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2010年04月19日

4月臨時議会。いきなり長い一日となりました。

 ここ数日の更新をしないまま4月臨時議会を迎えてしまったので、ここ数日の活動については後日報告させてもらうことにして、まずは今日の議会の報告を。

 9時30分から議会運営委員会。議案に対する質疑を行う人を確定するために議運。
 質問者は、わしの恵子(共産)、梅村麻美子(民主)、ふじた和秀(自民)、福田誠治(公明)、山口清明(共産)、山本久樹(民主)、桜井治幸(自民)、木下優(公明)の8名。

 10時から本会議開会。まず市長の提案説明。
「私のもっとも根本となる施策が圧倒的多数によって修正、否決されるという事態を目の当たりにした時に、心の底から憤りを感じます。このような議会の暴挙といわざるを得ない事態に対して、民主主義の危機を感じた」だから「日本中が注目する中、減税の恒久化、地域委員会、議員報酬の半減のいわゆる主権在民3部作を提案した」と説明しました。この説明については数日後にホームページにアップされると思います。

 まずわしの議員は、市長が4月11日に開催したパブリックヒアリングの会場で、市会議員に退職金制度があるかと誤解されるような発言があったこと、昨年6月の本会議で市長の報酬800万円の議論の際に、市長の答弁として「ちょうど調べましたら、民間の中小企業のほうが最終的には給料が高いようですけど、60歳の平均給与、中小企業だと大体800万円です、これは。ですから、これで市民の皆さんと同じ生活をすると。」という発言がこれは本当なのかとの疑問が出されました。市長の回答についてはひと言で要約しにくいのと、正確にメモが取れていないので、数日後にホームページにアップされる録画でご確認ください。http://www.nagoya-city.stream.jfit.co.jp/

 続いて民主党の梅村麻美子さんの質疑。問題になっているリビング新聞の記事、特に「議員の報酬2700万円、4年に一度4220万円の退職金がもらえる」との部分は市長が実際に発言したのではないかと激しく追求、また昨年7月に市民団体の総会での講演記録が録音されたCD−ROMを示し、この講演でも市議に退職金があると発言していると指摘しました。この質問の直後、このCDの内容を議会側、市長側が確認した上で質疑を続行すべきだとの緊急動議が出され、休憩に入りました。

 11時35分。議会運営委員会のメンバーでCDを聞きました。確かに話の流れで考えれば戦後直後に退職金制度ができ、競争のない名古屋市議会も身分保障されていると聞き取れる内容でした。そこで、該当部分をテープ起こしした上で市長にも確認してもらい本会議を再開しようということになりました。このテープ起こしと確認に時間がかかり、再開のための議運が開かれたのが14時30分。前後の文脈は略しますが、問題の部分のテープ起こしは下記の通りです。

 (以前略)「議員というものを立派にしようとしたんです。ところが、戦後焼け野原ですから、みんな出てちょうと言ってみ、出れえせんわけですわ。ほんでどう考えたかと。飯が食えるようにしてしまったわけです。ここで。ほんで、退職金の規定をつくった。退職金がもらえるようにして、退職しても飯が食えるでどうぞ安心して出てちょうだいと、そこまで身分保障してしまったというわけです。その代わり、いったん身分保障されますと、ご承知のとおり、マーケットがありませんから、一個しかないですから、名古屋市議会一個しかありません、名古屋市役所一個しかない。ま、みなさんの会社はいくらでもある。居酒屋でも寿司屋でもラーメン屋でもいくらでもありますが、1個しか、日本国政府にも。ということで、延々とその身分保障は●●されていったというのが今の状況であります。だから、その特殊事例の中でということですので、いうことですので百歩千歩行って譲るなら、今まで成功していただろと、これね、要するに、戦後復興の中で、じゃあ、ああいう状況の中で、ボランティアで議員やれといったって、できんじゃないですか、それこそ。ですから、あまり旧事例においては、戦後焼け野原では成功したかも。しかし、まあまあ食えるようになったら、そろそろサードセクターではないですけども、ま、一種のサードセクターですよ。そして、行政のまともなチェック役を果たすようにしなければならないと、その●●には、税金で身分保障されているとできないですよ。」(以下略)
 
 この制度上の話は、戦後国会議員に退職金制度ができ、それが議員年金制度になりました。つまり国会レベルでは退所金制度から議員年金に移行しているのですが、地方議会ではその事実はないようです。いずれにせよ、話の流れを聞けば名古屋市議会にも退職金が保障されているように聞こえても無理はないと思います。

