名古屋市会議員 さいとう まこと(斎藤亮人) オフィシャルサイト


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2015年07月31日

政治参加ネット in 長崎 1日目

 今日と明日、長崎市で障害者の自立と政治参加を進めるネットワークの大会があります。統一選を勝ち切って参加でき、久しぶりの再会を互いに喜び合いました。また新たな参加者もあり新たな活気が出ています。

 私は朝、長崎に到着し少し時間があったので長崎に来た以上はこれだけは見なきゃということでタクシーで「平和祈念像」を見に行きました。現場に到着すると9日の平和祈念式典の会場準備がすでに始まっていました。また中国からの観光客であふれていて中国語が大きな声で飛び交う状況でした。公園の横にある「被爆者の店」でも状況は同じで爆買いの一端を見るようでした。私はヒバクシャのシンボルマークである折鶴のバッチを購入しました。

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平和祈念像の前で

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「被爆者の店」で購入

 午後からは長与町の議会を訪れました。そこには車いすを利用する安部みやこ議員がみえます。今回長崎大会が実現したのも彼女の存在があったからでした。長与町では鈴木副町長、山口副議長、さらには産業厚生委員会の河野委員長、分部副委員長の方々に対応していただきました。担当課から障害者福祉計画の内容を伺うと共に、社会福祉協議会が運営する福祉の総合的な施設「ほほえみの家」にある就労B施設では町の指定ごみ袋の製袋の仕事をしているとのことでした。その後議員の方と意見交換を行いました。

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長与町での意見交換

 夕方長崎駅に戻りメンバーの有志で街頭行動を行いました。「私たちは平和を願い、戦争法案に絶対反対です」とのメッセージを掲げながら道行く人に訴えました。チラシの受け取りも良く私たちの訴えを受け止めてくれているという実感がありました。このような小さな取り組みが積み重なり戦争法案廃案につながればと思わずにおれません。

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長崎駅前で街頭活動


投稿者 saito : 23:01 | コメント (0)

2015年07月30日

財政福祉委員会視察・仙台市B

 午前中仙台市役所に行き障害者差別解消法に関すると取り組み状況について調査しました。仙台市の場合は障害者差別解消法が制定されたのちに条例化しようとしている点が注目されます。現在同様な動きがあるのは政令市では新潟市があります。

 なぜ条例化なのか伺ったところ、まずは障害者団体からの要望も強くそれを市長が受け止め、仙台市としての姿勢を示したいとの説明がありました。法以上のことはどういったことを考えているかと聞くと「何らかの仲裁できるようなことを考えたい」と話されましたがまだ具体的なものではなく、課レベルでの思いなのかもしれません。

 昨年10月からグループワークをしながら議論する「ココロンカフェ」が計10回(平日と休日に行うので内容的には5回分)開催され、延べ580人の人が参加して様々な意見を出し、施策推進協にフィードバックするという作業を行っているそうです。今後9月にも条例の中華難を示し来年の2月議会には条例案を提出したいと考えているようです。名古屋市でも条例化をどうするか議会の中でも議論する必要があります。

 私は明日から以前から予定の入っていたことで長崎に行くのでみなさんと別れいったん帰名しました。

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ホテルの前でも七夕飾り

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駅の中でも七夕飾り

投稿者 saito : 21:40 | コメント (0)

2015年07月29日

財政福祉委員会視察・仙台市A

 次に、昨年11月に新たに開院した仙台市立病院を視察しました。新病院は525床。新たに提供する政策的医療として、
@小児救急医療を初期から3次まで総合的に提供。
A身体疾患と精神疾患を併せ持った救急患者を対象に総合的な救急医療を提供。
B総合的専門的な周産期医療を提供。
を掲げています。

 小児救急に関しては、病院の一角に「仙台市夜間休日こども急病診療所」が医師会の協力で設置されていて、その横に小児外来の受付があります。こういった連携は市立病院にとっても助かるものだと思います。また、身体疾患と精神疾患を併せ持つ患者の救急医療については50床が計画されていますが精神科医師が現在4名(うち指定1名)で不足していて10床の稼働にとどまっています。また、紹介患者の予約受付や入院手続きなどをワンストップで行う「総合サポートセンター」があり、各病棟で受け付けを行うよりも効率的なように感じました。なお看護師は募集に対して2倍あるということでした。

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病院の全景

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被災者を床に寝かすことも想定した
本当に広々とした救急科のスペース

投稿者 saito : 23:34 | コメント (0)

財政福祉委員会視察・仙台市@

 今日から財政福祉委員会の委員会視察で早朝から新幹線で仙台入り。まず仙台市衛生研究所を視察。研究所は若林区にある工業団地の一角にあります。この研究所は東日本大震災で大きな被害を受けながら復旧活動や様々な応援活動を行ったそうで。その状況を伺いに行きました。震災で配管が破損し重油が流出したり、冷凍庫内の試薬や菌株などが溶解してしまいました。たまたま感染症や収去検査がなかったため病原体の拡散という事態は避けれたとのこと。配管を修理したものの4月7日の大きな余震で再び破損したそうです。検査機器も机などに固定化していても、固定したのが本体だけで周辺機器が落下して壊れ検査機器が機能しなかったということもあったそうです。今でも雨漏りがしたりして建物に痛みがあるため、排水の安全性を確認するために建物の四隅に井戸を掘って監視しているそうです。なお、大震災後に放射線検査のためのゲルマニウム半導体検出器が購入されています。また研究所の隣には震災被災者のための仮設住宅が並んでいました。

 名古屋市の衛生研究所は地盤のしっかりした守山区の志段味サイエンスパーク内に移設される予定ですが、機器の安全性の確保や病原体などの拡散防止、配管や排水部分の強化などの課題をしっかり組み込んだ新しい名古屋市衛生研究所に生まれ変わることを期待したいです。

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研究所の全景

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電子顕微鏡を雨漏りから守るため
簡易テントを設置している

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放射線を測定する機器

投稿者 saito : 23:26 | コメント (0)

2015年07月28日

夏風邪です

久しぶりの夏風邪です。もう一週間もノドが痛みます。こんなに長引くことはめったにないので、歳を取ったためかと思っています。

夜には、「まことの仲間たち」の会議を早く切り上げ、暑気払いの飲み会をしました。選挙を手伝ってくれた若い人にも参加してもらい、活動の活性化を目論みつつ杯を重ねました。

投稿者 saito : 22:48 | コメント (0)

2015年07月27日

真の強靭な街とは?

