そのため、国においては、後期高齢者の保険料軽減特例の見直しを行わず、国による財源確保のうえ、恒久的な制度とするよう求めます。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 平成27年2月9日
            愛知県後期高齢者医療広域連合議会

提出先
内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣 宛て

投稿者 saito : 23:47 | コメント (0)

すごく寒い朝でした

 とにかく寒さが厳しい朝でした。朝の街頭活動でも手が凍えました。

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氷が張りました

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投稿者 saito : 22:37 | コメント (0)

2015年02月08日

岡田代表民主党再生について語る

 連合愛知政策推進議員懇談会の総会が行われました。総会後、講演が二つありました。一つは、労働者保護ルール改悪の動向と連合の主張を解説するもので、講師は連合労働局長の新谷信幸さん。いわゆるホワイトカラー・エグゼンプションと労働者派遣法改悪についての問題点が指摘されました。やはり最終的には、同一労働同一賃金の確立とパートや非正規労働であっても保険や年金に加入できるセーフティネットの構築が不可欠です。まずは今国会での改悪を阻止するために民主党は議論の先頭に立ってほしいです。

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 次に岡田克也民主党代表が民主党再生について話され、その後意見交換が行われました。岡田代表は、共生社会、多様性のある社会を目ざすのが民主党の立ち位置だと話され、国会論戦では、まずプライマリーバランスなど財政の視点からしっかり議論していきたいとのことでした。つまり安倍政権のばら撒きを批判するということだと思います。そして党改革は地方と女性の視点を重視したいとのことでした。

 いずれも考え方としては異論はありませんが、あまりにも抽象的だと感じました。まだ代表になってから間がないので仕方がないとは思いますが、早急に国民に対してもう少し具体的な内容を伴ったわかりやすいメッセージを発していく必要があると思います。国民はずっと待ってはくれないと思います。岡田代表は党再生のために現場に行き、しっかり声を聞いていく必要があると話され、今日も県内の障害者施設を視察してきたと言われました。

 しかし現場視察は自民党議員も同様に行います。特に民主党の幹部議員の方々が現場を見るというのなら、現場を見るための民主党としての視点、方向性が必要でないかと岡田代表に問いかけてみました。代表は、まだ議論が始まったばかりだとの答えでした。代表が多くの地方議員の前で質疑に応じるというの岡田代表の意気込みを感じ好感は持てるのですが、ゆっくりしている時間はないのです。

投稿者 saito : 23:10 | コメント (0)

古川議員新春の集い

 古川元久議員新春の集いで乾杯の音頭を取らせていただきました。

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投稿者 saito : 23:08 | コメント (0)

2015年02月07日

獅子に噛まれて無病息災!?

今日はあちこちの集まりやイベントに伺う忙しい一日でした。

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古川元久議員新春の集い

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内閣府主催の「障害を理由とする差別の解消に向けた地域フォーラム」では旧知の尾上浩二さん(内閣府政策企画調査官)が東京からパネリストの一人として参加されていたのでごあいさつ。

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名古屋市美術館でランス美術館ダヴィッド・リオ館長の特別講演会。満員です。

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「旧正月」を祝う会で獅子に頭を噛んでもらう。これで無病息災です。

投稿者 saito : 23:11 | コメント (0)

良い天気のもとで事務所開きでした!!

 今日は「まことの仲間たち」の事務所開きを行いました。天気も良く気持ちの良い事務所開きを行うことができました。古川元久衆議院議員、千種区で県会に挑戦する黒田太郎さんに激励のご挨拶をいただきました。また、以前から親交のある瀬戸市の臼井淳議員からも応援メッセージをいただきました。多くの方に支えられていることに感謝です!!

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投稿者 saito : 22:42 | コメント (0)

2015年02月06日

ランス美術館ダヴィッド・リオ館長来名

 フランス・ランス市美術館のダヴィッド・リオ館長が名古屋を訪れました。明日には名古屋市美術館で藤田嗣治に関する講演会が行われます。今日は、今までランス市を訪問した議会関係者と河村市長と一緒に昼食をしながら懇談しました。来年春に行われる予定の藤田嗣治展が楽しみです。

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昼食後みんなで記念撮影

投稿者 saito : 22:37 | コメント (0)

2015年02月05日

名古屋をフェアトレードタウンに!

