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2014年02月22日
今年も熊本県水俣から甘夏みかんがやってきました。水俣病の患者さんたちは漁業を捨てざるを得ませんでした。そして作り始めた甘夏の販売を全国で応援する取り組みが始まり、東海地方でもその取り組みが始まってから今年で39年目となりました。わっぱの会はその初期から販売の手伝いをしていて、私もずいぶん配達をしたものでした。毎年バレンタインデーごろに届く水俣の甘夏は無農薬または最低限の農薬使用で生産されていてマーマレードも安心して作ることができます。エコネットみなまた・はんのうれん、津奈木甘夏生産者の会、水俣病患者家庭果樹同志会の3団体が生産しています。
今年は大玉が多い感じ
みずみずしくて美味い!
昨年10月の国際水銀会議が開かれるなど、水俣病の「幕引き」をしようという意図が背後に見えています。しかしまだ裁判は続いていますし、水俣病の認定を求める人も存在しています。そして水俣出身であることを隠して生きている人も多く存在しています。まだ終わった話ではありません。
そして水俣では若い世代の人が生産を引き継ぎ始めていることは将来への希望を示しています。以前に比べ扱う量は減っていますが、名古屋で扱う水俣甘夏みかんの意義を少しでも知ってもらうことで本当の水俣病「克服」につながればと思います。
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