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2015年08月19日
郡上市にて第5回木曽三川流域自治体サミットが開催されました。このサミットはCOP10を契機に名古屋市が呼び掛けて始まり、現在40自治体が参加しています。基調講演は長瀧白山神社神主の若宮多門さんが「命の源/白山の自然と文化」と題して2017年に開山1300年を迎える白山信仰の歴史、また白山と河川の関係について話されました。
その後のパネルディスカッションは河村名古屋市長、日置郡上市長、奥村郡上漁業組合長、NPO郡上八幡水の学校理事尾藤さんの4人とNPO地域再生機構副理事長平野さんのコーディネートで行われました。しかし、サミットのリーダーたるべき河村市長が大遅刻で基調講演は聞いていないは、ディスカッションでもコーディネイターの質問とは全く関係のない自分の思い出話を延々とするだけだったのにはさすがに私も立腹でした。
日置郡上市長は、明治以降の日本の植林事業の問題点に触れつつ、これからの植林について、針葉樹と落葉広葉樹との割合をどうするのか、自然林と人工林をどうすみ分けさせるのかなど基本的なところから議論をして合意を得ていく必要があると話されたことは本当にもっともな提起だと思いました。このような提起を河村市長はしっかりと受け止めて流域全体での取り組みの方向性を議論していくような行動を起こしてほしいと思うのですが、それは無理な話なのでしょう。多くの首長が集まっている意味を考えるべきなのです。
あいさつされる日置郡上市長
基調講演される若宮多門さん
パネルディスカッションの様子
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