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2014年05月26日

地域包括ケアとなごやかモデルの連携やいかに?!

 今日、名古屋市と名古屋市立大学が「地域包括ケアシステム」の構築推進に関する連携協定を締結したそうだ。名古屋市としては「地域包括ケアシステム」の構築が喫緊の課題となっていて、一方、名古屋市立大学や名古屋工業大学が連携して緑区鳴子地区において「なごやかモデル」を推進しているのでそれと連携しようというのです。

協定事項は下記の通り
(1)文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業「地域と育む未来医療人『なごやかモデル』」の推進に関する事項
(2)在宅医療・介護連携の推進に関する事項
(3)認知症対策の推進に関する事項
(4)介護予防の推進に関する事項
(5)高齢者の生活支援の推進に関する事項
(6)医療・介護・福祉関連機器の開発促進に関する事項
(7)その他、本協定の目的を達成するために必要と認める事項

 「なごやかモデル」とは国からの助成金をもらって、鳴子地区に拠点を構えてそこに市立大学医学部の学生などが参加して未来医療を構想しようといういうものです。
ホームページ(https://nagoyaka-model.jp/)によれば、

「なごやかモデル」の目的は、住み慣れた土地で、豊かに老いを迎え、その人らしく暮らすことのできる社会作り(エイジング・イン・プレイス、AIP)を支える医療人材の育成です。今後予想される病院から在宅への医療ニーズの急速なシフトを、単なる高齢化対策ではなく、未来医療への新しいトレンドとして位置づけ、AIPの実現と発展、質の保証を担う総合診療医、薬剤師、看護師、理学療法士、ICT医工学者、そしてさらに広い職種を含む多職種連携チームを育てます。

ということだそうです。「単なる高齢化対策ではなく未来医療へのトレンド」というのが少し筆が走り過ぎと感じます。「高齢化対策」がきちんと実現しているなら「単なる高齢化対策」でもいいですが、そうではない現状で「未来医療へのトレンド」という言葉にリアリティがありません。補助金の切れ目が活動の切れ目にならないようにしっかり取り組んでいってほしいし、議会からもしっかりチェックしていく必要があると思います。

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