「名古屋市地域強靭化計画」が策定され、8月24日まで市民意見の募集が実施されます。この計画は、国土強靭化基本法に基づいて南海トラフ巨大地震を想定して策定されました。

事前に備えるべき目標の最初に「人命の保護を最大限図る」というものがあります。人工呼吸器を使いながら地域の中で生活している方が多くみえます。予備のバッテリーを使用しても、標準のものでも7時間程しか持ちません。長時間の停電が続くと生命に関わります。発電機の補助を希望される方もいます。

今回の計画では、市役所や区役所などの発電機の稼働時間を現状の8時間から平成30年には72時間にしようと目標を掲げました。人工呼吸器利用者にとっても72時間稼働できる安心感を持っていただけるように対策が
講じられていいのではないかと思います。自己責任だけで済まさない施策が必要です。そういう街が真に強靭な街だと思います。

詳しくは
名古屋市:名古屋市地域強靱化計画(案)について(市政情報)
http://www.city.nagoya.jp/bosaikikikanri/page/0000071791.html

投稿者 saito : 23:32 | コメント (0)

2015年07月26日

夏まつりでパンの販売です

 昨日から2日間、恒例の7月第4週に行われる仲田本通り商店街、仲田銀座商店街の夏まつりでした。私は仲田銀座商店街の一角で「わっぱん」の販売を行いました。2日間ともしっかり暑く、しっかり蒸して大変でしたがいろんな方に出会える場でもあり大変だけど楽しい夏まつりです。秋には今池の夏まつり(9月20日、21日)が待っています。

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投稿者 saito : 23:08 | コメント (0)

2015年07月25日

盆踊りの季節です

 いよいよ盆踊りの季節です。上野学区の盆踊りに伺いました。

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投稿者 saito : 23:05 | コメント (0)

トイレの調査活動に飛び入り参加

 あいちトイレ研究会の現地調査に飛び入りで参加しました。場所は名駅スパイラルタワーの地下の多目的トイレ。おむつ替えのシートやオストメイトはないタイプのものでした。場所の状況からするとおむつ替えシートはあっても良かったのかと思いました。また、というか、やはりなのですが、使用中のところから若い元気のよさそうな女性が出てくると、もちろん外見だけでは判断できないのですが、「どなたでもご自由に利用できます」という文言が適切なのか考えてしまします。

 また段差解消の部分も、段差解消に40秒もかかる解消機で、操作性も確実性を追及し過ぎて使い勝手が今一つということもありました。なぜエレベーターなどの機種を選択しなかったのかと疑問を持ちました(もちろん構造的な問題があったのかもしれません)。

 名古屋市はこれから2年間かけて「福祉都市環境整備指針」の見直しが行われます。そこに多くの人の意見が反映して一つ先を行く指針ができればいいなと思います。

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投稿者 saito : 22:02 | コメント (0)

2015年07月24日

今年度の地方交付税の額が決定しました

 今日、平成2015年度の普通交付税等の額が閣議決定されました。名古屋市には普通交付税 63億9001万円(予算額45億円)が交付されます。しかし地方交付税法に基づく計算で導き出される自治体に必要な一般財源(=基準財政需要額)には不足します。その不足分は借金(=臨時財政対策債の発行)が認められることとなり、その発行上限額は252億4400万円と決定されました。仕組み上はこの借金はあとで国から交付税で補てんしてくれることになっていますが、計算式に当てはめると実際には常に補てんされません。なのでできるだけ発行額を抑えるのがいいわけですが、今の低金利時代こそ借金の好機といえるのも事実です。判断は難しい状況ですが、将来の金利負担を軽減するという意味で借金する事業を一部前倒しという判断を検討する余地があると思います。

 報道によれば15兆7495億円が1705自治体に配られます。内訳は道府県分が8兆3705億円(東京都を除く)、市町村分が7兆3790億円。不交付団体は60団体で、都道府県別にみると愛知県は14団体でダントツ1位。2位は東京都の10団体、3位は神奈川県の5団体なので愛知県の突出ぶりが際立っていますがこれは自動車関連産業、航空機産業による影響が大きいと思われます。

 愛知県内の14団体は、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、小牧市、東海市、大府市、日進市、みよし市、長久手市、豊山町、大口町、飛島村、幸田町で日進市は新たに不交付団体になりました。

投稿者 saito : 22:24 | コメント (0)

2015年07月23日

”わっぱん“と学生がコラボで商品開発しました

 「わっぱん」のパン製品を愛知大学のサークル「国際協力団体SEED」の学生さんと共同開発したと新聞に掲載されました。原料にフェアトレードのチョコレートや砂糖を使用して作っているとのこと。今後、愛大のブースやJICA内のショップで販売するとも報じられています。障害者団体が作ったパンというよりも、添加物を使わない安全で、そして公正(フェア)なパンとしてどんどん売れるといいなと思います。

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投稿者 saito : 23:19 | コメント (0)

2015年07月22日

相談窓口の多さよりも解決の出口を!

 昨日から名古屋市の福祉などに関する相談窓口などのパンフレットを集めていました。ある勉強会で困ったときに相談する名古屋市関連の福祉系機関について教えてほしいとのオファーがあったからです。

 「なごやジョブサポートセンター」「なごや若者サポートステーション」「ジョイナス・ナゴヤ」、「障害者・高齢者権利擁護センター」「成年後見あんしんセンター」「精神保健センターここらぼ」「ひきこもり地域支援センター」「発達障碍者支援センターりんくす名古屋」「障害者就労・生活支援センター」「障害者基幹相談支援センター」「なごや妊娠SOS」「子育て総合相談窓口」「児童相談書」「少年サポートセンター名古屋」「こども適応相談センター」「ハートフレンドなごや」「子ども・子育て支援センター」「子ども若者総合相談センター」「イーブルなごや」「配偶者暴力相談支援センター」「高齢者虐待相談支援センター」「いきいき支援センター」「障害者虐待相談視線センター」「こころの健康相談」「仕事・暮らし自立サポートセンター」等々のパンフレット・資料を集めました。これらを並べただけでも相談窓口の多さに改めて驚きます。

