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2014年09月05日

愛知県美術館「これからの写真」展

 愛知県美術館に行き、「わいせつ写真」と警察から指摘され写真を布で隠したという鷹野隆大さんの作品が展示されている「これからの写真」展に行ってきました。警察の指摘については大いに疑問に思っていて抗議の署名に参しようとも思いましたが、作品を見ていないので自重しました。そんなこともありぜひ見ておかねばと思っていました。

 会場に入り口に「注意書き?」が掲示されていて、同じものが鷹野さんの作品がある部屋の入り口にも設置されていました。実際見てみましたが私の感覚では全く、本当に全くわいせつさを感じるものではありませんでした。この作品がわいせつだと指摘されるのに、コンビニで売られているいわゆる成人向けマンガの方がとてつもなくわいせつであり、女性に対する性暴力を肯定するようなものが数多くある現実が野放しになっているという公権力のダブルスタンダードこそが問われなければならないと思います。いずれにせよ表現を公権力がこのような形で制限することはあってはならないことだと思います。そして県美術館の覚悟がどうだったのかも疑問です。
 
 今回の作品の中で私は、新井卓さんの「写真は 過去か/現在か ではない。」の作品、田代一倫さんの「写真は 大災害という非日常か/普通の日常化 ではない。」の作品が特に印象に残りました。新井さんの作品は仕掛けも凝っていて、広島・長崎――第五福竜丸――福島が別のものではなく、また同じものではないことを提示していました。また田代さんの作品は、情報過多の社会の中では劇場型でないと、またセンセーショナルでないと耳目を引かないという風潮に対して静かにかつ決然と向き合っていると感じるものでした。

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会場入り口にあった注意書き

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新井卓さん広島原爆ドームの作品

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