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2015年02月20日

国に翻弄された補正予算

 補正予算審議で国の福祉予算のおかしさ、問題の実態が明らかになりました。補正予算案の中に障害者入所施設「希望荘」の建設予算を繰り越す議案があります。従来の国の補助金の出し方ならば2月補正で想定される補助金の残額が執行されるパターンなのに26年度補正ではこれが大幅に減額され、名古屋市が独自に財源をかき集めて繰越予算を確保したという事実が明らかになりました。

 国からは3億3000万ほどの補助金が来る想定だったのに昨年夏の内示では5000万円、その後交渉したけれど8300万円しか認められず、足りない分2億5000万円を障害福祉費の中からかき集めて補正額を確保したということだったのです。その結果、開所は1年遅れの来年4月となりました。

 国の補正額は全体で30億円。市の担当者によれば今まで障害予算は補正が認められていたけれどこんなことは今まであまりないことだということです。補正の使い道がスプリンクラー設置と耐震工事に限定されてしまったことに原因があるとのことです。

 スプリンクラーの設置義務を国が決めたのだからその分の予算を確保するべきなのに、補正予算の使途に縛りをかけて、従前の施策に影響を与えるという、あさに朝令暮改的判断です。いずれにせよ老朽化した希望荘を早急に何とかしないといけないという市当局の思いが結実した苦渋の補正予算であったということが審議の中で明らかになりました。

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