 問題なのは入口の相談窓口が多くても、解決する出口がなかなかないというのが「常識」です。出口が存在するためには、まずは就労、住居、居場所をすぐ確保できるのかどうか、保育所などが典型ですが利用したいところをすぐに利用できるのかどうかが問題です。相談する人が多くてもこれらのことが具体的に存在しないといわゆる「たらい回し」が生じるだけです。これらのパンフ類の山を見ても、背景にある制度は何なのか、どういった団体が運営しているのか、人の配置はどうなっているのかなどが分からないことが多いので、こういったことの分析をしながら相談体制の大胆な改革を提案する必要があると思います。

 また、名古屋市の仕事を民間に委託するということでの民間活用だけではなく、民間独自の取り組みを支援することでいわゆる「出口」を解決していくという方法論も必要だと思います。そうすると国の補助なしの独自予算が必要ということになります。こういった提案は非常に難しいですが解決を優先させるという視点で考えていかねばならないとパンフの山を前に思っています。

投稿者 saito : 22:08 | コメント (0)

2015年07月21日

フランス・ランス市長一行が来名

 フランス・ランス市のアルノー・ロビネ市長をはじめ副市長やランス群長の方々が名古屋を訪れました。河村市長や市会公式代表団がランス市を訪問したことへの返礼としての来名です。私も昨年7月、欧州視察の際に視察団団長としてランス市を訪れ市長の親書をランス市長に手渡しました。

 夜、「2015年名古屋パリ祭――ようこそランス市長」が開催されたので参加しランス市長たちと再会することができました。ランス市には藤田嗣治が建設したフジタチャペルがあり、ランス美術館には藤田の作品が多く寄贈されています。そして来年春には藤田嗣治展が市美術館で開催される予定です。今後文化交流をはじめ様々な分野で名古屋市とランス市の交流が深まっていけばいいと思っています。一行は名古屋滞在中、市美術館、名古屋城、徳川園・徳川美術館の視察、名古屋場所観戦をされる予定です。

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ランス市長一行

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ロビネ市長カッコいいです

投稿者 saito : 23:02 | コメント (0)

2015年07月20日

枝野幸男幹事長が栄で街頭演説

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 今日、午前中、栄のメルサ前で民主党の街頭活動があり、枝野幸男民主党幹事長が来て街頭演説を行いました。一緒に近藤昭一幹事長代理、大塚耕平政調会長代理、鈴木克昌衆議も訴えました。枝野幹事長は、「立憲主義を無視するなどルールなき権力は独裁である」、「民主は領域警備法案を提案している。対案がないのは自民党だ」、「今や事態は安倍政権と国民の対決である」などと力強く訴えました。

投稿者 saito : 21:10 | コメント (0)

2015年07月19日

病院のお見舞いに行って考えること

 今日は病院のお見舞いを3件ハシゴしました。話になるのは次の行先をどう確保するかです。自宅なのか施設なのか。自宅がいいけれど介助体制は確保できるのか。脳梗塞などで本人の意思がはっきりしない場合は親族などがまず協議することになります。従前から介助などで生活の援助をしていた人たちがその協議に加われることは稀です。そういう時は日ごろ付き合いがあって本人の意向などをよく知っている日常的に身近な人よりも、遠い親戚の判断が優先されてしまいます。本人の病状についてもプライバシーということで家族以外は教えてもらえません。

 こうなってしまうのも「扶養義務」の存在と無縁ではありません。もちろん責任を誰が負うのかという問題でもあります。「共に生きる」ことを考える時、「他人」と共に生きるということが想定されます。その「共生」を誰が認めるのか。そしてその「他人」は責任を負えるのか、負うのか。「共に生きる社会」の実現にはそういった根本的な問題が横たわっています。

投稿者 saito : 21:08 | コメント (0)

2015年07月18日

やねたに敦子明石市議に講演していただきました

 「まことの仲間たち」の総会で、聴覚障害のある家根谷(やねたに)敦子明石市議会議員に「聴覚障害者、政治への挑戦 ――聞こえなくてもあたりまえの社会を!!」と題して講演していただきました。議会で自分の公約(障害者者別解消法のこと、災害時要援護者のこと、障害者の職員採用のこと)について本会議で質問したこと、地域での取り組みに参加している様子、また明石市の手話言語・障害者コミュニケーション条例のことなどを話していただきました。

 やねたにさんは障害者のことだけではなく、高齢者のことや子どものことなど幅広く取り組んでいきたいと抱負も話されました。聴覚障害者の参加がとても多く、聴覚障害者の大きな期待があることを実感しました。障害者の政治参加の活動に共に頑張りましょうと気持ち合わせができ、いい機会となりました。

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投稿者 saito : 23:47 | コメント (0)

やれることを少しでもやるしかない

 作家の澤地久枝さんたちが呼びかけた全国一斉行動に少しですが参加しました。午後1時に全国一斉に「安倍政権を許さない」のスローガンをA3サイズの紙に印刷して掲げるというもの。私は1時には集会準備でドタバタしていたので遅れて1時30分から今池でチラシを配りながらアピールしました。時間帯のこともあり人通りが少なく少し残念でした。

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今池の地下鉄の出口前で行動

投稿者 saito : 21:41 | コメント (0)

2015年07月17日

「ユネスコ・デザイン都市なごや」のロゴマーク

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デザイン都市のロゴマーク

 先日、「ユネスコ・デザイン都市なごや」ロゴマークの使用申請を受け付けを始めたという案内が届きました。ユネスコ・デザイン都市なごやの推進の取り組みの趣旨にご賛同する個人や法人その他の団体の方は広報・広告、景品、商品の用途で広く無料で使用できるとのこと。ロゴをデザインしたのは小川明生さんというデザイナー。ロゴのコンセプトは「デザイン」「デザインサービス」「デザイン教育」「デザイン提言」など、ユネスコ・デザイン都市なごやが世界に向けて発信する様子を表現しているらしい。

 名古屋がユネスコ・デザイン都市であるということをどれだけの市民が知っているのだろうかと思わずにいられません。平成元年に名古屋は「デザイン都市宣言」を行い、いくつかの事業が行われました。私の事務所の前の桜通りも街路灯のデザインなどを統一的に行った通りですがそのことを知る人は少なくなっていることを感じています。このロゴマークをきっかけにこのデザイン都市宣言の意義について市民の中で議論する雰囲気が出たらいいなあと思います。ユネスコ・デザイン都市なごや推進事業実行委員会というものがありますが、委員を構成しているのは名古屋市の職員、商工会、デザイン団体と堅苦しい雰囲気。躍動感やいきいき感が感じられません。名古屋周辺には芸術系の大学、建築系の学科なども多くあるので若い人たちが自由に議論し、制作し、発表するというプロセスや場がもっともっと必要だと思います。

