名古屋市会議員 さいとう まこと(斎藤亮人) オフィシャルサイト


「はじめます! 共生の街づくり」 名古屋市会議員 さいとう まこと(斎藤亮人) オフィシャルサイトへようこそ!


本文へスキップ



ページ本文

« 名古屋市街路樹再生指針が策定されました | メイン | 笹島夏祭りに伺いました »

2015年08月13日

若者の30%が働きたくないとの調査が

 電通による仕事に関する意識調査の内容が日経新聞に掲載されていました。調査は週3日以上働いている18〜29歳の男女計3000人を対象に今年3月にインターネットで行われ、その結果、「働くのは当たり前」という回答が39%に対して「できれば働きたくない」は29%だったそうです。働く目的を複数回答で聞くと、「安定した収入のため」が69%で最も多く、「生きがいを得るため」は13%だけ。電通は「老後に不安を抱える若者が増えていることが背景にある」と分析したらしい。仕事の選び方については、「できるだけ安定した会社で働きたい」が37%で、「できるだけお金を稼げる仕事・会社を選びたい」は24%。「1つの企業でずっと働いていたい」は17%。また、働くうえでの不満は「給料やボーナスが低い」が50%で最も多く、「有給休暇が取りづらい」(24%)、「仕事がマンネリ化している」(18%)と続いたとのことでした。

 この数字をどう考えたらいいのでしょうか。ほとんどの人は働かずに食べていけるのならそんないいことはないと思います。しかしそれは現実的ではないし、そんな「本音」を表明したところで何も事態は変わりません。だから多くの人は「本音」はどうあれ働くことが当然という「建前」を優先してきたのだと思います。そして多くの人は仕事を自由に選べないという現実もあります。そんな中で今回の調査に若者は「建前」ではなく「本音」で答えているのだと思います。最近バラエティ番組でよくある「ぶっちゃけ話」の感覚に近いのかもしれません。そう考えればそれほど深刻な問題ではないのかもしれません。逆に、「建前」の「働くのは当たり前」という回答が39%と数字が低いことに注目した方がいい調査結果だと思います。

 私自身は、「共に働く」意味と意義を訴えていく必要があると思っていますが、それは、働くことを通じて社会とつながっていくという根本的な側面があると考えているからです。その意味で「働くのが当たり前」という発想ではなく、「みんなで働くと面白いことがある」ということを具体化させたいといつも思っています。

コメント

コメントしてください




保存しますか?




©2005. MAKOTO SAITO, All rights reserved.