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2010年06月29日

6月議会終了。参議院選挙へ!

 10時半から議員報酬や定数を議論する「議会改革推進協議会」が行われたので傍聴。まだ議論の方向性を話し合っている段階。その中でも、市長の意見を聞く、有識者の意見を聞く、議員の仕事内容と議員ボランティア化について議論する、ことなどを内容としていこうということは合意されました。参議院選挙があるので本格議論は選挙後になります。ただ、その場で9月議会までには結論を出したいとの発言もありましたが、それを実現するにはよほど意識してスピード感を持って議論をしないと間に合わないことになりかねないと思います。

 12時から団会議で今日の本会議での流れを確認。13時から本会議。各委員会からの報告の後、それぞれ議決が行われました。終了は14時40分。17時半から諸隈団長が記者会見。これは、民主市議団は6月末までに議員報酬と定数について方向性を示すと表明したことを承けてのもので、特に定数についてはまだ記者会見を行っていなかったので今日行いました。定数については、比例配分を原則にして1割減をめざし、また今年行われる国勢調査(速報値の発表は2011年1月)のことも考慮し、各会派と協議していくというのが現時点での市議団の結論です。

 この6月議会で提案された議員報酬半減条例は否決、減税恒久化条例は継続審議となりました。また、地域委員会の補正予算は、以下の附帯決議を附して可決されました。ただ、地域委員会から上がってきた予算の内容を見ると疑問の点も多々あります(この点については後日何かの機会に報告します)。しかしモデル事業なので一度認めて問題点を徹底的に洗い出そうということになったわけです。

<附帯決議>
1 地域予算の執行について徹底した検証を行うため、平均10パーセント程度の参加率の選挙による地域委員が、地域課題及び地域予算を決定している状況を鑑み、当該モデル地域内の全住民に対しアンケートによる住民評価を行うこと。その際、今回の地域予算の使途・価格の的確性、地域間での不公平感についても住民に周知しつつ、さらに、当該モデル地域以外については、各学区連絡協議会・住民の意見を丁寧に聞き取ること。
1 制度設計を再考すること。その際、学区連絡協議会での地域委員会の位置づけ及び役割、さらに地域委員の選考方法、学区連絡協議会での予算要望を実行予算に反映させる仕組みなど、各地域が主体的に取り組めるような制度を構築すること。
1 上記の作業経過を詳細に議会に報告し、その作業が完了するまでは、新たな拡大は一切実施しないこと。
1 以上の附帯決議の項目を厳守し、地域主体のまちづくりを議会とともに進めること。

 中期戦略ビジョンは修正可決。これについては市長はご立腹のようで、地方自治法176条4項に基づく再議、つまり議決が違法だと市長は再議に付さなければならないというもの。ねばならない規定であり、再議に付すのに期限はないというのがミソ。市長がどう判断するのか、場合によっては参院選後すぐに再議のための議会が開かれるなんてことになるかもしれません。

 また、今回の議会で特徴的なこととして議員提出議案が5本も提出されたということがあります。こういう動きはやはり河村効果というべきです。こういうことがもっと評価されてもいいのではないかと思います。提出された議案は以下の通り。
◆名古屋市公開事業審査の実施に関する条例(民主提案)→修正可決
 これはいわゆる事業仕分け的な審査を行うためのもの。
◆議会審議活性化促進条例(自民提案)→修正可決
 これは予算編成過程で市長に関連資料の提供を求めるためのもの
◆予算編成の透明性の確保と市民意見の予算への反映に関する条例(公明提案)→修正可決
 これは予算編成過程における情報を市民に公開するためのもの
◆名古屋市議会の議員の議員報酬の額を市民参加・市民公開で検討し定める条例(共産提案)→否決
◆名古屋市住宅リフォーム助成条例(共産提案)→否決

 今回の議会は、地域委員会補正予算、議員報酬半減、減税恒久化、中期戦略ビジョン、議員提出議案、議会改革推進協議会、100条委員会などと様々なことが同時並行で行われ、非常に密度の濃いものでした。

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