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2014年09月01日

教訓について考える9月1日

 今日は防災の日。1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんで定められています。今日はNHKのラジオ放送でも防災に関する特集番組を放送していました。そして新聞などでも改めて広島の土砂災害から教訓を得なければならないとか、過去の災害で得た「教訓」を風化させないようにという論調とともに、教訓化されないことはなぜなのかという問いも数多くみられます。

 時が経つと記憶や衝撃度が薄れたりするのは当然のことです。しかし風化させないようにすることはできるはずです。それは繰り返し過去の歴史について思いを寄せ語り継ぐことであり、災害による被害はいつでも自分の身に起き得ることなのだという理解を深めることしかないように思います。

 雨の降る中、日泰寺にある冤死同胞追悼碑の前で行われた追悼祭に参加しました。この碑は日本の植民地時代に愛知県下で強制労働を強いられたり、南方に「徴用」された中で命を失われた朝鮮人の方々のことを追悼して建立されたものです。関東大震災に際しては、震災翌日から朝鮮人に対する流言飛語が飛び交い、結果として多くの朝鮮人の方が襲撃され命を奪われるという事態になりました。この歴史的事実も忘れてはならないものとして教訓化しなければなりません。

 9月1日という日は「教訓」ということについて考えさせてくれる日です。

 加川良の「教訓T」という曲も忘れないようにたまに歌ってますよ。

ちなみに一番の歌詞を紹介します。

命はひとつ 人生は1回
だから 命をすてないようにネ
あわてると つい フラフラと
御国のためなのと 言われるとネ
青くなって しりごみなさい
にげなさい かくれなさい

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