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2014年04月11日

「見守り」の仕組みをどう構想するべきなのか?

 ひとり暮らし高齢者などの見守りを人感センサーの技術を使って行い、何かあれば地域の人が駆けつけるというシステムを開発し、過疎の自治体で実践に移している方のお話を伺いました。国の「安心生活創造推進事業」などを利用することで事業実施がやりやすくなっています。ただICT技術でハードを整えても緊急時対応などを支えるソフトの力がなければうまくいきません。つまり地域コミュニティの主体的な取り組みが必要です。この「主体性」をどう獲得するかが問題です。まずはコーディネータとなる人を育てることから始める必要があります。

 また、このような見守りのシステムの中で、元気な高齢者が継続して活動するにはボランティアではなく、ちょっとした謝金程度でも払えるような仕組みが必要だと思います。そのためのランニングコストを税金以外で確保していく方策も考えたいものです。

 私は木曽川流域の上下流交流に取り組んでいますが、上流地域の高齢者の見守りを支える下流域の企業という構図も一つの方法論かもしれないと話を伺いながら思ったのでした。

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