 今日、市議会でフェアトレードタウンについての勉強会がありした。お話しいただいたのはフェアトレード名古屋ネットワーク代表の原田さとみさん。少し遅れて会場に行ったのでお話の途中でしたが、フェアトレードとは何か、フェアトレードタウンの取り組みについて説明を伺いました。原田さんたちは名古屋市をフェアトレードタウンにしようと活動されています。

 フェアトレードタウンと認められるには次の6つの項目がクリアされる必要があります。

<フェアトレード・タウンになるための6つの基準>
@フェアトレードタウン運動の推進団体が発足している。
A地元でフェアトレードの認知度が高まっている。
B地元の企業や団体・学校・市民組織がフェアトレードに賛同している。
C地域の経済や社会の活力が増し、絆が強まるよう、地産地消やまちづくり、地域活動、障がい者支援などのコミュニティ活動と連携している。
Dフェアトレード産品が買える地域の店(商業施設)が増えている。
E地元議会による決議と首長による意思表明が行われている。

 地元議会の決議が必要であるということもあり、今日の説明会が企画されました。フェアトレードという考え方は重要なので名古屋市議会でも前向きの議論ができればいいと思います。

 フェアトレードについては以前から様々な団体が取り組んでいます。わっぱの会でも30年ほど前でしょうか、アジアの障害者が作った製品の販売を行っていたことがありました(。これは日本とアジアの所得水準の差や物価差(円の強さ)を利用した支援活動でした。これもいま言われているフェアトレードだったのかもしれません。わっぱの会は現在でもフェアトレードには関わっており、すずらん店はフェアトレードマップにも載っていてチョコやコーヒーを取り扱っているし、そのチョコを使ったクッキーも製造しています。私も木曽川の上下流交流で商品とお金を回す取り組みに関わっていますが、これも流域フェアトレードだと思っています。

 フェアトレードの考え方は、発展途上国の不当に安かったり、過酷であったりする労働により先進国が安い商品を得る、いわゆる南北問題の構造を問うています。開発途上国と先進国の生活するための所得水準の差をどう考えるのか、何が不当で、何が過酷なのかを考えなければなりません。一筋縄でいかない部分もありますが、フェアトレード(公正貿易)という意識を持てば、何が公正なのかという、極めて現代的な課題を考えることになるのです。

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説明される原田さとみさん

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フェアトレードのコーヒーとチョコをいただきながら

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2015年02月04日

枯葉剤まみれのダイズが食卓に?!

 昨日も少し触れたのですが、枯葉剤が大量に使用された大豆の輸入が始まりそうなので、その問題点を考える集会を4月12日に下記のように開催します。多くの方に参加していただきたいです。

講演会「恐怖のGM(遺伝子組換え)作物が日本にやってくる! 枯葉剤まみれのダイズが食卓に?!」

日 時:2015年4月12日(日)
13:30〜16:20(13:00 開場)

会 場:鯱(こ)城(じょう)ホール 伏見ライフプラザ5階 
   (地下鉄『伏見』E出口 南へ7分)

資料代:500円(予約不要)
託 児:700円(要予約) 〆切3/31(火)

<プログラム>
13:30      開会
13:35〜14:55  講演@
 印鑰(いんやく)智哉さん
 (オルタートレードジャパン政策室)
 『GM栽培国に広がる健康被害、さらに枯葉剤!』
14:55〜15:00  休憩
15:00〜15:50  講演A
 河田昌東さん(遺伝子組換え情報室)
 『枯葉剤GM作物の輸入間近!どうなる?日本』
16:50〜16:10  質疑応答
16:10〜16:20  GMナタネ抜取り隊への呼びかけ
16:20      閉会

<主 催> 遺伝子組換え食品を考える中部の会
<事務局> 食と環境の未来ネット
<電 話> 052-937-4817(平日10:30〜17:00)
<H P>  http://www.kit.hi-ho.ne.jp/sa-to/index.htm

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投稿者 saito : 21:26 | コメント (0)