 なおロゴはこちらからダウンロードできます。http://www.creative-nagoya.jp/

投稿者 saito : 22:08 | コメント (0)

2015年07月16日

木曽町の「御料館」を見てきました

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御料館の全景

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中の様子

 昨日木曽に行ったとき、木曽町の「御料館」を見てきました。元営林署だったところを昨年リニューアルしています。2階は旧営林署がきれいに再現されると共に林野行政に関する資料などがで展示されています。1階は会議室、調理室などと共に子どもたちが木のおもちゃで遊べる木育の部屋、木曽町が取り組んでいるすんき漬けなどの実験などができるラボがありました。2階に行くにはエレベーターではなく、長いスロープが設置されていてそれで2階に入ります。その対応に結構お金をかけているなと思いました。

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外から2階に入るための長いスロープ

 また資料の中には明治初期にヒノキなどでつくられた木曽谷の模型は非常に興味深いものでした。また発酵食品のラボには立派な実験装置が設置されなおかつ人員も一人配置されていました。木曽町の発酵食品にかける意気込みを感じましたが実際の活用はどんな感じなのだろうという気もチョットしました。木育の部屋は広くていい感じでした。

投稿者 saito : 23:53 | コメント (0)

2015年07月15日

星野富弘の詩画が訴えるもの

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御嶽からは噴煙らしきものが

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 今日木曽町で開かれている「星野富弘 花の詩画展」を見に行きました。上下流交流でお世話になっている方が企画しています。星野さんの詩画は、自然への尊敬と感謝、そしてユーモアと自・他の存在への愛おしさを表現していると思います。展示されている作品の中に「共に生きる」と題したスミレを描いた作品がありました。そこに書かれていた詩は次のように綴られていました。

道の割れ目で
蟻とすみれが
暮らしている
蟻と花でさえ
助け合えるのに
同じ人間
どうしてきりもなく
戦争するのだろう

 特別委員会での「安全保障」法案可決の日にこの詩に出会いました。この詩の素直な疑問に開き直るのではなく、真面目にどう答えを出すのか政治に大きな問いが投げかけられています。

投稿者 saito : 21:41 | コメント (0)

強行採決は本当に腹立たしい!

 今日、木曽に行きました。昼食を取るために入った道の駅のテレビがちょうど国会での「安全」保障法制の委員会強行採決の瞬間を放送していました。本当に嫌になります。怒れてきます。何年後かに今日の採決が、「あの時がターニングポイントになった」ということにならないように廃案に向けてできることをやるしかないと思います。

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投稿者 saito : 21:25 | コメント (0)

2015年07月14日

戦争法案反対!強行採決反対!の集会とデモ

 「安倍内閣の暴走を止めよう! 戦争法案反対!強行採決反対! 7.14名古屋集会」が久屋公園ひかりの広場で行われ参加しました。緊急の呼びかけにもかかわらず1500人ほどの人が集まり、「戦争法案、憲法違反」「安倍政権の暴走許すな」「強行採決反対」などと声を上げてきました。デモでは久しぶりに顔を合わせる方も多く見えたのですが、こういったデモで顔を合わせるというのも何だかなあと思いつつも、こうやって一緒に反対する人がいると思い直して声を上げてきました。明日にも特別委員会での強行採決が行われるとの報道もあります。まだ成立を阻止する時間は残されているのであきらめずに、前向きな気持ちでやれることをやりきるしかありません。

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投稿者 saito : 23:33 | コメント (0)

長野県のアンテナショップがオープンしました

 中日ビルの地下一階に長野県のアンテナショップが7月7日にオープンしたので見に行ってきました。当面は来年3月までの期限で開設するとのことです。ふるさと割ということでいろんなものが安く購入できます。これから商品を充実させていくとのことでした。ぜひお立ち寄りください。

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投稿者 saito : 21:26 | コメント (0)

2015年07月13日

南医療生協、おたがいさまのまちづくりの取組み

 先週に続きわっぱの会で南医療生協の施設の見学に行き、交流会も行われました。訪れたのは、グループホームなも、老健あんき、ショートステイきままてんぐ苑、ゆうゆう村がやが家です。それぞれ特徴があり、またスタッフや組合員の方の説明を伺っていると、施設は「自分たちが創り出したもの」という自負をどこの場所でも感じられることが素晴らしいと思いました。

 最近の活動として、「おたがいさまのまちづくり」をすすめていて、地域の中の組合員の困り事や解決したいことなどを「ささえあいシート」に記入して、「おたがいさまサポーター」というボランティアでささえあう活動を展開していることを聞きました。3年間で307件取り組んでいて年々増加しています。そして様々な議論の末、有償ボランティアから交通費なども自分たちで負担するボランティアの活動に再編したとも聞きました。地域でのささえあいと福祉サービスの組み合わせを戦略的に考えていると思いました。

 その他に、地域の男性のボランティア活動「男塾」の活動、老健では半分の人が在宅に帰っているということなど注目すべき取り組みもありました。理事の方が「国の地域包括ケアの先を行っている」というのは本当でした。見学するたびに教えられることが多い南医療生協の取り組みです。

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古民家を利用したグループホームなも

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入居者の方が食事作りをされていました

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みなさんで交流会の準備していただきました

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盛りだくさんの料理をいただきました

投稿者 saito : 23:19 | コメント (0)

2015年07月12日

遺伝子組み換えナタネ自生調査全国報告会が名古屋で行われました

 遺伝子組み換え(GM)ナタネ自生調査全国報告会が名古屋で開催されました。輸入されるナタネの中に除草剤に対して耐性のある遺伝子組み換えのナタネが含まれていて、それが輸送などの過程で道路沿いなど様々なところにこぼれ落ち、自生しています。その調査や抜き取り活動が全国で行われていて、今日はその報告会でした。8団体からの報告があり、その中には自治労名古屋学校支部の給食調理員の方から、自生調査の取り組みが安全な学校給食の実現につながっているとの報告があり、各地の人たちにも関心を持ってもらえた様子でした。

 名古屋の活動を除くと全国38都道府県で調査が行われ、947の自生検体を検査し、49検体で組換えが確認されました。最近ではGMナタネが多年草化したり、雑草などと交雑しているものが発見されるなど広範囲に遺伝子の汚染が広がっています。私も一緒に活動している、遺伝子組み換え食品を考える中部の会では年2回名古屋港や四日市港から松阪に至る地域で抜き取り調査を行っています。この春の調査では3276本のナタネを抜き取っています。そのうち102本を検査し、65.7%で除草剤耐性の陽性反応がありました。また、交雑したと思われる雑種58本も検査し、62.1%に陽性反応が出ています。

