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2014年05月16日

5月臨時会開会。いわゆる口利き条例可決しました。

 5月臨時議会が開会しました。

 本日はまず、請願に関する採決の後、「名古屋市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例」、いわゆる「口利き条例」の採決が行われ可決されました。この議決には附帯決議が付いています。その内容は、

1 市民に対して大きな影響を与える制度であることから、条例の施行に当たっては、条例の目的や内容について、市民に対して十分に周知すること。

1 制度の運用に当たっては、要望する者を萎縮させるなど、その正当な権利利益を害することのないよう、適正に実施すること。また、職員は、要望等に対し、真摯に受け止め、誠実かつ公正に対応すること。

1 市長が受けた要望等に関し職員に指示する場合には、地方公共団体の長として責任をもって、全体の奉仕者として公共の利益のために行うものであることに十分に留意すること。

1 制度の運用に当たっては、市長と議会が共に市民の代表であるという地方自治の趣旨を損なうことがないよう、十分に留意すること。

以上の4点です。市民からの要望等を聞いて市政や市民生活に反映させることも議員の重要な仕事です。この附帯決議は要望する市民に対しても変な圧力がかからないようにするためのものでもあります。また制度が市長の恣意的判断で運用されないようにするためのものでもあります。一方で現在でも議員に言えば市営住宅に優先して入居できると思って電話をかけて見える方も多くいるのも現実です。「議員の特権」とよく言われますが、「特権」という表現ではなく、議員の「役割」とは何か議員も市民も共に考えなければならない課題です。

 条例可決の後、特別委員会の一年間の活動報告を行った後、市長が専決処分をした承認案件2件(いずれも財政福祉委員会)について委員会を開き可決しました。いずれも3月末に公布された税制改正の影響に関するものです。

 休憩をはさみ常任、特別委員会の委員が議長より指名され、すぐに各委員会を開催し正副委員長が選任されました。私は財政福祉委員会副委員長選任されるとともに、都市活力向上特別委員会委員となりました。

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