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2014年08月21日

財政福祉委員会の視察・2日目

 まず札幌市役所に行き、生活困窮者自立支援モデル事業の実施状況と生活保護制度における自立支援事業の内容それぞれの説明を受けました。

 生活困窮者自立支援モデル事業は今年の1月から開始され、今までに中間的就労が実施されたのは何とまだ1件でした。中間的就労の利用者受け入れの協力の意向表明をしている事業所が18団体もあるというのにこの結果はどうしたことなのか。一度詳しく聞いてみる必要があるようです。いくらモデル事業でも一番核になるべき中間的就労の状況がこれでは先行きが思いやられます。

 続いて生活保護制度の自立支援事業について説明を受けました。就労ボランティア体験事業というものがあり、今年からは全区で実施されているそうです。昨年の実績では年間34人が就労したそうで、その人たちの年齢層は幅広いそうです。これも詳しく追加で調べてみたい事業でした。

 市役所を後にして重度障害者の入所施設「緑ヶ丘療育園」の視察をしました。160名の入所施設で、隣には入所更生施設もありました。入所者の平均年齢は50.5歳で外出するのも難しい人が増えているそうです。入所者で気管切開をしている人は4名ですが人工呼吸器を使用している人はいませんでした。また、胃ろうまたは経管栄養の人が25名でした。職員も手厚く配置されています。

 しかしこのような入所施設を見学するといつものことですが、見学して入所者の様子を見ていると、入所者がずっとこの施設で生活していくのかと思うと胸が詰まる思いがします。やはり多くの人が一カ所に暮らすのではなく、街の中でもう少し小さな単位で暮らすことができるような社会に変えていかなければと改めて、改めて思わずにおられませんでした。そして名古屋にできる重症心身障害児・者施設では入所者がいろんな人の協力で外出や外泊もどんどんできるような生活が送れるようになればと思います。

 午後からは旭川市立病院を視察しました。建物はすごく立派でバブリーな雰囲気が漂っています。天井の高い吹き抜けは光熱水費を押し上げているそうです。病院内は掃除が行き届いていて極めてきれいでした。職員の人に聞いたところ、外来棟と入院棟を別の業者に委託しているとのことでした。お互い競争して相乗効果が出ているようで、いい意味での競争が実現しているようでした。

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立派な高い吹き抜け

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