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2014年04月25日

ホームレスが減ったことをどう考える?

 今日名古屋市は、名古屋市のホームレス数の調査結果を発表しました。これは厚生省が行う全国調査の名古屋市分の結果が公表されたということになります。それによると

平成15年1月 1788人
平成23年1月  446人
平成24年1月  347人
平成25年1月  305人
平成26人1月  264人

となっていて、この3年間は年約40人減という割合で減少しています。昨年度で名古屋市はホームレスのシェルターも閉鎖しました。それでも数が減少しています。

 問題が解決したのでしょうか。私はそうではないと思っています。先日も中日新聞に「ホームレス集団移住」と題してレポートが載っていました。それによると、名古屋市の公園で野宿生活をしていたホームレスの人たち何十人も羽島市のビジネスホテルに移住していることが現実に起きて波紋を広げているというのです。

 確かに野宿する人は減ったかもしれないのですが、一方で貧困ビジネスは巧妙に広がっています。問題は潜在化しているのです。貧困ビジネスが「必要悪」といって済む問題ではありません。野宿者が減った背景をしっかり見極めていかねばなりません。

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