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2014年09月07日
今日は一日バスや地下鉄で移動しました。いろんな場面でいろんなことが起きます。まずバスの時間がちょうどよかったのでバスに乗ることにしました。日曜日の9時過ぎでしたが乗客がたくさん乗っていて車いすスペースはすでに乗客の方が乗っているような状態でした。私を見つけた運転手さんが乗降口のところにやってきて一言、「お急ぎですか?」。一瞬、「はっ?」と思いましたが、冷静に「当たり前です」と答えました。
もし私が遠慮して「急いでいません」と答えたならば、30分後のバスを待ってくださいと言うつもりだったのだろうか。そこまでは聞かずじまい。粛々と目的地までバスに乗りましたが、釈然としない気分のままでした。バッシング続きのバス事業ですが、リフトバスが導入された頃のことを思えばすいぶん運転手の対応も良くなって、バス事業を応援したい気持ちは十分持っているつもりですが、今日のような対応が繰り返されるようだとその気持ちも弱まってしまいます。
バスを降りて次に地下鉄に乗りました。私の乗った場所は車いすスペースのある車両で、私もそのスペース付近に乗車しましたが、そこにはすでに一人の若い女性が端っこに立ち、車いすスペースの中央に中学生くらいのカップルが仲良く立っていました。車内はそれほど混んでいなかったので私も車いすスペースまで移動せずに乗った場所でそのままじっとしていました。端っこに立っていた女性は私の存在に気が付きどうしようかと迷った感じでしたが、私が動かないのでそのまま立っていました。カップルは私の存在に気付いた様子でしたが車いすスペースとの関係はあまり気にしていないように私には見えました。
ちょっとすると車いすスペースの向かいに座っていた女性の目つきがすごく怖いことに気が付きました。その視線はカップルの方に向いていたので、もしかしたらと思っているうちに電車は栄に到着し、カップルもにらんでいた女性も下車し始めました。その瞬間、にらんでいた女性は、「あんたたちここは車いすスペースなのを知らないの!〇〇じゃないの!」強い口調で非難して降りていきました。
私がカップルに声をかけ、「そこ(車いすスペース)に行くからちょっとどいて」と声に出してさえいればこんなことにならず、みんないやな思いをすることがなかったのになあと後悔の気持ちでした。バスの運転手さんにもどういうつもりで私に「お急ぎですか?」と声に出して聞いていれば釈然とした思いも残らずに済んだのかもしれません。公共交通機関は人間関係の難しさを教えてくれる場でもあるのです。
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