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2012年01月10日
総務環境委員会で地域委員会の新しい制度骨子案が提案されそれを議論するということで委員会が開かれた。まず提案されようとした主な変更点を列挙すると、
・公募委員の立候補可能年齢を16歳以上または18歳以上のどちらか選択できる。(モデル事業では 18歳以上)
・投票は事前登録しない郵送投票か投票所設置のどちらかを選択。(モデル事業では投票者を事前 に登録した郵送投票)
・学区連絡協議会からの推薦候補者は公開の場での議論で選出し選挙をしない。
・任期を2年から3年に変更。
・地域予算を人口規模に応じて、500万・1000万・1500万から200万・300万・400万に減額。
・外部評価を実施する。
・市職員の関与を減らし、マニュアル活用、ファシリテーターやアドバイザーを活用。
これらの内容が記された資料が配布され、委員会が始まった。しかし地域委員会は最初からさまざまな異論があり、モデル事業を認めた際にも議会は2010年の6月議会で附帯決議を付して認めた経過があります。
その付帯決議は下記のような内容です。
「(さまざまな検証について)作業経過を議会に報告し、その作業が完了するまでは、新たな拡大は一切実施しないこと。」
また元日の新聞報道などで地域委員会の各区2か所計32か所の試行事業実施という拡大路背が報道され、資料にも今後の予定として試行事業の実施が示されているものだから議会側としては地域委員会事業の検証が住んで次のステップに移行したのかどうかを確認したくなるのは当然のこと。しかも2日後には予算の策定経過が公開されるという時期だかなおさらです。市当局は「予算編成までで検証が可能だと考えている」「今後の検討の課題はすでに出ている」「モデル事業の上での試行という新たな提案」「附帯決議は守りながら進めていく」などとはっきりしない答弁が続くが結論的には「検証は済んだ」としか理解できないものでした。
議論の中で今後のスケジュールが載っている資料では議論ができないとの意見が出てその取扱いのため暫時休憩。昼食後再開され、当局は「スケジュールを抜いて議論していただきたい」「火のついた(地域委員会という)つくしんぼの火が消えかかっている」などの答弁があったが当然納得できないのでまたまた暫時休憩。資料を作り直す必要があるのではとの意見も出てまた休憩に。再開はしたものの意見は平行線のままで、結果的には「議論を閉じず、今日の議論はこの程度で」ということで終了。
10時過ぎに開会し、15時過ぎに終了。昼休みも含めると議論の時間は4割強。なぜ委員愛が設定されたのか疑問がだらけで、徒労感だけが残った委員会でした。
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