 このように交雑が進むなど事態は複雑化してきています。今後農産物への影響がでると深刻なことになります。大規模に繰り返し抜き取りをしても事態の拡大に歯止めがかけることができません。食い止めるには国や自治体による対策が必要な状況だと言えます。2010年に名古屋で行われたCOP10/MOP5の成果であるカルタヘナ議定書に関する「名古屋・クアラルンプール補足議定書」の締結と国内法での明文化が早急に求めらる状況だと思います。

 しかし、国の法律では組換え遺伝子の栽培作物への移行は損害に当たらないし、明治以降に国内に存在する植物と組み換え植物の交雑は損害に当たらないといった問題が存在しています、そのことをクリアするためにも全国で行われているナタネの自生調査は非常に重要な意味を持っています。また、大規模に継続して調査されている取組みは世界的にも貴重なものだと評価されています。今後、愛知県や名古屋市などとも連携していけるよう取り組みをすすめていきたいと思います。

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120名の人が参加しました

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パネルディスカッション

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多年草化した巨大なナタネ。不気味です。

投稿者 saito : 22:51 | コメント (0)

2015年07月11日

斉藤よしたか参議のパーティーに伺いました

 斉藤よしたか参議院議員のパーティーがあり参加させていただきました。民主党からは岡田克也代表がお見えになりました。斉藤参議院議員は国民をリスクから遠ざけること、将来の世代のことを考えることの2点が政治家の役割であると明確に話され力強い決意表明をされました。

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決意表明をする斉藤参議

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岡田代表から応援のメッセージ

投稿者 saito : 23:33 | コメント (0)

名古屋市の第2斎場開場式がありました。すすんだトイレの設計もありました。

 名古屋市港区に名古屋市の第2斎場が13日から稼働しますが、今日開所記念式典があり財政福祉委員として参加し完成した斎場を見学してきました。場所はイオンモール名古屋茶屋の東隣になります。

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南側から見た全景

 現在八事斎場では1日平均66件ほど火葬されていて昨年度(平成26年)は年間2万2000件の火葬数となっています。今後高齢化の進展とともに火葬数は伸び続け、想定では2044年(平成56年)に年間3万4000件でピークに達します。八事斎場の老朽化も考えると第2斎場はどうしても必要な施設だとして20年来の計画でした。

 総工費172億円(整備費111億円、用地取得費61億円)をかけた新斎場は30基の火葬炉と30室の休憩室がありプライバシーや自然との調和、環境対策に配慮したもので、同時に津波避難ビルの役割も果たすことになっています。今後、八事と港で火葬数を半分ずつ分担する想定です。また指定管理により太陽・近鉄グループが運営を行います。

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お別れ室には自然光が差し込んでいます

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バックヤードには火葬炉が並んでいます。

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待合室はすべて個室(有料)です。

 新斎場のトイレには新しいコンセプトで設計されたものがありました。トイレを見るのに結構時間がかかってしまいました。最近少しずつ増えているのですが、通常のトイレの中に幼児と一緒に入ることを想定した(つまり幼児を座らせる場所がある)トイレがありスペースが広くとってあります。開口部が広くとれるようドアが折りたたみ式にもなっているので私のような手動式車椅子ユーザーはなんとか利用できる可能性があります。もちろんフルスペックの多目的トイレは当然あるのですが、これからは一般のトイレでオストメイトが利用する、ベビーカーを入れることができる、というような発想で通常のトイレスペースが設計されていくことが理想だと思います。名古屋市の施設でこのような例が今までにあるのかどうか一度確認してみなければなりませんが、これからの進むべき方向性が示されていてとてもいいと思いました。

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私の車いすはうまく入りました

投稿者 saito : 22:35 | コメント (0)

2015年07月10日

「アベ政治を許さない」ポスターを掲示しよう

 作家の澤地久枝さんが7月18日(土)13時きっかりに同じポスターを全国一斉にかかげようと呼びかけています。ポスターはA3サイズで、文言は「アベ政治を許さない!!」。文字は金子兜太さんが書いたとのこと。澤地さんの呼びかけホームページからダウンロードできます。
 その時間私は今池にいますので、どこかで掲げることができたらと思っています。多くの人がいろんな形で訴えることが今の状況をいい方向に変えることにつながればと思います。
 
 ホームページでは下記のように呼びかけられています。

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〜〜日本中に拡散をお願いします!〜〜
★2015年7月18日(土)午後1時★
このコピーを一人ひとりが道行く人に見えるようにかかげるのです。
一人で悩んでいる人、誰にも声をかけられない人はわが家の前で、
あるいは窓辺で。
どこででも、あらゆる形で。
東京は国会議事堂前、その他主要駅頭などで。
全国すべての駅、学校、街、村、会場の外など。
示すのは勇気のいる世の中かもしれません。
「許さない」勇気が試されます。
政治の暴走をとめるのは、私たちの義務であり、権利でもあります。
ポスターは「セブンイレブン」のネットプリントでも印刷できます。
・予約番号 56685090 A3白黒
 プリント有効期限 2015/07/12(1枚20円)
・予約番号 89697099 A3白黒  
プリント有効期限 2015/07/17(1枚20円)

投稿者 saito : 22:23 | コメント (0)

2015年07月09日

福島の農産物に縁のある一日でした

 夜、テレビ塔南の噴水のある公園で行われている社会実験イベント「東北屋台村みちのく食堂」にふらりと行ってきました。友人と一緒に行ったのは夜の8時過ぎでお客さんが少なくさびしい感じでした。牛タンの塩焼きを食べました。すると一角に生産者の方が野菜などを販売していました。生産者は(株)阿部農縁。少しお話したら代表取締役の寺山さんという方で、郡山の被災地障害者支援センターの白石さんをご存知ということで夜の栄の噴水前で妙に親近感がわきました。販売している商品の中に、大葉やエゴマが入ったおかず味噌があったので買いました。実は今日、名古屋生活クラブに注文していた郡山の中村和夫さんが生産した有機コシヒカリが届いていたのが念頭にあったのでこの味噌でコシヒカリをいただこうと思ったのでした。楽しみです。

