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2015年05月21日

福祉機器展を見てきました。そして考えさせられる「かいご川柳」

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 金城ふ頭にあるポートメッセなごやにて今日から開催されているウェルフェア2015(福祉機器展)と同時開催されているライフガードTEC2015(防災・減災・危機管理展)に行ってきました。初日の午前中ということもあり人数はまだ少なくゆっくり見て回ることができました。出展数はライフガード展の方が昨年より少ない感じがしましたがまずは例年通りという感じでした。いつも思うのですが名古屋のイベントではなかなか最新のものの展示が少なく、福祉機器展の方でもすでに見たことのあるものがほとんどという感じでした。

 LED照明を使った野菜・植物の栽培装置の展示が福祉機器展としては新しく感じました。各地でこの方法で障害者の雇用が実現していることも聞いているので関心が以前からありました。今回は地元の企業の興和がブースを出していました。

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LEDを利用した植物栽培の設備

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名古屋市立大学の今年の新しい展示

 名古屋市立大学は昨年グッドデザイン賞をもらった気管挿管のための道具注目をひいていましたが、今年はセンサーやICチップとプログラムを組み合わせることでメロディーを奏でることのできる楽器のような装置が展示されていました。対象はお年寄りのデイサービスや認知症になりかけの人などでの利用が想定されるもので、楽しみながらリハビリや認知機能を高めるというコンセプトのようでした。ただデイサービスなどでよく見かける、お年寄りの方に幼稚園児のようなことをさせるプログラムに使うのならつまらないなあとも思います。こういった機器をカッコよく、粋に使う方法論を開発することが結構大切だと思います。

 さて、会場の入り口には「かいご川柳」の受賞作が大きく展示されていました。特別賞は「赤とんぼ 歌えば義母も 歌い出す」で66歳の主婦の方の作品。もう一つの会長賞は「介護した 嫁に遺産と 遺言書」で90歳男性の作品でした。この句を見て一瞬「エッ!」と思いました。いろんな読み方ができる句です。かいご川柳のキャッチフレーズが「読む人を笑顔にさせるかいご川柳」というものなのですが、私はこの句には笑顔にはなれませんでした。嫁しか介護する人がいない状況が浮かんでくるからです。来観者のみなさんがこの句をどう受け止めたのか非常に興味があります。

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つい考えてしまう川柳でした

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