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2014年06月08日

名古屋市次期総合計画シンポ 藻谷浩介さん講演

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講演する藻谷浩介さん

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講演の後のパネルディスカッション

 名古屋市次期総合計画シンポジウムが愛知学院大名城公園キャンパスで行われ、「里山資本主義」の藻谷浩介さんが講演するというのでぜひ聞きたいと参加しました。名古屋市がめざす将来像を紹介する映像が流されたあと藻谷さんが「人口減少時代!どうなる名古屋?」と題して人口変化の具体的な数字を示されながら分析をされました。

 2000年〜2010年の変化を見ると名古屋市は人口が9.2万人増加しています。これは65歳以上の人口が増えたことによるものです。では2010年〜2020年はどうでしょうか。国立社会保障・人口問題研究所の予測によると、人口増は1.4万人と増加幅が少なくなります。これは高齢者の死亡が増えることと少子化が大きな要因です。

 そして団塊ジュニア世代が85歳を迎える50年後には少子化の継続により、各世代低位安定の人口分布が現れるそうです。藻谷さんはこの時代の状況は今の少子高齢化が進行していく厳しい状況よりは良い状態になるので希望はあるという評価でした。ある面そのことは当たっていますが、問題は、その50年後の産業構造がどうなっているのかです。第一次産業、第二次産業の生産活動は維持できるのかどうかは非常に重要です。

 藻谷さんが「里山資本主義」で示された数々の実例が非常に参考になるし重要な論点が含まれています。今日の話は人口減少社会についての分析だけだったのですが、もう半分は今後の産業のあり方について聞きたかったです。藻谷さんは何度も、東京や大阪は大きすぎてダメで名古屋がぎりぎり何とかなる限界の大きさだと指摘されていました。それは名古屋へのリップサービスもあるのかもしれません。しかしその指摘は、これ以上大きな都市をめざすのはよくないよと示唆されていたのだと思います。大きいことは良いことではないことを名古屋市民や経済・産業界など様々な分野で共有化できるかどうかではないでしょうか。

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