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テレビ塔をバックに屋台村があります

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ライブやってました

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阿部農縁のおかず味噌

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福島・中村さんのコシヒカリ

投稿者 saito : 23:03 | コメント (0)

「安保法制」反対の街頭活動

 民主党愛知県連の「安保法制」に反対する街頭活動が夕刻名古屋駅前であり私も参加しビラまきをしました。他にも「安倍内閣の暴走を止めよう!共同行動実行委」の人たちも街頭活動をしていました。新聞や通信社の世論調査によればどの調査でも約8割の人が今回の安保法制について説明が不十分だと回答しています。安倍総理はインターネットの番組で集団的自衛権の説明を不良のケンカに例えて説明をしていましたが、あまりにも稚拙で、あまりにも市民を愚弄しています。法案成立のための「60日ルール」適用のためには24日までに衆議院を通過させないといけないと報道されています。政府はそれを念頭に16日衆院通過させようとしているようですが何としても止めないと大変です。7月14日18:30からは「安倍内閣の暴走を止めよう!共同行動実行委」主催の集会・デモが久屋公園で行われる予定です。

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国会議員がリレー演説

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ビラへ配りの手ごたえはなかなか感じにくい

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共同行動実行委の街頭行動

投稿者 saito : 22:40 | コメント (0)

南木曽の土石流から一年経ちました

 長野県南木曽町で一人の命が失われた土石流が発生してから今日で一年です。一年経つのがあっという間に感じるのは被害当事者ではないからなのでしょうか。昨年は御嶽山の噴火もあり木曽地域には試練の年でした。少しでも良い方向に向かうように願わずにはおれません。

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土石流後、約ひと月半の現場近くの様子

投稿者 saito : 22:32 | コメント (0)

2015年07月08日

鯉江良二展に行ってきました

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 愛知県陶磁博物館で行われている「鯉江良二展――土に還る それ以前・それ以後」を鯉江さんと親交のある知人と一緒に観に行きました。ダイナミックな作品や繊細な作品、メッセージ性の強い作品など幅広く展示されています。作品もさることながら、作品を窯で焼いている時の温度変化や窯の中の様子などを方眼紙に手書きで細かく書いているメモも展示されていたのが興味深く感じました。鯉江さんの作品から受ける印象とはまた違う一面を見たような気がしました。展覧会は8月2日まで。

投稿者 saito : 21:32 | コメント (0)

2015年07月07日

県議団、市議団で安全保障法制の慎重審議を求める決議を出しました

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昨日の新聞に掲載された記事

 民主党愛知県議団と名古屋市議団が連名で「安全保障法制に対し慎重かつ丁寧な審議と、報道の自由を求める決議」を採択し発表しました。県議団と市議団が一致してこのような決議をするのは珍しいことです。本来であればそれぞれ議会で意見書採択をしたいのですが愛知県議会、名古屋市議会ともに意見書採択は全会一致の原則があり、現状では採択の見込みがありません。そこで今回のような手段により、今回の安全保障法制に対する県議団、市議団の意思表明を明確にすべくまとめたものです。

 以下決議の内容です。

安全保障法制に対し慎重かつ丁寧な審議と、報道の自由を求める決議

 終戦から70年の節目を迎える中、我が国は、恒久平和を実現し、戦争の惨禍を再び繰り返すことのないよう、近隣諸国との安定した関係の構築はもとより、国際社会の平和と安定を脅かす様々な課題の解決に向けて、積極的に取り組んできたところである。
 こうした中、政府は、去年7月の閣議決定により憲法解釈変更という違憲手続によって集団的自衛権の行使を容認したのに続き、本年5月には、集団的自衛権の行使容認を前提とした武力攻撃事態法やPKO法などの改正を行う「平和安全法制整備法」と、他国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する新法である「国際平和支援法」を国会に提出した。
 当該法案は、これまで「専守防衛」「海外で武力行使をしない」としてきた我が国の安全保障体制を大きく転換するものである。
 本年6月に開催された衆議院憲法審査会において、参考人の憲法学者全員から、集団的自衛権の行使を容認する解釈及び当該法案については憲法違反であるとの指摘がなされたほか、多くの団体や自治体議会からも法改正を強行しようとする姿勢に対する慎重意見が出され、世論調査においても、国民の多くは安全保障法制見直しに関する説明が不十分であるとしていることから、当該法案の内容、必要性、それが及ぼす国民生活への影響などについて、徹底した説明と議論が尽くされなければならない。
 また、沖縄の基地移転にまつわる民意や当該自治体の意思に対して、丁寧に対応しようとしない国の姿勢や、報道の自由に対する弾圧的発言は、民主主義国家の根幹を揺るがしかねない。
 よって、民主党愛知県議会議員団、ならびに民主党名古屋市会議員団は、国に対し安全保障法制をはじめとする、国民生活に多大な影響を与える重要法案等の審議、進め方に対し、様々な意見に真摯に耳を傾けるとともに、より一層慎重かつ丁寧に対応するよう強く求めるものである。
 以上、決議する。

                     平成 27 年 7 月 7 日
 
                     民主党愛知県議会議員団
                     民主党名古屋市会議員団

投稿者 saito : 22:29 | コメント (0)

2015年07月06日

6月議会が閉会しました

 今日6月議会が閉会しました。提案された10の議案はすべて可決となりました。民主市議団はすべての議案に賛成しました。その他に人事委員会の委員選任、固定資産評価委員の選任、固定資産評価審査委員会の委員選任についてそれぞれの同意、人権擁護委員の推薦についての諮問が行われました。

 さらに市議会の会議規則が改正され、議員が会議を欠席する場合、今までの規定では「事故のため出席できないときは」となっていたものを「疾病、出産その他の事故のため出席できないときは」という文言に改正し、出産も欠席の理由と認めることになりました。これは会議規則を定める際に参考にする全国市議会議長会が定める標準市議会会議規則が出産を理由に欠席できるように改正したことによるものです。

 また意見書が2本採択されました。一つは陽子線を含む粒子線治療の早期健康保険適用を求めるもの。もう一つは国民健康保険の制度見直しに際し、地方自治体が独自に取り組む乳幼児医療費助成などを行っている場合に国保の国庫負担を減額するような仕組みにしないよう求めるものです。

投稿者 saito : 23:27 | コメント (0)

