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2014年03月30日

「どうなる、どうする障害者・生活困窮者の就労」集会

 2月8日の大雪で中止になった集会「どうなる、どうする障害者・生活困窮者の就労」を仕切り直して今日行いました。仕切り直しにもかかわらず50名を超える方が参加していただき会場はいっぱいとなりました。

 厚労省の関口彰さんには自立支援法が成立する前において、厚労省の中で障害者就労に関する議論がどうだったのかお話をいただきました。当時厚労省の中では、現在の就労継続支援B型という類型は考えていなかった、福祉工場を何とか存続できるような体形にしようと考えていたと話されました。今のA型事業所の問題点も理解しているので報酬単価などを見直してきた経過なども話されました。

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会場の様子

 そしてシンポジウム第一部「増大する悪質なA型――障害者就労のこれから」では、大津、名古屋、札幌の相談現場から様々な実態が報告されました。高齢者福祉施設と障害者施設を組み合わせてとにかく補助金を取ることを優先しているところの話、千羽鶴をつくってそれを老人ホームに届けることをしていることで賃金を払う事業所の話などがありました。ただ議論の中で、では就労継続B型だって、いわゆる福祉的就労ということでほとんど工賃が出ないようなことをしている事業所もあるのだからA型のことばかり問題にしていてもだめではないかという意見も出されました。

 続く第2部「生活困窮者の就労支援が始まる」では、豊中市、千葉県、岐阜県における生活困窮者モデル事業の取り組みが報告されました。豊中市からは市町村レベルでも福祉ではなく、労働の部署を作り取り組むことが大切ではないか、また岐阜からは、生活困窮者と言われる人の対象はの裾野はものすごく広く、様々な分野の人とネットワークを作って対応しないと対応しきれないのではないか、中間就労のところにお金が出るようにしないと制度として成立しないのではないかなどの意見が出されました。

 今回の集会の内容を早急にまとめ、厚労省に対して意見をしっかり言っていく必要があることが確認され、今後取り組んでいくことになりました。

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