まことの仲間たち事務所の開設を準備しました

 まことの仲間たちの事務所開きに向けてミニ引っ越しをしました。今の事務所から東へ20mもないところです。昨日から始まった議員インターンの学生にも掃除やら片付けなど大活躍してもらいました。来週から事務所機能を少しずつ動かそうと予定しています。多くの人に顔を出してもらえるような事務所にしたいと思っています。

投稿者 saito : 21:24 | コメント (0)

2015年02月03日

節分で恵方巻きと豆を食す

 今日は節分。恵方巻きもどきで縁起を担ぎました。また豆も食べました。

 先日、今後枯葉剤にまみれた大豆が輸入される恐れがあるという話を知りました。投票日である4月12日に遺伝子組み換え食品を考える中部の会で、その問題を考える集会が開催します。そんなことを考えながら豆を噛み締めました。

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ビフォー

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アフター

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福は胃の中へ

投稿者 saito : 22:33 | コメント (0)

2015年02月02日

インターン学生とマクロ経済スライド

 NPO法人ドット・ジェーピーという団体が実施している学生の議員インターンシップが今日から始まりました。さっそく委員会での請願審査を傍聴してもらいました。今日議題となった請願の内容は、介護保険に関すること、年金に関すること、看護職確保に関することでした。

 年金に関してマクロ経済スライドが議論されました。日本の年金の仕組みは、現役世代が現在の年金受給者を支える仕組み、世代間負担をするいわゆる賦課方式、スウェーデンなどで行われている積み立て方式とは異なります。もちろん双方一長一短ありますが、本来であれば少子高齢化が予測できた80年代初頭に仕組みの転換に向けた準備が必要でした。そのためにはスウェーデンのように国民全体での、つまり与野党含めた合意を得られる枠組みの変更の判断が必要でした。しかしそれもかなわず現在に至り、年金加入者の減少、高齢化の進展=寿命の延びなどの状況により、将来の受給者の受け取る年金を少しでも安定的にさせようとマクロ経済スライドに移行することが法律上定められました。

 今の年金システムを前提にして将来の世代のことを考えるならば現在の世代の年金を抑制していくというのはやむを得ない部分があると思います。しかし、ここに至ったのは政治に大きな原因があるのも事実です。若い学生インターンにとって、今日の議論が自分たちとは無関係ではないことを理解してもらえればと思いつつ、今日の議論の解説をインターン生にしたのでした。

投稿者 saito : 20:28 | コメント (0)

2015年02月01日

希望を創り出さねば!

 真っ青な空、そして強く冷たい風。冬らしい日でした。そんなことを感じることができるのも生きているから。そんなことを思わずにはいられない日になりました。

 イスラム国に拘束されていた後藤さんが殺害され、今回の事態の中で日本人2名の方が殺害されてしまいました。本当に悲しい事実です。このような形で命が奪われることに憤りも感じます。さらにその画像がネットに流されているということを想像するだけで気持ちが悪くなります。巷には「テロとの闘い」というフレーズが溢れています。しかしそんな勇ましい気分には到底なれません。私にとってはそんな勇ましい気分よりも、考えると気持ちがしぼんでしまう気分なのが正直な感覚です。

 イスラム国にはイスラム国の論理による「大義」があり、それに「テロとの戦い」という大義が対置されるのであれば衝突以外ありません。1000年単位、100年単位の歴史観で考えてみると、様々な価値観が生成し消滅してきました。力関係も様々変わりました。しかし「命を大切にする」という価値観は共通して存在すると信じたいのです。その価値観こそ多様性の源泉のはずです。だからこそ、この2名だけではなく、虐殺された多くの人のことを想像する必要があるのだと思います。

 世界の中には絶望が広がっています。しかしそんな中で生きていくために、希望を持ちたいし、希望を創り出していかないとやっていけません。そのことはひとり一人に問われているし、当然政治家には厳しく問われていることなのです。

 夕方、東の月と西の淡い夕焼けを見ながらそんなことを思わずにいられない真っ青な空、そして強く冷たい風の吹く一日でした。

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青空に映えるテレビ塔

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月は東に

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日は西に

投稿者 saito : 23:50 | コメント (0)

大村知事再選

 大村知事当選。投票率34.93%と予想通り低い投票率でした。「人が輝く愛知」という中で、本当の意味でのインクルージョンな施策をすすめていただきたいと思います。

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投稿者 saito : 22:48 | コメント (0)



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