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2014年03月08日

一行手帳で出版社のわなにはまる!

 今日、本屋で文庫本を買ったらレジで新潮文庫の一行手帳というものをいただいた。文庫本サイズのメモ帳の下段に様々な本から取り上げた一行が書かれているものです。最初のページの一行は、「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」安倍公房『密会』4pというもの。この本を読んだことはないけれどこの一行には気が惹かれました。

 「弱者」への「善意」は「弱者」が存在しないと成り立たないという根本的な問題があることを改めて想起させてくれます。1970年代半ば、脳性マヒ者の団体である「全国青い芝の会」が採択した行動綱領の中の一節に「私たち脳性マヒ者は、健全者社会が持つ愛と正義を一方的に押し付けられてきた。それにより私たちの自由は奪われ命をも否定されてきたことを鑑み、……」という表現があることが同時に頭の中に浮かびました。

 この手帳をパラパラめくっていくと、小説を読んでみたいなあと思っている自分に気づきます。しっかり出版社の戦略に乗せられているわけです、結局。

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