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2015年01月09日

来年度予算の財政局案が公開されました

 名古屋市の来年度予算の財政局案が公表されました。予算編成の重点戦略が3つ掲げられています。
@子育て世代に選ばれるまちをつくるとともに、地域の活力を高めます
A市民・企業・行政の総力で大規模災害へ備えます
B国際的な都市間競争を勝ち抜く、大きく強い名古屋をつくります

 今年は総選挙の関係で国の予算編成が遅れていることもあり予算の全体像が示されていません。介護保険の報酬や子育て関連だけでも額が確定しない部分が現時点で多くあるためです。これはやむを得ない部分があります。人件費や義務的経費など経常的な経費をを除いた臨時・政策経費全体を見ると、各局の要求総額1212億円(うち一般財源184億円)に対して財政局案は976億円(うち一般財源59億円)となっています。予算編成の方針として臨時・政策経費として一般70億円を確保しているのであと11億円ほどが今後の査定の中で決まっていくことになります。つまり争奪戦が繰り広げられることになります。ただ現実的には行き先は相当決まっていて争奪戦の範囲はそれほど多くないと思われます。民主市議団も来週には最後の要望を行うことになります。

 いくつかポイントを挙げます。

○震災対策の枠が臨時・政策経費とは別に設けられ、総額24億3400万円(一般財源8億8800万円)となっています。この分の財源は、財政調整基金の一部を防災用の基金にするといわれています。

○社会保障番号に関する予算が各局で要求されていて額が多くなっています。
総務局3億円、財政局2億4700万円、市民経済局6億5600万円、健康福祉局6億3700万円、子ども青少年局5800万円となっていて、これを足すと18億9800万円となり大きな事業であることが分かります。

○名古屋城跡保存管理計画策定に1500万円要求されていますが現時点では未計上。天守閣木造化に関する予算は選挙後に決着を延期ということになりそうです。

○敬老パスのあり方検討、ICカード化は軒並み未計上。敬老パスについては名古屋市の受益者負担の原則からしっかり議論をした方がいいと思うのですが。

○各施設の天井脱落防止対策、吊り天井撤去が各局で要求されているのが目立ちます。

○議会報告会や市会だよりの月例化などはまたも保留となっています。市長はどうしても認めないようです。

○戦争に関する資料の常設展示の費用が計上されています。

○気になる未計上の項目を挙げてみると
・市民活動団体への寄附促進支援事業
・自転車の安全利用対策
・創業チャレンジサポート事業
・水循環回復に向けた湧水保全事業  これはしっかりやってもらわないといけません。鶴舞中央図書館の湧水をどうするかしっかり取り組んでもらわないと。
・生活困窮者自立促進支援事業
・福祉都市環境整備指針の改定
・東大手駅へのエレベーター設置
・家庭的養護の推進
・貧困の連鎖防止ネットワークモデル事業
・にじが丘荘施設整備のあり方調査
・発達障害の可能性のある児童生徒への対応充実
・医療的ケアが必要な児童生徒への支援
・学校介助アシスタントの拡充
・美術館の魅力向上
・千種図書館の整備

○新規の事業として
・障害者差別解消法への対応
・重度障害者日常生活用具の充実  この中には言語障害者が利用する携帯型会話補助装置の充実が含まれることになります。
・災害時における医薬品等の備蓄

などがあります。2月上旬には最終案が決定します。

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