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2013年08月04日

豊田市美術館で大満足の一日

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 豊田市美術館で開催中のフランシス・ベーコン展に行ってきた。見逃さず良かったと本当に思った。ベーコンの絵は少しだけ雑誌などで見たことがあり、その「変さ」が気になっていた。直接その絵を見ていると、ベーコンは正確にかつ永遠に流れる時間に抗っているのかもしれないと思った。正確に流れる時間は肉体の不自由さをあからさまにするのだ。その不自由さに抗っているのだ。時間軸を自由に取れば、歪んだ顔は不思議ではない。重力からも自由になる。物体が動いた残像も消えずに残すことができる。同時に数々の作品は、時間軸を自由にとることは簡単ではないことも暗示しているようだ。自由な次元に到達するにはドアを開く必要があり、窓を開ける必要があるのだ。こんなことを考えながら最後にフォーサイスのダンス?映像のインスタレーションがあったが、こんな言い方は偉そうだけれど、その作品が秀逸なのだ。展示の演出としても楽しめた。様々な刺激を与えてくれるベーコンの作品群だった。

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 事前にあまり情報を仕入れずに行っているので、同時に豊田市美術館の新収蔵品を中心にした「4つのテーマ展」も行われていた。これもまたいいのだ。ヤノベケンジさんのラディエーションスーツ・アトム、草間彌生さんのチェア、エゴン・シーレ(実は私はシーレが好きなのだ)の作品、棟方志功の作品などどれも刺激的だ。

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 これで相当満足していたのに、併設されている高橋節郎館に入りその作品にまたびっくり。漆を使った多種多様な作品が展示されているのだがその表現がすごくいい。

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 美術館の建物、庭も気持ちを広々させる感じでこれも満足。一日で本当に腹いっぱいになった。また訪ねたいと思う美術館だ。そしてこのベーコン展は見逃せない。

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