 本会議は14時40分に再開されました。市長は、「昭和22年に退職金制度ができたことを淡々と語っているんで、なぜこれが虚偽なのか。地方議員には免責特権はない。」と答弁しました。梅村議員の発言は責任が問われる内容だというわけです。このように発言に対して圧力をかけたあと、リビング新聞社の問題については、同席していた職員のメモでは2400万円になっていると本人から聞いた。リビング新聞社の記者のメモには疑義がある(私の記憶では、いい加減なものというような発言だったような気がしていますがここははっきりしません。)」と発言しやり取りがなされる中で、市長から正式な答弁ではない、いわゆる不規則発言として「あぶないですよこれは」と議場のみんなが聞こえる声で発しました。すかさず議員の中から「議事進行!」と手が上がり、「今の発言は恫喝ではないのか」と議長に対して対処するように要望が出されました。

 「あぶないですよ」。この本会議場での状況と脈絡の中でのこの発言を市民の人はどう捉えるでしょうか。なぜ質問をしている人があぶないのでしょうか。誰が、何があぶなくさせるのでしょうか。議員の中にはゾッとしたという感想を持つ人もいました。市長からの明確な釈明が必要な発言だと思います。

 その後質疑が続きましたが、市長は減税をして企業や個人を名古屋に来てもらうように主張していますが、だったら市長の親戚が経営している河村商事に名古屋に来てもらうようには考えないのですか、と少し嫌味はあるものの極めて常識的穏健な質問でしたが、市長は何を思ったのか、猛烈な勢いで「私は経営していない。本店を移せというのは失礼だ」と、いわゆる頭から湯気が出る感じで気色ばみました。異様な印象を受けると共におかしく(面白いの意)なってきました。市長は最近議員に対して、自分たちの報酬も改革できない人たちに議会改革ができるわけがないと、繰り返し発言しています。しかし、減税があるから名古屋へぜひ引っ越してきてくれという時に、「河村商事に名古屋に来てもらうようには考えないのですか」と質問することは当然のことだと思います。人のことばかり責め立てて自分のことになると甘くなる。

 泉谷しげるの歌に「他人に厳しく 自分に甘い 抜け目ないのが 私の自慢」というのがあったことをふと思い出します。

 質疑は16時50分に終了。続いて財政福祉委員会、総務環境委員会が開催されました。私の属する財政福祉委員会では、「半月前の2月議会と何か状況が変わったのか」「2月議会での我々の指摘は何か活かされたのか」「リコールのための時間稼ぎではないか」などの意見が出される中、財政局長はどう思っているのか問われ、「現時点では来年度減税ができるかどうか自信がない。」「2月議会で1年限定にしたのは議会の見識だと思う」との発言があったことが注目されました。

 財政局長は名古屋市の財政を預かる責任者として本音を語ったのだと思います。でも「市長の思いが強いので」今回議案を出したというわけです。
あと今回の補正予算は予備費1億円の中から4200万円を地域委員会のために支出するのですが、予備費をこのような形で支出するのは今まで例がないという答弁もあり極めて異例な対応だということがわかりました。
 
 ひと通り議論が終わり質疑終了となりました。18時47分でした。
 
 これでやれやれ今日は終わりかと思っていたのが甘かったのです。総務環境で参考人を招致したいというので緊急の議運が開催されることになりました。19時45分に開催し参考人を確認しました。参考人はリビング新聞社の編集長と、当時現場に同席していた広報課長です。重大な内容なので傍聴をすることにしました。

 リビング新聞社の編集長は、「ICレコーダーの内容をそのまま記事にした」退職金のことは「その場では市議のことだと思った」「市に原稿の確認を求めた」「2ヶ所訂正を求められ退職金の所の訂正はなかった」「今から考えると(退職金のことは)私(編集長)が前市長のことだと思い違いしたのかもしれない」「結果として間違いなので訂正記事を出す」「名古屋市の訂正文を載せる」「5月に議会側を取材したものを発行する」などと回答されました。

 ここでのポイントは、なぜ編集長が前市長のことだったかもしれないとの発言が出てきたかという点です。編集長はおそらく前市長がそのような報酬と退職金をもらっていたということは取材の瞬間には全く頭になかったと考えられます。リビング新聞の記事の問題が表面化してから名古屋市側が河村市長の発言は前市長のことだという事を強く申し入れていただろうことは容易に想像できます。つまり編集長は、その瞬間の記憶、つまり市議の退職金のことだと思っていたから今回の記事になったと考えるのが自然です。今回の記事はICレコーダーをそのまま載せたということは明確に回答されていたのです。

 市長は議運の席などで、「市長のことだとだと思って話したが、人間間違いもあるから絶対ではない。ただよく話す内容だから言い間違ったら自分が気付くはずだ」と答えていています。あと名古屋市の職員3人が記事の確認をしたということも明らかになりましたが、議員報酬と退職金のところを見落としするのは本当に信じられないという総務環境委員会のメンバーの発言が相次ぎました。

 なんだかんだで真相は闇の中に入ってしまいました。
 委員会が終了したのは22時07分。2月議会に続きまたまた長い一日となりました。

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