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2014年09月13日
今年は共同連大会が熊本で開催されるので今日と明日の2日間は熊本です。朝一番の飛行機で熊本に行き、会場の熊本学園大に直行。共同連大会が始まる前に大会会場で設定された、佐賀市で起きた障害者への就職差別事件についての報告会にまず参加しました。
この就職差別事件は、昨年の秋に佐賀市での身体障害者採用において採用がいったん認められた人が、4月からは「日日雇用」という形態で勤務が始まりました。一種の試用期間のようなものです。しかし、この日日雇用の間、書類をホッチキスで止めることができるできない程度のやり取りがあったのですが、本人に対して特段の相談などはなかったので、当然そのまま本採用になるのだとばかり思っていたら、6月になり「あなたの採用できません」といきなり言われたという事件です。
確かに採用通知には「この通知で採用が決まるわけではない」という趣旨の但し書きが書いてあるのは確かですが、その但し書きよって途中で採用が取り消された例などは過去にないのです。いったん採用通知を出したのなら働けるようにいわゆる「合理的配慮」を行うべきなのです。
障害者の自立と政治参加をすすめるネットワークでは佐賀市に対して質問状を出し、その回答が12日に届いたのでその内容の報告もありました。日日雇用については「合格後の試用期間ではなく、受験資格の要件を確認するためのものだ」「ゆえに本人に対して差別的取り扱いはしていないと認識している」との詭弁を回答で述べています。回答により佐賀市は今回の事件の差別性を全く認識していないことがわかりました。政治参加ネットワークとしては回答書を精査するとともに佐賀市議会で行われる予定の議会質問の結果、またご本人の意向などを踏まえて対応策を考える予定ですが、佐賀市に対しては文書でしっかり指摘をしておく必要がありそうです。
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