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2010年04月20日

今日は待機で長い一日

 今日はそんなに長くならないだろうと考えていたところやはり考えは甘く、今日もまた長い一日でした。私は議会運営委員会のメンバーなので議会の運営が確定していない時はどうしても議会に残っていないといけないのです。今日のような場合議員みんなが残っているというわけでもないのです。

 9時30分から団会議。各委員会の審議状況が報告されると共に議員報酬についても会派の中で議論を進めないといけないという意見が出されました。

 10時15分から総務環境委員会が開かれたので傍聴に。議論は先日の議論の延長でした。その中で、また4月14日に市長が日本記者クラブで会見した際に、「鳩山首相も小沢さんも800万円でやればいい」と報道されたことの真偽について昨日の本会議で質問があった時、市長は「誤報だ」と不規則発言をしたことについても議長に確認をしてもらうように求めるという意見もありました。

 あと、市長のマニフェストでは10%減だったのに半減について当局はどう考えるのかとの問いに「ビックリした」という答弁があったくらいで、結果的には半月では状況が変わっていないとの理由で報酬半減、地域委員会補正予算はいずれも否決されました。

 総務環境委員会の議決を受けて12時05分財政福祉委員会も行われ、減税の恒久化、地域委員会の補正について全会一致で否決しました。

 その後12時40分〜13時まで団会議を行い、13時30分からの議会運営委員会開催を待つことになりました。「誤算」はここからです。議運はいっこうに開催されません。原因は、市長の本会議での発言や退職金制度をめぐる発言への対応をどうするか、明日の本会議で何らかの対応をしないといけないのでその対応策が議長を中心に断続的に調整された結果、20時50分、7時間20分遅れで議運が開催されました。

 議運では、議長から市長に対して不規則発言を行わないように注意してもらうことを確認しました。その際、議場で「それはあぶないよ」と言った件について質問が出され、市長は「それは、名誉毀損になるからあぶないと言った」と述べ、さらに「事実無根のことで嘘つきとか言われる。名誉毀損している」「与党も野党もない時にどうしたらいいのか」「私は問題提起をしたのだ」「一種の正当防衛だ」「訂正する気はない。事実無根のことを言った人に謝罪してもらいたい」「法的処置を取る」などとまくしたてました。議運の終了は午後10時前。今日は待機の一日でした。

投稿者 saito : 01:20 | コメント (0)

2010年04月19日

4月臨時議会。いきなり長い一日となりました。

 ここ数日の更新をしないまま4月臨時議会を迎えてしまったので、ここ数日の活動については後日報告させてもらうことにして、まずは今日の議会の報告を。

 9時30分から議会運営委員会。議案に対する質疑を行う人を確定するために議運。
 質問者は、わしの恵子(共産)、梅村麻美子(民主)、ふじた和秀(自民)、福田誠治(公明)、山口清明(共産)、山本久樹(民主)、桜井治幸(自民)、木下優(公明)の8名。

 10時から本会議開会。まず市長の提案説明。
「私のもっとも根本となる施策が圧倒的多数によって修正、否決されるという事態を目の当たりにした時に、心の底から憤りを感じます。このような議会の暴挙といわざるを得ない事態に対して、民主主義の危機を感じた」だから「日本中が注目する中、減税の恒久化、地域委員会、議員報酬の半減のいわゆる主権在民3部作を提案した」と説明しました。この説明については数日後にホームページにアップされると思います。

 まずわしの議員は、市長が4月11日に開催したパブリックヒアリングの会場で、市会議員に退職金制度があるかと誤解されるような発言があったこと、昨年6月の本会議で市長の報酬800万円の議論の際に、市長の答弁として「ちょうど調べましたら、民間の中小企業のほうが最終的には給料が高いようですけど、60歳の平均給与、中小企業だと大体800万円です、これは。ですから、これで市民の皆さんと同じ生活をすると。」という発言がこれは本当なのかとの疑問が出されました。市長の回答についてはひと言で要約しにくいのと、正確にメモが取れていないので、数日後にホームページにアップされる録画でご確認ください。http://www.nagoya-city.stream.jfit.co.jp/

