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2014年02月23日
全国初の24時間介護が必要な車いす女性議員」として活躍した入部香代子さんが62歳で亡くなったのは昨年の7月24日。彼女を偲ぶ、「香代子のガッハッハッ人生を語る会」が大阪で開かれたので出席してきました。1991年から4期16年豊中市議として活動されるとともに、私が事務局長を務める「障害者の自立と政治参加をすすめるネットワーク」の代表としても活動されました。
入部さんが出産した時の取材番組の映像が流されたときは涙腺が熱くなりました。入部さんはインタビュアーから子どもが健全者なことについて聞かれると、「健全者なことはしゃあない。一緒に(脳性まひ者の)運動できへんけど私の気持ちは分かってほしい」と入部さんが答えていたことが、今更ながら当時の障害者運動の底力を感じさせてくれました。また、介護制度が全くない中で介護者を集め24時間介護を回してきたことは本当に大切かつ重要なこととして私たちが忘れてはならないものだと再認識しました。当時介護に入っていた人も多く参加されており、今のように制度に縛られることのない、自立する障害者を支えるための介護が実践されていたことが彼女たちからの発言でわかりました。トイレ介助も選挙応援も地続きだったのです。
彼女の生き様は多くの人を巻き込みながら障害者をめぐる制度を確立する基礎につながるものだったのだと今日の参加者の発言を聞いていて改めて確信しました。
会場からは太陽の塔が見えた
写真の横には大好きだった酒がズラリ
彼女の車いすには「なんでやねん」のステッカーが
元気にやってるでぇ!と答えなきゃ
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