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2010年07月22日

可決した条例を公布しない理由ははっきりせず

 新聞報道で市長が先の6月議会で可決された3つの議員提出議案について19日の期限までに公布していないことが明らかにされました。この件について市長が協議をしたいとして議長と副議長に申し入れを9時30分から行い1時間ほどの意見交換が行われ、その様子を傍聴しました。

 市長は、
 ・議員の権限を越えるかどうかの内容を客観的に判断しなければならなかったので議会をまたぐような  かたちで考える時間を確保してほしかった。
 ・地方自治法16条2項では、再議などの必要がない場合には20日以内に公布しないといけないと規  定してあるが、再議などの措置が必要だと思ったので公布しなかったことのであって違法性はない。
 ・3つの議案は議員の権限を逸脱の可能性があり、違法の疑いがあることが拭いきれないと今でも考   えている。
 
 などが市長の主な主張でした。
 これに対して横井議長、渡辺副議長から、
 
 ・違法の疑いがあると思っていたのならなぜ6月議会の時点でそのことを主張しなかったのか。なぜ公  布日になるまで放置していたのか。
 ・提出した条例については委員会で議論し、当局との摺り合わせもして、修正して可決されている。局  長は条例の内容を認めるとの意見を委員会でしている。それをダメというのは、議会との関係ではな  く、市長と局長たち当局内部の問題ではないか。
 ・法に従うのであれば今すぐ公布するか、今すぐ再議にかけるかどちらかの判断をすべきではないか。  その上で協議することはすすんで行う。

 このようなやり取りが行われ、結果として市長は1週間後に返答をするということで1時間に渡る意見交換は終わりました。6月議会が終わってから公布日までの間市長はこの問題について積極的に対応したとは思えません。本人はいろいろ検討していたといいますが、実際には公布日直前に判断を求められ公布しないととりあえず判断したのだと思います。

 今日の議長と市長とのやり取りの中で市長は、「選挙になれば応援に行くのは当然だ」とも発言していました。もちろん市長も政治家ですから選挙応援をすることもあっていいわけですが、このような名古屋市政に関わる重大な問題を放置して選挙応援していたのではないかと疑いたくなります。いまや河村氏は「名古屋市長」です。51万人に選ばれた市長ではなく、225万市民の市長として対応してほしいと今日の発言を聞いていて改めて思いました。

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