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2014年10月28日

都市をたたむとは?縮退のまちづくり

 視察から帰りそのまま都市センターに直行。都市センター主催のまちづくりセミナーがあり、「縮退のまちづくり」という興味をそそるテーマだったので聞きに行きました。講師は首都大学東京の饗庭伸さん。都市はどのように縮小するのかの分析を示され、スプロール(虫喰い)化とスポンジ化というキーワードで説明をされました。

 確かにまちが一気に消滅するわけではなく、まばらに住宅や店舗がなくなるのが現実です。その状態をスポンジ化と表現するわけです。饗庭さんは、コンパクトなまちをつくるのは簡単ではないとも指摘され、まずは公共施設の再編、災害への備え、自然の再生、空き家の活用を柱にしたまちの再編を考えていくべきではないかと提案されていました。ただ、それだけでは明確な方向性が示されないのでまちづくりをすすめるモチベーションがどこで生じるのか疑問にも思いました。

 講演の中で指摘されていたことで改めて思ったのは、日本の土地所有があまりにも細分化されているという事実です。コンパクトに集約していくには土地を集約しなければならないのでこの細分化している事実との整合性が難しいということです。コンパクトシティを完全否定しているわけではなく、難しいのではという疑問の形での指摘でしたが、今日の話を聞いていて、名古屋市がまちづくりの中で提案している「駅そばのまちづくり」について何が可能なことなのかをもう少し具体化させないといけないと思いました。それは饗庭さんが話の冒頭で提案された「都市をどうたたみのか」という考え方を参照する必要があるのかもしれません。

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