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2014年12月09日

なぜこの時期に、この見出しなのか?

 テレビや新聞のマスコミの影響は大きいのはいまさら言うまでもないことです。インターネットによるニュースの配信により、見出しを中心に記事を読んでいくことは私自身も良くすることです。その傾向は情報が氾濫する中でますます激しくなっているような気がします。だから見出しの影響力は以前にも増しているのではないかと考えています。見出しの付け方により記事の印象が大きく変わるのも周知のことです。記事の内容を細かく読む前に多くの読者に一定の方向性を与えがちです。ですから記事の内容をよく読まないと誤解を持ったまま認識を持つようになることがよくあります。

 こういったことを理解した上で、今日の中日新聞の一面に大きな見出しで「民主候補が原発推進協定」と書かれていて本当に衝撃を受けました。「一部の民主党候補が」と書いてあるのではなく、「民主党候補が」と書いてあるのです。その大きな見出しに並んで小さなポイント数の見出しで「中電労組と東海の18人」となっています。ここでも18人が全体の中の部分であることは理解できません。本文を読み始めて初めて「民主党候補者25人のうち少なくとも18人が」となってすべての候補者ではないことが分かります。多くの人が「民主党候補者全員が」と読み込んでも何ら不思議ではない書き方であることは間違いがないのです。

 ちょっとネットを検索すると、「これだから民主党は見放される、原発に対する二枚舌、いい加減にせよ皆さんも民主党のサギ的手法に騙されないように心してください、情けない民主党」とか「だから民主党は信用できない。言っていることとやっていることが正反対」とかいうような発言がすぐに見つかります。影響はすごく大きい。民主党にとって大きなマイナスとして。そしてこの記事は「25人のうち少なくとも18人が」という書き方からわかるように全員に確認が取れていないことが推測できます。今日のタイミングで出すことが優先された結果なのでしょう。

 一体何を意図してこの時期に、一面に、この見出しで掲載したのでしょうか。新聞記事の内容がおかしいと思って抗議をしても、「編集権がある」という一言で受け付けてもらえないことも経験しているので、質問や抗議をしたところで一切答えてくれないのですから今更こんなことを言っても恨みがましいだけなのかもしれません。それでもです。

 確かに民主党の原発政策は「直ちに再稼働反対、原発ゼロ」で統一されているわけではありません。マニフェストには「責任ある避難計画がなければ、原発を再稼働すべきではありません」「2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入します」という表現になっています。民主党内の考え方が一枚岩ではない中で何とか一致点を見つけた表現になっています。もちろん脱原発・反原発の人からすれば不十分な表現だという指摘はよくわかります。

 そんな中で原発ゼロに向けてしっかり主張をしている人もいることはこの記事からは一切わかりません。そのことが悲しいし、怒れてくることです。3区の近藤昭一さんは18人以外、つまり7人のうちの一人であることは確かです。しかしそれ以外の候補者がどうなのかは候補者に聞いたことがないので私は知らないのです。

 とにかく今は自・公に対峙する体制を作るためには少しでも多くの人が民主党に一票を投じてもらうことが一番効果的であることを訴えるしかないと思っています。

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