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2010年01月14日
東部丘陵の保安林解除問題について稲垣副知事に申し入れをするために9時過ぎに県議会会議室に集合。日進の波形県議や山根市議、白井えり子さんや天白の水谷県議などと一緒に9時半から15分間の時間だったが申し入れを行う。私は、天白川の上下流の連携が災害対策や環境保護で必要だから国(農林水産大臣)へはしっかりと意見を添えてほしいと要望。
それから新型インフルエンザの学習会に参加。まず前浜松医科大学の渡部和男医学博士のインフルエンザについての話。インフルエンザの歴史と仕組み、新型インフルエンザによる社会的混乱などについてお話を聞く。第一次世界大戦の兵士によってスペイン風邪の流行が広まったという話は興味深いものだった。穏和な先生の人柄が話にあふれ、余分なパニックになる必要はなく、せっけんなどによる手洗いやマスクをきちんとすることで十分ではないかとの指摘がされた。
また今後予想される強毒型のインフルエンザ対策としては1〜2ヶ月ほどを切り抜けることのできる最低限の物資を備蓄しておくことが必要だとも指摘された。まあ強毒型の場合は災害と同じという認識で対応する必要があるということだ。その後名古屋市の健康増進課の課長より名古屋市の状況や対応策を話してもらう。名古屋市における発生のピークは10月下旬から11月上旬で今は新型インフル注意報の状態だそうだ。
公的施設などで置かれているアルコール消毒液はアレルギーの人もいて必要ないのでは、市立高校でインフルが直った証明書を要求するところがある、ワクチンの有効性はどこまであるのか疑問だ、などいろんな意見が出された議論があった。いずれにしても正しい理解をした上で適切な対応をすることの大切さを実感。そのためにも保健所や様々な場で適切な知識を得る機会が増えることが必要かもしれない。私は次の会議があったので途中で抜けざるを得なかったのは残念。
市役所に戻って市議団の政審会の会議に出席。来年度予算に関する最終要望をどうまとめるのかのかの打ち合わせをする。
知人が計画しているケアホームの消防施設について相談があり消防の担当者と話をする。福祉施設で火事などの事件があると基準が厳しくなることが続いている。厳しい基準を適応すればするほど住む場所が限定されてくる。改造に多額の費用がかかりようだと大家さんにも大きな負担がかかる。地域で当たり前に生活したいといっても基準が邪魔をするようなでは本当にうまくいかない。結局「施設」という発想から抜け出さない限りこのようなイタチごっこが続くことになる。障害者の住む所の火事が多いとは決して言えないと思う。これは精神障害者は犯罪を起こす人が多いという全くの誤解と同じようなものである。障害者を大切にすることと当たり前に地域で暮らすことのせめぎ合いはなかなか解決の出口が見えない。
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