2015年07月05日

「近代化」については深く考えたい

 夜、日本の「明治日本の産業革命遺産」(製鉄・製鋼、造船、石炭産業)の世界遺産登録が決まったと報道がありました。強制連行をどう表現するのか日本と韓国の間で対立が続いていたようですが、「自らの意思に反して連れてこられ」との表現を日本側がすることで決着をしたようだとのことです。私はこれは当然そういう事実があったと思っているのでこれでいいと思います。

 ただ明治における産業革命、これは日本だけではなく世界中で近代化する時の話だと思いますが、必ず「負の部分」があることを忘れないようにしたいと思っています。こういうとすぐに「自虐」だという人もいますが、物事の評価をどうするかという時の必要な視点だと思っています。石炭産業にしても炭鉱労働者の厳しかった歴史も知らないといけません。「女工哀史」の話(これは繊維産業ですが)もそうです。そして近代化のプラス面を享受しているありがたさを噛み締めないといけないのです。

 時間があれば今回登録されたところに行き、想像をめぐらす機会を得たいと思います。

投稿者 saito : 23:43 | コメント (0)

2015年07月04日

南医療生協の「よってって横丁」の見学をしました

 緑区大高南駅前にある南医療生協病院と、この4月にオープンした「よってって横丁」の見学にわっぱの会のメンバーで行ってきました。南医療生協は現時点で7万人の組合員がいて86の支部があり、医療や福祉に関する事業所が64か所運営されています。病院はベッド数313床、うち20が緩和ケア病棟でした。最上階の7階に緩和ケア病棟があるのですがその階にはリハビリ室もありました。最上階にリハビリ室があるというのは初めて出会いました。とてもいい発想だと思いました。人間ドックセンターもあり年間6000人の人が受診しているとのこと。外来の75%が組合員、入院の85%が組合員だそうです。ただ医療サービスについては組合員であってもなくても一切同じだそうです(それは法的に差をつけてはいけないのだとか)。病院の図書室などもボランティアの人が運営しているとのことでした。またフィットネスクラブのありました。

 病院から道をはさんで大高南駅前にこの4月にオープンした「よってって横丁」があります。土地は2600uの名古屋市有地を60年間の定期借地で借りています。1階にはヘルパーステーションや訪問看護ステーション、小規模多機能ホーム、デイケアがあり2階にはメンタルクリニックや精神のデイケア、鍼灸院、歯科クリニックなどがあります。2階にある屋外庭園のような場所で毎月1回行われる日本酒を楽しむ会の準備が行われていました。病院の職員が自主的に開催しているのだそうです。また1階には自習室という図書館の自習室のような感じのスペースがあり誰もが利用でき学生なども利用しているということでした。

 その他に1階にはカレー屋とカフェ、バー、2階にはイタリアンのレストランやカフェがあります。全体的におしゃれかつナチュラルなコンセプトで統一されています。フェアトレード、無添加、無農薬などの製品にも多く出会うスペースです。そして3階から8階はサービス付き高齢者住宅です。保育園から高齢者施設、パン屋にレストランと様々な施設があることで多世代の交流を行う仕掛けがきちんと揃っています。そしてあちこちに座るスペースも多くあっていいなと思いました。そして病院から横丁を抜けていくと南大高駅につながっていくのですが、誰でも通り抜けしてもらって構わないという姿勢もいいなと思います。地域への広がりをどう作るのか、一つのヒントがあるように思います。

 組合員でつくる一つひとつの充実した班活動を背景に、必要なものを自分たちで創り出していくパワーの力強さを感じずにはおれませんでした。今後どのように活動が展開するのか要注目です。

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大高駅から見た全景

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病院1階ロビー、2階にはフィットネスクラブ

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自習室では学生が勉強?中

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高齢者住宅の一室

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カレー屋さん

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ナチュラルカフェ

投稿者 saito : 23:29 | コメント (0)

2015年07月03日

教科書展示会に行ってきました

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 鶴舞図書館で行われている教科書の展示会に行ってきました。名古屋市内では鶴舞中央図書館、西、中川、南、天白の各図書館、教育センターの6カ所で5日まで行われています。久しぶりに展示会に行きました。歴史の教科書で東日本大震災の項目で原発事故に触れられていないものがあったり、盧溝橋事件は誰が起こしたかわからないというような記述があったりいろいろです。すべての教科書を見ることがとてもできなかったのですが、パラパラとめくっていると東京裁判について「戦争に対する罪悪感を植え付けた」という見出しが目に留まりました。一体どういうことなのでしょう。戦争に対する罪悪感を持つことはまっとうなことではないでしょうか。この見出しには衝撃を覚えざるを得ませんでした。

 男らしさ、女らしさを強調するものがあったりと私から見てこれはよくないなと思える記述もパラパラと見ているだけでも見つけることができました。一方で、国語の教科書などを見ているといろんな人の文章が題材となっていて、時間があれば各科目ゆっくり読みたいと思いました。自分が中学の頃はただ学校の勉強という意識で読んでいただけだったようでほとんど記憶に残っていません。今あらためて読むとどう感じるのかを体験してみたいなと思わずにおれませんでした。

投稿者 saito : 21:33 | コメント (0)

名古屋市の市税徴収率が99.1%に

 財政委員会では提案された市税条例の一部改正の議案について全会一致で可決しました。

 採決に続いて26年度(2014年度)の市税収入の見込み額(速報値)が示されました。実質収支は17億2500万円の黒字で、昨年の17億5700万円とほぼ同じ額でした。歳入総額は1兆547億円、支出は1兆474億円で共に昨年比2%増でした。個々に見ると市税総額は5035億円で前年比3.1%増。そのうち個人市民税は1561億円で昨年比1.9%増、法人市民税は702億円で14.8%増でした。法人税の増は景気回復の影響が、個人市民税については株などの所得が影響していると思われます。

 今回の発表で注目されたのは市税の徴収率が99.1%になったということです。従来から政令市ではトップの徴収率で、昨年度名古屋市は98.7%でしたが全国トップは国立市の98.8%で0.1%差で全国一位にはなりませんでした。今回の値で全国トップの座に近いのではないかと思われます。
過去は1989年(平成元年)の98.8%が最高値でその後バブル崩壊で96.3%(1999年、2000年)まで下がりましたが、その後2001年(平成13)に財政健全化計画の策定、2006年度(平成19年)の新財政健全化計画、2010年の市税事務所の集約化、2011年の債権管理計画策定などの施策展開が実を結んだと言えます。