 続いて民主党の梅村麻美子さんの質疑。問題になっているリビング新聞の記事、特に「議員の報酬2700万円、4年に一度4220万円の退職金がもらえる」との部分は市長が実際に発言したのではないかと激しく追求、また昨年7月に市民団体の総会での講演記録が録音されたCD−ROMを示し、この講演でも市議に退職金があると発言していると指摘しました。この質問の直後、このCDの内容を議会側、市長側が確認した上で質疑を続行すべきだとの緊急動議が出され、休憩に入りました。

 11時35分。議会運営委員会のメンバーでCDを聞きました。確かに話の流れで考えれば戦後直後に退職金制度ができ、競争のない名古屋市議会も身分保障されていると聞き取れる内容でした。そこで、該当部分をテープ起こしした上で市長にも確認してもらい本会議を再開しようということになりました。このテープ起こしと確認に時間がかかり、再開のための議運が開かれたのが14時30分。前後の文脈は略しますが、問題の部分のテープ起こしは下記の通りです。

 (以前略)「議員というものを立派にしようとしたんです。ところが、戦後焼け野原ですから、みんな出てちょうと言ってみ、出れえせんわけですわ。ほんでどう考えたかと。飯が食えるようにしてしまったわけです。ここで。ほんで、退職金の規定をつくった。退職金がもらえるようにして、退職しても飯が食えるでどうぞ安心して出てちょうだいと、そこまで身分保障してしまったというわけです。その代わり、いったん身分保障されますと、ご承知のとおり、マーケットがありませんから、一個しかないですから、名古屋市議会一個しかありません、名古屋市役所一個しかない。ま、みなさんの会社はいくらでもある。居酒屋でも寿司屋でもラーメン屋でもいくらでもありますが、1個しか、日本国政府にも。ということで、延々とその身分保障は●●されていったというのが今の状況であります。だから、その特殊事例の中でということですので、いうことですので百歩千歩行って譲るなら、今まで成功していただろと、これね、要するに、戦後復興の中で、じゃあ、ああいう状況の中で、ボランティアで議員やれといったって、できんじゃないですか、それこそ。ですから、あまり旧事例においては、戦後焼け野原では成功したかも。しかし、まあまあ食えるようになったら、そろそろサードセクターではないですけども、ま、一種のサードセクターですよ。そして、行政のまともなチェック役を果たすようにしなければならないと、その●●には、税金で身分保障されているとできないですよ。」(以下略)
 
 この制度上の話は、戦後国会議員に退職金制度ができ、それが議員年金制度になりました。つまり国会レベルでは退所金制度から議員年金に移行しているのですが、地方議会ではその事実はないようです。いずれにせよ、話の流れを聞けば名古屋市議会にも退職金が保障されているように聞こえても無理はないと思います。

 本会議は14時40分に再開されました。市長は、「昭和22年に退職金制度ができたことを淡々と語っているんで、なぜこれが虚偽なのか。地方議員には免責特権はない。」と答弁しました。梅村議員の発言は責任が問われる内容だというわけです。このように発言に対して圧力をかけたあと、リビング新聞社の問題については、同席していた職員のメモでは2400万円になっていると本人から聞いた。リビング新聞社の記者のメモには疑義がある(私の記憶では、いい加減なものというような発言だったような気がしていますがここははっきりしません。)」と発言しやり取りがなされる中で、市長から正式な答弁ではない、いわゆる不規則発言として「あぶないですよこれは」と議場のみんなが聞こえる声で発しました。すかさず議員の中から「議事進行!」と手が上がり、「今の発言は恫喝ではないのか」と議長に対して対処するように要望が出されました。

 「あぶないですよ」。この本会議場での状況と脈絡の中でのこの発言を市民の人はどう捉えるでしょうか。なぜ質問をしている人があぶないのでしょうか。誰が、何があぶなくさせるのでしょうか。議員の中にはゾッとしたという感想を持つ人もいました。市長からの明確な釈明が必要な発言だと思います。

