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« がん患者の就労相談に関して議論しました | メイン | 委員会審議5日目。総括質疑。財政局長最後の答弁。 »

2015年03月05日

委員会審議で議論が紛糾する場面も

 委員会審議4日目。健康福祉局の質疑です。まず議論になったのは、「敬老パスのあり方検討」に614万円の予算がついていますがこの内容についてでした。一昨年、名古屋市社会福祉審議会が敬老パス負担金の引き上げを意見具申しましたが、市長と当局の意見調整ができず、議会での議論が混乱しました。そのことの決着がまだついていない段階で、つまり当局が方針をまとめられていないうちに議論を市民に丸投げするような形で各区・各支所での意見交換会を開くのは乱暴ではないかという意見が噴出したのです。

 もちろん当局が勝手に制度を決めるのではなく市民に意見を聞くことは必要不可欠なことです。ただ健康福祉局の答弁は財政負担の視点ばかりが強調されるもので、ICカード化については乗車実態を把握するくらいしか活用策を示せていないし、意見交換会には交通局は出席せずに開催される予定だとの答弁もあり、このまま意見交換会を行なえば議論が余計に混乱、混とんとするだけではないかとの議会側の懸念はもっともなのです。

 もう一つ議論が紛糾したのは名古屋市総合リハビリテーションセンター(通称:リハセン)についてでした。リハセンの運営は指定管理でリハビリ事業団が行っています。利用料金制度を採用していないためリハセンの医療報酬などの収入は市の財政局に入ります。収入が市に入ることで経営改善のインセンティブが働かないのではないかという趣旨の指摘がありました。

 当局の答弁が明瞭でなかったこともあり、利用料金制度にしないのはリハセンが積算した指定管理料を市がノーチェックで認めているからではないかという疑念が生じてしまう議論になったのでした。指定管理の期間もリハセンは10年で他のところに比べても長く、リハセンが何か特別な存在になっているのではないかという指摘が続いたのです。当局の答弁も不確か、不明瞭であったため審議が混乱し、指定管理の積算内容の妥当性についても大丈夫なのかと思わせる質疑となりました。この問題は明日にもう一度議論されます。

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