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2014年03月25日
リニューアルが進められている鍋屋上野浄水場の緩速ろ過池の通水式が行われました。乾いた砂に木曽川の水が徐々に広がっていく様子は、水に秘められた生命力を感じさせてくれました。
ろ過池に木曽川の水が流れ込んでいる様子
砂は南木曽産
通水直後に記念写真
1914年(大正3年)に8池、1928年(昭和3年)に6池と2期に分けて建設された14のろ過池の老朽化が進んだこともあり、給水100周年を機に、47億8000万ほどかけて新たに作り直しています。その一部が完成したので池への通水式が行われたというわけです。今回の作り直しは、耐震性の確保、ろ過速度の向上、浄水効率の向上などを目的に進められ、ろ過池は14池から12池に減りますが総面積は変わりません。
この緩速ろ過というシステムは、木曽川の水の中に存在する微生物をろ過のための砂に付着させ、その微生物の力を借りて水を浄化するものです。従って木曽川の水自体がきれいでないと成立しないシステムでもあります。ちなみに、ろ過池上部に使用されている砂は南木曽産のものです。
名古屋市水道の次の100年を展望するために、木曽川流域上流の森林を守り、木曽川の水質を守って緩速ろ過が継続して運転されることが必要不可欠なのです。
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