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2014年11月10日

はつらつ長寿プラン2015の議論をしました

 今日の委員会審議は盛りだくさんの内容でした。

 一つ目は第6期名古屋市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画「はつらつ長寿プランなごや2015」(案)についてです。計画期間は2015年(平成27年)から2017年(平成29年)の3年間の計画です。注目の介護保険料は、第1号被保険者(65歳以上の被保険者)の基準額が現在の月額5440円から400円〜500円程度上昇するとの推計が示されました。

 前回の計画策定時の保険料の上昇は特例の交付金などが投入された結果850円ほどでしたが、今回は介護給付費準備基金の取り崩しを15億円行うこと、保険料率の累進性を高める、第1号被保険者の負担率を21%から22%に上げる、所得の高い人の利用者負担2割の導入、保険料収納率の向上などを実施することにより前回よりも高齢化が進んでいるにもかかわらず基準額の上昇が抑えられたということがいえますが、新しい総合事業など要介護認定度が低い人などのサービス提供について制度変更があることも要因の一つだと思います。なぜ400円〜500円の上昇で済んだのか、サービス提供水準の低下は生じないのかもう少し吟味が必要です。予算編成時にもチェックする必要があります。

 なお保険料の値上げのおおよその積算内容は次の通りです。

○高齢化が進むことによる保険給付費の増加     +362円
○第一号被保険者の負担率が21%→22%に上昇 +262円
○介護報酬の改定見込                  +170円
○2割負担の導入                      △47円
○介護給付費準備基金の取り崩し            △78円
○収納率の向上                       △18円
○保険料段階区分変更                  △192円

 今回の計画の名古屋市としての特徴については答弁の中で以下の点を挙げました。
@名古屋の地域包括ケアシステムの構築
A在宅医療と介護の連携
B医療・介護の人材確保
C認知症対策の充実
D地域の支え合いのネットワークづくり

 私は、保険料の積算の内容、新しい総合事業の経過措置対応と利用者間の不公平感の是正対策、計画の中における地域包括ケアシステムの位置づけ、医療と介護の連携について質問をしました。特に医療と介護の連携については、計画の中で「24時間365日切れ目なく在宅医療・介護サービスが一体的に提供できるよう仕組み作りを本格的にすすめる」と書き込んでいます。このことが具体的に実現すれば素晴らしいことですが介護保険外のサービスを充実させることが大前提になります。計画に書き込んだ以上絵に描いた餅にならないようにしていくよう強く求めました。

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