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2015年08月01日

政治参加ネット in 長崎 2日目

 午前中は各地の障害者議員の方々と意見交換を行いました。それゾれの自治体での違いがよくわかります。午後からは「国連障害者権利条約と長崎県条例と私たちの暮らし」と題したシンポジウムをブリックホールで行いました。長崎県保健福祉部障害福祉課長の園田俊輔さんに基調講演をしていただいた後、長崎からごうまなみ長崎県議、あべみやこ長与町議、以前から障害者差別に関する条例のある自治体から伝田ひろみさいたま市議、平野みどり前熊本県議・DPI日本会議議長にお話をしていただきました。私はコーディネーターをさせていただきました。

 長崎県では2013年(平成25年)5月に「障害ある人もない人も共に生きる平和な長崎県づくり条例」が制定され2014年4月から全面施行されています。条例名の中に「平和」という文言が入っているのが長崎県らしいと思います。そして障害ある人もない人も共に生きるためには平和でなければならないということを示している条例名だとも思います。条例のよる問題解決は広域専門相談員(現在2名は一)と地域相談員(現在約180名)により行われます。まだ実例はありませんが、相談で解決しない場合は調整委員会が開かれ場合によっては知事が勧告や公表を行うことになっています。また来年から差別解消法が施行されますが、条例で設置されている体制に法が求める機能を付加する方向で検討しているとのことでした。ただ条例の認知率が15%と低いのが課題だと話されていました。

 パネリストのごう県議からは、長崎の多くの離島では学校の運営が厳しい状況にあることでかえってインクルーシブ教育が実現しているという皮肉な現実を報告されました。またさいたま市議の伝田さんからはさいたま市では条例を推進するための課が設けられ4名が配置されているという報告にも驚きました。安部議員は収入を得ることができる仕事づくりが重要であると話され、平野元県議からは熊本では4人の広域専門委員が丁寧に相談をし(平成26年は年間162件)、フルで活動しているとのことでした。会場からの多くの質問もあり充実した集会となりました。

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シンポジウムの様子
 
 質疑応答の際会場から障害者団体の会長さんが発言され、現在進められている長崎新幹線関連工事で、浦上駅のエレベーターが4年も使用できなくなりそれに県やJRが何も対応しないのはおかしいとの問題提起がありました。シンポ終了後有志でその状況を視察しました。4年もの間我慢してくれと言うのはおかしいし、そういったことを関係団体と相談していないということも県の組織の中での問題意識の薄さを表しています。現場では県の職員が対応し何らかの対応を検討すると回答していました。早い対応が望まれます。

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現地の方々が長崎県に申し入れ

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少し見える仮設の階段しかありません
関係者への説明が何もないのが問題です

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