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2014年10月13日
台風が迫り雨が降る中、原発問題を考える講演会に参加しました。今回参加しようと思ったのは、講師の一人が鈴木邦男さんだからでした。以前友人が企画したシンポジウムで席を並べたことがあり、非常に懐の深い人だとの印象があった方でした。チラシの肩書は作家ですが、言わずと知れた一水会という新右翼団体最高顧問の肩書を持っている方でもあります。もう一人は湖西市市長の三上元さん。愛知大学の樫村愛子さんは台風の影響で参加できませんでした。
三上さんは、原発すべてを反対だといっても一部の人の主張になるから、浜岡原発反対とか、大間原発反対とかポイントを絞って主張をすればその地域の保守系の人も一緒に反対できるからそのような手法を取った方がよいと主張されました。三上さんは浜岡原発訴訟の原告でもありますが、自分で保守系脱原発派だと規定されていました。
鈴木さんは、竹田恒泰さんや小林よしのりさんが脱原発を主張するので右翼も脱原発と言いやすくなった状況があり、脱原発は左翼だけのものではないとを示せているのではないかと話されました。また、ネトウヨに原発推進派が多いのではないか、その原因は、右翼は社共の言うことを反対すればいいという風潮の残りではないかと分析されていました。
その後話は、国を愛するということについて、右翼左翼との対立と対話について話が及び、鈴木さんは、愛国心だけではだめで、人類愛など自分を客観視できる考えが必要である、主張の違った人と議論することが大切であると話される内容はなるほどと思うものでした。参加者との質疑を通じて話が深まりました。同じ考えの人が集まって集会をするだけでは世の中は変わらないというのはよく言われることですが、つい忘れてしまいがちになってしまいます。そんなことに改めて思いを馳せることができた集会でした。
左から近藤昭一さん、鈴木邦男さん、三上元さん
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