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2015年02月18日

新年度予算について(その1)

まず全体像を見てみます。

一般会計    1兆722億円(前年比+1.4%)
特別会計    1兆1522億円(前年比△1.4%)
公営企業会計   4381億円(前年比△3.5%)
合  計     2兆6600億円(前年比△0.6%)

歳入は、市税5000億円で前年と同額。うち市民税は2229億円で前年比△0.2%でほぼ同額ですがその内訳は法人税減税や個人所得の動向などの影響を見込み変動があります。

個人市民税は 1552億円(+2.7%)
法人市民税は  677億円(△6.2%)
※5%減税の影響額は116億円

消費税が8%に増税されたことで地方消費税分が1%から1.7%になったことに伴い、県からの交付金が昨年度310億円だったものが155億円増の465億円になしました。また、財政調整基金45億円を取り崩して防災基金すること、市債の発行が前年比17%減706億円、臨時財政対策債が前年比110億円減の240億円となったことなどが目立つ内容です。

 市債残高は一般会計で1兆7200億円、特別会計で1兆2200億円で、合計3兆円を切るのは1996年度以来21年ぶりのこととなりました。公債依存度も6.6%と低い水準です。市税収入は前年並み、市債の発行は減り、借金の残高も減少したという歳入構造から見る限り財政状況は落ち着いて堅調であると評価ができると思います。

 市長の言うように「市債は借金ではない」と言うことはできませんが、超低金利の現在、どこまで緊縮予算で行くかどうかが議論が必要なところかもしれません。今借金をした方が次世代のためになるという考え方もあるからです。アセットマネジメントなどとの関係でも議論する必要がある論点です。また歳出を細かく見れば、義務的経費の増加などは依然として続くので施策の内容を細かく見ていかないと予算全体の評価はできないというのも事実です。

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