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2010年03月23日

ドキュメント3・23

 役所に到着し控え室に行くと、部屋の前にはテレビカメラがいっぱい。確かに9時から団会議があるとはいえ、いよいよ予算案修正の方向性が決まる日なのでやむを得ない状況。9時から団会議が始まり、まずは減税についてどのように対応するかを議論。団全体としては減税を22年度に限ることについてはほぼ意見が一致。
 これは、財政福祉委員会の議論の中でもこのまま減税を続けると23年度予算編成は極めて厳しいものになるのではないかという議論が背景にある。それから法人市民税減税について、それをとりやめるのかどうか議論をした。22年度予算案では法人市民税10%減税の影響額は25億6900万円。法人市民税は、納税額が多い上位13%の法人が法人税納税額総額の82.7%を占めます。逆にみると、納税額が少ない側から見て87%の法人の納税額は17.3%となります。(この試算は納税義務者数の割合は20年度実績を、納税額区分別割合は22年度予算額を基に計算しています)つまり、法人税は大部分が大企業のものであるということだ。
 一生懸命支払っていただいている中小企業の方々がいるのはわかるのですが、借金増による財政の硬直化、19日に示された今後の収支見通しによれば、23年度393億円、24年度417億円、25年度512億円の収支不足が見込まれるとの試算が示されました。それに伴う23年度予算編成の厳しさ、そして名古屋だけの減税で企業業績が回復するのか費用対効果が不明、など様々な問題点が指摘できます。

 しかし、一方一度減税をやってみて、市長が言うような個人市民税の場合一人平均15,000円戻って来るというのがほとんどの人にとって関係のないこと、法人税減税もこの程度しかないのかというようなことを実感してもらい、また減税の影響をしっかり検証した方がいいのではないかという意見が市議団の中でも対立しました。私は、法人税減税はやめにした方が今後のためにいいという主張をしました。

 このあと午前10時から各委員会が、11時からは財政福祉委員会がそれぞれ開かれ、質疑は終了し、意思決定に入らず暫時休憩となりました。

 減税については、その後各会派との意見調整などが断続的に行われた結果、法人市民税減税中止には踏み込まない、市民税減税は22年度だけの期限付きにするという方向性が固まりました。

 また今回予算の修正という大仕事があります。22年度予算では、2段階保育料の導入、第3子以降無料制度の段階的廃止、幼稚園への補助など、私にしてみれば明らかな市民サービス低下が予算案に組み込まれています。そこで減税とは関係なく、今年度の予算の中から事業の効果が認められないもの、23年度以降に事業を遅らせるものなどを、最近のはやりの言葉で言えば「仕分け」をして財源を以下のように産み出しました。

●取りやめの事業は、
・市長秘書                         1032万円
・住んでちょうナゴヤ大作戦               7470万円
・地域委員会新規モデル事業8区分          4290万円
・おいしい空気                        300万円
・郷土学習「なごや科」                  2910万円
・学校支援委員会                      367万円
●事業が縮小するのは、
・海外演奏家の招聘                     390万円
・放課後子どもプランモデル事業追加実施       7570万円
・トワイライトスクールの実施              △4560万円
・子ども医療費の減(インフルエンザ対策費の余り) 1億9230万円
・産業立地促進助成費                   1000万円
・久屋駐車場経営費の減                    1億円

 この結果総額5億円の減額、一般財源から約4億8300万円の財源を産み出し、子育て施策などに回しました。

●増額されるのは次の事業
・私学結核検診の復活                  1079万円
・子宮頸がんワクチンの全額補助            3650万円
・2段階保育料の廃止                   6525万円
・第3子以降無料制度の復活            2億7650万円
・幼稚園への補助の増額                 5230万円
・自動車図書館の復活                  3025万円
・学童の運営費補助維持                  900万円
などの事業を復活することになりました。

 この案の最終確認が済んだのが午後7時半、これから委員会での進行を確認する必要があるのでまだ委員会再開は遠い。

 8時過ぎに入ってきた情報でもまだ数字や文言のチェックが必要なのでということでまだ時間がかかるようだ。現在午後8時半。

 控え室で夕方からいくつかテレビのニュースを見ました。いつもは夕方のニュースは見る機会があまりありません。9時の全国版のNHKニュースで今日の様子が放送された。別に期待するわけでもないのでいいのだが、内容はひどかった。

 河村サポーターがごたごたしているから議会側が強く出たとか、「唐突」に減税に期限を付けるような条例案を出してきたとか、政令市で3番目に議員の数が多いとか(法定数からの減員率は名古屋は上位なのに)、他のマスコミもそうだが、とにかく議会と市長との対決を煽り、結果的には議会側が改革をすすめる市長に抵抗しているという構図を視聴者に印象づけるだけだ。身びいきを差し引いても考え物だった。NHKの全国放送は重い、と私は思うのだが。

 ついに事態が動きました。午後9時25分、正副委員長会が開かれ委員会のすすめ方について確認をし、引き続き、社民、共産も交えて代表者会議を開催して段取りを確認。時間は午後9時50分。控え室に帰りカップ麺を食べて一息ついた。その後修正案のサインをして、10時40分頃からばらばらと各委員会が開かれ始まる。財政福祉委員会は財政の部分があるので他の委員会が終了しないと開催ができない。いま午後11時。午後11時14分ついに委員会再開。

 まず、予算の修正案、次に分べん介助料に関する市立病院条例の修正案が提案され、質疑がされ、続いて議員提出条例案の値上げなどの周知に関する条例が提案された後質疑が交わされた。
 そして予算の修正案、分べん介助料に関する条例、値上げの周知に関する条例については共産党を除く各会派が賛成し、賛成多数で可決され予算に関しては終結した。時間は午後11時48分。しかし驚くべき事にこれから所管事務調査(2億円以上6億円以下の入札の報告)が行われほんの少し質疑をして終了。これで正真正銘委員会質疑は終了。時間は午後11時52分。

 これから理事会が開かれたあと議運が開かれる予定だがまだ理事会も開かれていない。今の時間12時45分。いま午前1時半。ちっとも理事会が開かれる気配はないと思っていたら35分に理事会が始まった。控え室も人数が少ないのでパソコンで小さな音でボブディランを聞いてます。

 2時42分理事会終了。いよいよ議運だ。2時50分議運開会。3時10分終了。市長も疲れていたためかいつものようにひと言発するということもなかった。本当に長い一日だった。

コメント

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本当にお疲れ様です。
名古屋版事業仕分けいいですね。お疲れさまでした。
マスコミがいい加減な報道ばかりするから
真面目に頑張っている議員、いい加減な議員
傍から見る限りでは区別のしようがないです。

本来実際にどういう議論をどういう議員がしているかを伝えるのがマスコミの重要な役割ではないのかな?と公共放送のNHKがこのざまではとてもそういったことを期待できそうにないですね。

投稿者 大倉貫太郎 : 2010年03月27日 02:59



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