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2015年02月01日
真っ青な空、そして強く冷たい風。冬らしい日でした。そんなことを感じることができるのも生きているから。そんなことを思わずにはいられない日になりました。
イスラム国に拘束されていた後藤さんが殺害され、今回の事態の中で日本人2名の方が殺害されてしまいました。本当に悲しい事実です。このような形で命が奪われることに憤りも感じます。さらにその画像がネットに流されているということを想像するだけで気持ちが悪くなります。巷には「テロとの闘い」というフレーズが溢れています。しかしそんな勇ましい気分には到底なれません。私にとってはそんな勇ましい気分よりも、考えると気持ちがしぼんでしまう気分なのが正直な感覚です。
イスラム国にはイスラム国の論理による「大義」があり、それに「テロとの戦い」という大義が対置されるのであれば衝突以外ありません。1000年単位、100年単位の歴史観で考えてみると、様々な価値観が生成し消滅してきました。力関係も様々変わりました。しかし「命を大切にする」という価値観は共通して存在すると信じたいのです。その価値観こそ多様性の源泉のはずです。だからこそ、この2名だけではなく、虐殺された多くの人のことを想像する必要があるのだと思います。
世界の中には絶望が広がっています。しかしそんな中で生きていくために、希望を持ちたいし、希望を創り出していかないとやっていけません。そのことはひとり一人に問われているし、当然政治家には厳しく問われていることなのです。
夕方、東の月と西の淡い夕焼けを見ながらそんなことを思わずにいられない真っ青な空、そして強く冷たい風の吹く一日でした。
青空に映えるテレビ塔
月は東に
日は西に
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