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2012年01月21日
午後は「みん・みんの会」の第4回木曽川流域集会。テーマは「上流へのまなざし」。今回は木曽川流域地図のお披露目も大きな目的のひとつ。
問題提起の一人目は新美敏之さん(ミツカン水の文化センター事務局長)から水の文化センターの発行誌で愛知用水50年を特集したことから見えてきたことを話してもらう、二人目の杉浦剛さん(美浜町町議)からは荒れた農地を使っていないのに愛知用水の負担金を払わなければならない実態とか、農業用水も結構無駄に海に流れ出ていることもあるという指摘など農業従事者ならではのお話。3人目の神谷明彦さん(東浦町長)は、まずい長良川河口堰の水ではなく木曽川の水を飲みたい。そのために河口堰の分を工業用水に回しその分工業用水に回っている木曽川の水と交換するという提案しているとのお話があった。
地図のお披露目をした後、今年11月2日、3日と岐阜白川町で「全国水源の里連絡協議会」の全国集会を開く今井良博白川町長から、そして木祖村との密な交流を展開するスミ設備の鷲見利幸社長からそれぞれ連帯のあいさつをしていただいた。
3人の問題提起を聞いていて、社会保障と税の一体改革ということで福祉については国民の間でどう負担するかの議論は行われることが多いが、水・用水・森林、もちろんよく議論されるダムも含めて水に関する費用を国民がどう負担し合うのか議論する場がないことに改めて気付かされました。
さて「木曽川流域地図」は構想から2年近く、作業を始めて1年弱。やっとこさ完成した代物。自画自賛ですが結構いい出来ではないかと思っています。流域全体を一目でみることができる地図(大きさはA1サイズ=A4が8枚分)をどのように使うのかこれから多くの人にアイデアを出していただきたいなと思っています。教育の場にもぜひ使ってほしいとも思います。この地図800円で販売しそのうち100円を「水源の里基金」に積み立てます。ぜひ多くの方に購入していただきたいと思っています。問い合わせは事務所まで(052−745−1001)
地図の表紙
地図の全体
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