 その後質疑が続きましたが、市長は減税をして企業や個人を名古屋に来てもらうように主張していますが、だったら市長の親戚が経営している河村商事に名古屋に来てもらうようには考えないのですか、と少し嫌味はあるものの極めて常識的穏健な質問でしたが、市長は何を思ったのか、猛烈な勢いで「私は経営していない。本店を移せというのは失礼だ」と、いわゆる頭から湯気が出る感じで気色ばみました。異様な印象を受けると共におかしく(面白いの意)なってきました。市長は最近議員に対して、自分たちの報酬も改革できない人たちに議会改革ができるわけがないと、繰り返し発言しています。しかし、減税があるから名古屋へぜひ引っ越してきてくれという時に、「河村商事に名古屋に来てもらうようには考えないのですか」と質問することは当然のことだと思います。人のことばかり責め立てて自分のことになると甘くなる。

 泉谷しげるの歌に「他人に厳しく 自分に甘い 抜け目ないのが 私の自慢」というのがあったことをふと思い出します。

 質疑は16時50分に終了。続いて財政福祉委員会、総務環境委員会が開催されました。私の属する財政福祉委員会では、「半月前の2月議会と何か状況が変わったのか」「2月議会での我々の指摘は何か活かされたのか」「リコールのための時間稼ぎではないか」などの意見が出される中、財政局長はどう思っているのか問われ、「現時点では来年度減税ができるかどうか自信がない。」「2月議会で1年限定にしたのは議会の見識だと思う」との発言があったことが注目されました。

 財政局長は名古屋市の財政を預かる責任者として本音を語ったのだと思います。でも「市長の思いが強いので」今回議案を出したというわけです。
あと今回の補正予算は予備費1億円の中から4200万円を地域委員会のために支出するのですが、予備費をこのような形で支出するのは今まで例がないという答弁もあり極めて異例な対応だということがわかりました。
 
 ひと通り議論が終わり質疑終了となりました。18時47分でした。
 
 これでやれやれ今日は終わりかと思っていたのが甘かったのです。総務環境で参考人を招致したいというので緊急の議運が開催されることになりました。19時45分に開催し参考人を確認しました。参考人はリビング新聞社の編集長と、当時現場に同席していた広報課長です。重大な内容なので傍聴をすることにしました。

 リビング新聞社の編集長は、「ICレコーダーの内容をそのまま記事にした」退職金のことは「その場では市議のことだと思った」「市に原稿の確認を求めた」「2ヶ所訂正を求められ退職金の所の訂正はなかった」「今から考えると(退職金のことは)私(編集長)が前市長のことだと思い違いしたのかもしれない」「結果として間違いなので訂正記事を出す」「名古屋市の訂正文を載せる」「5月に議会側を取材したものを発行する」などと回答されました。

 ここでのポイントは、なぜ編集長が前市長のことだったかもしれないとの発言が出てきたかという点です。編集長はおそらく前市長がそのような報酬と退職金をもらっていたということは取材の瞬間には全く頭になかったと考えられます。リビング新聞の記事の問題が表面化してから名古屋市側が河村市長の発言は前市長のことだという事を強く申し入れていただろうことは容易に想像できます。つまり編集長は、その瞬間の記憶、つまり市議の退職金のことだと思っていたから今回の記事になったと考えるのが自然です。今回の記事はICレコーダーをそのまま載せたということは明確に回答されていたのです。

 市長は議運の席などで、「市長のことだとだと思って話したが、人間間違いもあるから絶対ではない。ただよく話す内容だから言い間違ったら自分が気付くはずだ」と答えていています。あと名古屋市の職員3人が記事の確認をしたということも明らかになりましたが、議員報酬と退職金のところを見落としするのは本当に信じられないという総務環境委員会のメンバーの発言が相次ぎました。

 なんだかんだで真相は闇の中に入ってしまいました。
 委員会が終了したのは22時07分。2月議会に続きまたまた長い一日となりました。

投稿者 saito : 23:20 | コメント (0)