 もともと名古屋市は滞納せずに納付する現年課税分が99.53%で極めて高いことが政令市トップの原因です。ちなみに政令市の中の旧5大市で2位の横浜は99.29%です。もちろん収納率を高めることは重要なことです。しかし取り立てを厳しくするという意識ですすめていくのではなく、税金を払いやすくする状況を作り出していくという意識を大切にしてほしいと思います。もともと名古屋市民は堅実です。今回の徴収率の結果も名古屋市の風土、名古屋市民の個性が表れていると考えた方がいいのではないかと思っています。名古屋市は派手に東京と競うよりも、地道に着実にまちづくりをすすめていった方が「水に合う」ということをこの徴収率の高さが示しているのではないかと思います。

投稿者 saito : 20:23 | コメント (0)

2015年07月02日

天守閣木造化議論が迷走始める

 名古屋城天守閣整備の議論が迷走を始めたようです。昨日の経済水道委員会で天守閣整備について文化庁の見解の報告が行われ、それを基に議論されました。

昨日の委員会資料で示された文化庁の見解は以下の通りです。

・天守の再建については、整備主体である地元の自治体がどのような内容の整備を行うか考えることが第一。
・その上で、天守を復元する場合は、原則として材料等は同時代のものを踏襲する必要があるが、それ以外の可能性を排除するものではない。
・名古屋城天守閣については、往時の資料が十分そろていることを踏まえると、いわゆる復元検討委員会において木造によるできうる限り史実に忠実な復元をすべきとの意見が出される可能性が極めて高いと考えられる。

 新聞報道によると、名古屋市当局が「木造以外の可能性を排除しない」と説明したそうです。議員からは財源の根拠、名古屋城整備全体の構想のビジョン、経済波及効果、長寿命化に対する市民の意見などが明確ではなく判断材料が足りないという意見が出されたといいます。今後これらの論点について議論することになっていくのだと思います。私はこれらの議論がされるということは迷走が始まったと考えています。市長は2020年に復元が間に合うようにと言っていますが、これこそ国立競技場以上に間に合わない話です。このような無理な前提を議論の出発点においている限りこの迷走は止めることができないと思います。まず優先すべきことは名古屋市として「名古屋城整備」と「復元」の定義を明確にしなければならないということです。

@長寿命化をしたとしてもいずれは建て替は必要。そのことをどう判断するのか。
A耐震性能を確保するには「完全木造」は可能なのか。不可能ならどうするのか。
Bバリアフリーについてどうするのか。
C木材調達と日本全体の森林保全の関係を視野に入れたタイムスケジュールなのか。
D名古屋城全体の整備計画との関係をどうするのか。
E財源確保のスキームをどうするのか。

 細かいことは別にしてこれくらいのことを腹をくくって判断して提案しなければいけないのだと思います。両論併記の提案ではダメなのです。迷走の責任は当局側にあるのです。

 私は最終的には木造化してもいいと思っています、しかしそれは2020年完成ではなく、何十年かけての再建でいいのです。焦る必要はありません。ガウディ設計の教会、サクラダ・ファミリアは1882年に着工しいまだ建設中です。完成はガウディ没後100年の2026年予定だといいます。そこまででなくてもそれくらいの視野があってもいいと思います。私たちは100年後、200年後に国宝になることを、世界遺産になることを夢見ればいいのです。そしてその時に名古屋城が残っているためには平和な世の中がずっと続かなければならないということでもあるのです。

投稿者 saito : 23:20 | コメント (0)

2015年07月01日

市設建築物再編整備方針(案)が提案されました

 今日は財政福祉委員会で今後の名古屋市政運営にとって極めて重要な課題が提案されました。それは「市設建築物再編整備の方針(案)」で、本日の委員会で議論しました。市が保有する施設のいわゆるアセットマネジメントを今後どう進めていくかという基本的な考え方を取りまとめたものです。これからの人口減少社会、財政の硬直化という条件の中で施設の老朽化に対応しながらどう維持していくのかという問題です。

 今後施設を長寿命化しても施設整備費は年間314億円(一般財源60億円)が不足すると試算されています。今回の方針で対象となるのは一般の市の施設、学校、市営住宅です。これらの施設の延べ床面積は1000万uにもなり、人口100万人以上の政令市では3番目の多さで、市民一人当たり4.4uになります。上位3都市は大阪、神戸、名古屋で市営住宅の戸数が多いということが影響しています。この床面積を今後2050年度末までに10%、つまり100万u削減しようという計画です。100万uと言ってもピンときませんが、一つの区役所で大体1万u、つまり区役所100か所分、ナゴヤドームだと20個分というボリュームです。何かとてつもない数字に感じます。今後この1000万uの内容を吟味しながら具体的な計画を策定していかなければなりません。

 今回の再編整備の基本方針は「縮充」です。単なる削減ではなく、より多くの市民がサービスの充実感を得られるようにするという考えが込められています。この方向性自体は私も同意します。また新しいニーズに対応しようとするときは10%削減の範囲内で対応するというルールも示されています。しかしこの再編整備をすすめていくためには財源をどう確保するのかが重要課題です。そのことと絡み各局間の調整をどうしていくのかは明確なルールが決まっているわけではありません。

 そしてその財源の問題は予算編成の仕組みに関わり、さらには定員管理にも関わってくる問題です。今日の委員会では、私は現状の財源配分型予算の方法論では限界があるのではないかと指摘しました。財政当局とは議論が平行線でしたが、やはり新たな予算編成の仕組みを考え出す必要性を強く感じています。あとアセットマネジメント基金の創設ということも提案されています。不要な土地の売却代金などを積み立てるというものです。しかしこれも具体的な運用についてはまだまだ不明の点もあるのでこれからもしっかりチェックしていく必要があります。

 いずれにせよこの市設建築物の再編整備については「総論賛成各論反対」というものをどう乗り越えることができるのか、議員もまた各局も大きく問われています。乗り越えなければ「絵に描いた餅」「笛吹けど踊らず」になります。そうならないように取り組みをせざるを得ないわけですが、そのためによるべき基準は「どのようなまちづくりをするのか」という視点だと思います。このことについて具体的なビジョンを示す必要があります。今後8月のパブコメを経て9月には策定となります。今日の委員会では再編整備方針案が市全体にかかわる課題なので議会全体で学習する場の設定が必要ではないかとの提案もありました。千種区役所の老朽化への対応や千種図書館の建て替えはまさしくこの方針で議論されるべき内容です。今回の基本方針案、いろんな場面で議論を積み重ねる必要があります。

投稿者 saito : 22:57 | コメント (0)



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