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2015年02月14日

「相手の届く言葉」&「過去に目を閉ざすこと」について考える

 「許すな!憲法改悪・市民運動全国交流集会inなごや」に参加し、清水雅彦さん(日体大教授)の「戦争する国への道:ガイドライン改定と戦争放棄」というテーマでの講演と内田雅敏さん(弁護士)の「戦争する国と靖国神社問題」というお話を聞く機会がありました。

 内田弁護士の話は考えさせられる内容でした。正しいことと思って反対の主張をするだけでは現実を変えることはできないので、例えば戦死した軍人の遺族を含めた相手の気持ちに届く言葉で訴える方法論を持たなければならないという指摘をされました。そしてそれは問題点を具体的な事実を示しながら行なっていくことが必要だとも言われました。自己満足的に「反対」を言うだけではダメということです。

 そして内田さんは過去の運動の中でドイツのヴァイツデッカー大統領からメッセージを受け取ったことがあり、その中で大統領は「過去に目を閉ざす者は現在に盲目になる」という言葉について、「これは西ドイツ国民に対して発した言葉なので、あなたたちは日本の中でしっかり取り組んでほしい」という趣旨のことが書かれていたというエピソードを紹介されていました。

 内田弁護士はさらに、55年前に刺殺された社会党の浅沼稲次郎のことを忘れてはいないか、銃撃された本島等長崎市長のことを忘れていないか、忘れているのは過去に目を閉ざしていることになるのだ、と熱く訴えられました。そして彼は同時に浅沼氏を刺した少年にも思いを馳せなければならないとも話されたのです。そこに思いを致すことで特攻隊で命を失った若い命のことを考えることになるのだということなのです。

 反戦・平和の運動で何が大切なことなのかということをハッと気づかせていただいたお話でした。

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熱く語る内田弁護士

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