2010年04月13日

水俣病の救済策がいよいよ動き出す

 10時から高年大学鯱城学園の入学式に出席。学長の市長は、依然として、減税でみなさんに平均で1万5000円もどるという発言をしていました。鯱城学園に入学される方々がどれだけ減税されるのか、減税の対象になっているのか具体的に考えたらそんな無責任な発言はできないはずです。
 
 その後市議団の役員会、団会議。
 
 水俣病東海の会の事務局の方から急に電話があり、午後4時に環境省の人が名古屋に来て説明をするから来ることができないかとの連絡がありました。たまたま時間が空いていたので会場の国鉄会館に行く。話の主な内容は、水俣病東海の会は、今回行われた政治決着の中で示されている団体加算金の対象にはならないのかという点について話の行き違いがあったのでその説明に来たというもの。環境省の考えは、加算金の対象になるのは裁判を起こすとか、チッソや国に金銭の要求をしている「紛争」を起こしている団体に限るというもの。確かに名古屋の会はそのような「紛争」は起こしていないが患者さんのために活動をしてきているのだからその対象になるのではないかという点で認識が違う。メンバーはそれならチッソに行って金を要求すればいいのかと問わざるを得ない。それに対して環境省は法律が既に施行されているので今からでは遅いとのこと。閣議決定が間近なので団体の理解が得られていないと問題なので急遽名古屋へ出てきての説明だったようだ。
 今後生じるであろう様々な問題にしっかり対応していくためにも、素早くかつ正確な情報収集が必要になってくる。名古屋市内にも未認定患者は多くいるはずなのでその人たちが救済策の情報を得ることができるように名古屋市でも相談窓口についての広報をしっかり取り組むように働きかけていく必要があります。

投稿者 saito : 12:05 | コメント (0)

2010年04月12日

4月19日臨時議会招集。リビング新聞記事が議論される。

11時から議会運営委員会。市長から19日10時に臨時会を招集したいと発言がありました。
提案される議案は以下の通り、条例案2件、補正予算1件、承認案件2件。
<条例案>・議員報酬半減の条例案
      ・減税を恒久化にもどす条例案。
      ・地域委委員会8区分のモデル事業を行うための補正予算。
      ・市税条例改正の専決処分
      ・国保条例改正の専決処分
 そのあと共産党の委員より市長に対しリビング新聞での記事(市議の報酬は2700万円、4年に一度4200万円の退職金がもらえる)について釈明を求める発言がありました。委員長からは、リビング社が、「市長が言ったことをそのまま記事にしている。秘書課に記事の確認をお願いした。」と主張していて、秘書課からは「見落とした」との回答を得ているとの報告がありました。その後市長から、「絶対的にこう言ったとの自信はないが、(問題の部分についての主語については)市議ではなく市長はと言ったと思う」との発言があり、今後理事会でも議論されていくことになりました。市長の確信犯的な発言ではないのかという声があちこちから聞こえています。

投稿者 saito : 12:02 | コメント (0)

