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2012年02月09日

名古屋市の男女共同参画教育資料カードについて

 先日、男女平等参画室から「小学生向け男女平等参画教育資料カード」なるものを作成したのとの報告を受けた。「性別にとらわれない生き方」への理解や「個性や能力を活かした可能性」を拡げることにより、男女平等の意識を高めてもらうとともに「誰もがかけがえのない大切な存在」であることを理解してもらうということをねらいとして位置付けている。

 「たいせつなこと」を7枚のイラストの入ったカード形式にまとめ、過去、現在、未来へと時系列的に考えてもらおうという仕掛けになっている。配布対象は小学校2年生ということだ。その7枚のカードは、「うまれたとき」「ちいさいころ」「いまできること」「じぶんらしさ」「おうちのこと」「おうちのしごと」「みらいのゆめ」とタイトルが付いている。
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カードの表紙
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7色のカードで構成

 このカードのねらいは当然、男や女という前に一人の人間として理解することが重要だということだろうし、自己肯定感を持てるような考え方をしようということだろうと思われる。前者の男らしさ、女らしさということについては、こういった教材を使って学び、話し合うことは教師がうまく子どもたちをリードすればいろいろなことができそうに思う。ただ、小学2年生というのだから教師の力量も相当に求められるように思う。

 しかし、後者の自己肯定感についてこのカードで議論するのは少し無理があるように思う。自己肯定感を話し合うなんてすごく嘘くさいというか、表面的な話になってしまうように思うからだ。自分の自己肯定感を他人と共有できる状況とはどんな時だろうかと自分に照らして考えると、教室の中での話し合いではないだろうなという気がするからだ。受け止めてくれる存在がないことには自己肯定感が充足しないのではないかと考えるとこのカードの使い方が難しい。

 ただ私自身も「男らしさ」「女らしさ」といった概念からもっと自由になりたいと思っている。男同士ではいいが男女間では誤解されるということはよくあることだ。例えば、男二人で飲み屋で飲んでいても問題にはされないが、女性と二人で酒を飲むといえば別の目で見られる。こんなことだけでも不自由なものだ。

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