2010年04月11日

4月臨時会も間近。しっかり更新します。

 すっかり日記の更新をさぼってしまいました。4月臨時議会の開催も間近になってきたのでしっかり更新していきたいと思います。
 この間の活動の簡単な報告をします。
 
4/3 内山学区花見。途中から風が出てきましたが、花見日和だったと思います。
     午後、日本グルンドヴィ協会の清水満さんからデンマークの教育についてのお話を聞きました。デンマークの筋ジストロフィー協会の団体は、国からの補助金を受け取らず自分たちで事業(くじ、チケット販売など)で収益を上げ事業を展開しているという話を興味深いものがありました。
4/4 わっぱの会の家族会の総会があったので出席。市政の状況を報告。
4/7 午後、木曽広域連合の人とみん・みんの会のメンバーで、私も取り組んでいる「水源の里基金」 の使い方のアイデアについて議論しました。
4/8 名古屋市内などに計50万部各戸配布される(千種区は配布されていませんでした)「リビング 新聞」の1面全面に河村市長のインタビュー記事があり、その中でとんでもない間違いの記述があることが判明。「市議の報酬は2700万円、4年に一度4200万円の退職金がもらえる」という河村市長の発言。今後問題が拡がりそうだ。
4/9 なごや職業開拓校の入学式に参加。
作成していた2月議会報告のニュースが完成。6ページあります。
4/10 遺伝子組み換え食品を考える中部の会主催の「食べていいの?悪いの?〜トクホって必要? 不必要?」の集会に参加。花王のエコナクッキングオイルが特定保健用食品(トクホ)の表示があったにもかかわらず発ガン性の点で安全性が問われたこともあり、トクホの存在意義について考える講演会&シンポジウム。講演者:鈴木正成さん(早稲田大学教授)。シンポジウムは、中根やすひろさん(衆議員議員)、平中隆司さん(消費者庁)、伊澤眞一さん(名古屋生活クラブ) のシンポジストで行われました。
4/11 お隣の清須市の市会議員選挙の告示日。戸水すみえ候補の出発式に参加。障害者の親とし て運動に関わり、また東海水害の被害者としても発言してこられた方です。3期目の挑戦です。ぜひ当選していただきたいです。
出発式のあと、遺伝子組み換えナタネ自生の調査に参加。遺伝子組み換えナタネが道路に自生し、日本の在来種と交配してしまう危険性が問題提起されています。私はこの間この調査や抜き取り活動に参加していますが、今回は有志で東海市方面から飛島村方面の道路を走り自生状況のチェックと、葉っぱを採取し組み替え状況を検査。その結果自生していた西洋ナタネの約6割が遺伝仕組みかナタネということが判明。MOP5/MOP10がある年でもあり何らかの対策が必要です。
 その後覚王山まつりに行き各ブースを回る。

投稿者 saito : 11:56 | コメント (0)

2010年04月01日

無縁社会を考える

 午前中、港区で新しい場所を確保して3つの団体が合同で障害者のデイサービスの活動を始める「障害者デイサービス愛美の会」の開所式に参加させていただいた。新しく明るい場所で、今までの場所を知っている私もビックリでした。今の自己決定・自己選択が迫られる能力主義に基づく競争社会は多くの矛盾を生み出しているのではないかと思います。多くの人に支えられて「生」をまっとうする障害ある人たち、そしてそれを支える人たちの生き様や、関係性は必ずこの社会の矛盾を解決する糸口を示してくれると、理論的に述べることはなかなかしにくいのですが、妙な確信を持っているのです。ぜひ彼らの活動が社会への提案につながっていくことを期待します。

 本屋で週刊ダイヤモンド4月3日号の特集タイトルが目につき購入しました。特集のテーマは「無縁社会 おひとりさまの行く末」というものです。この「無縁社会」、NHKがスペシャル番組やニュースのコーナーなどで問題提起したもので、私も何回か見ました。非常にショッキングだったのと、「無縁社会」というネーミングが印象的でした。孤立死や行旅死亡人(いわゆる行き倒れ)など誰にも看取られずになくなっていく人が年間3万2000人もいるということが明らかにされたのでした。無縁とは血縁、地縁、社縁(会社を通じた関係)などが機能しなくなった事をいうのだと番組の制作者の対談が教えてくれます。一方、上野千鶴子さんが主張している「おひとりさま」についてもインタビュー記事が載っています。上野さんは「在宅ひとり死」を望むというわけだ。私はこの上野さんの判断に違和感を覚える。「おひとりさま」は弱者だというのですが、私からすれば、上野さんの想定する「おひとりさま」はいろんな事を判断できる強者のような気がしてなりません。

 この議論は非常に奥深いものがあると思いますが、いずれにしても、いまや血縁、地縁などに頼った社会のあり方を構想するのは非常に難しいと思っています。先ほど述べた障害者のデイサービスの活動をする人たち、もっと一般化すれば知的障害を持つ人たちと共に地域の中で生きるという立場から考えた時には「おひとりさま」として存在していられないということになるのではないかということです。ちょっと話がくどくなりました。でも、新たな「縁」をどう創り出すのか、具体的な実践の中から示していくしかありません。

投稿者 saito : 00:30 | コメント (0)



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