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2015年08月08日
今日名古屋市全域で一斉の気温測定が実施されました。これは気温測定調査実行委員会と名古屋市の共催で行われ、名古屋市内2qメッシュごとに75地点、東山の森一帯は500mメッシュごとに72地点、海上の森6地点、名古屋市大気自動観測点2地点の計155地点で朝の5時から夜の8時まで1時間おきに温度を測定するというものです。また多治見市で25地点、春日井市で5地点、豊田市で40地点が連携して測定しています。
私は千種区内山の事務所の南の地点と北区大曽根すずらん公園でわっぱの会が測定することに関わりました。朝はひんやりとしていますが太陽が出て10時を過ぎると暑さが身に沁みます。一日測定していると一日の温度変化を改めて実感するとともに、意外に風が吹いているんだなということにも気づかされました。アルミ箔で覆った手作りの筒の中に水銀温度計を設置して、小さな空気穴から覗いて温度を測るというなかなか難しい取り組みでした。仲間とともになんだかんだ言いながら、蚊に刺されながら無事2地点とも測定を終えることができました。協力していただいたみなさんには本当に感謝です。
この怪しげな筒の中に温度計がぶら下がっています。
ポーズだけです
実際測るのはこんな感じ
私、風向きは測りました
全体の最終集計にはしばらく時間がかかるとのことですが、少し聞いたところでは東山の森とと町の中心部では5度以上温度が違うとの話も聞きました。私が関わった2地点についての集計結果は以下の通りです。
◎北区すずらん公園(カッコ内は10年前)
最低:5時/6時 27.0度(25.7)
最高:15時 35.0度(36.2)
平均:31.6度(31.4)
◎千種区内山3丁目
最低:5時 27.6度(26.7)
最高:15時 35.0度(34.8)
平均:31.8度(30.8)
2か所の気温をグラフ化しました。アナログです。
千種区の場合平均で1度の違いがありました。ヒートアイランド現象が進んでいるのかもしれません。最終結果に興味津々です。この気温測定には経過があります。1991年8月に平和公園周辺だけの気温測定が行われました。当時東部丘陵開発の話が出ていたので、東部丘陵の大切さを示すために測定が行われたのでした。そして10年前の2005年は愛知万博が開催されるタイミングに合わせ今回と同じような形で気温測定が行われました。このような一斉測定のデータは名古屋市の都市計画などをすすめる上では貴重なデータになります。大変なことですが5年ごとくらいに測定できるともっと有用なデータとして活用できるのではないかと思います。これからも名古屋市にしっかり関わってもらい、継続した取り組みになるよう名古屋市としての位置づけの明確化やノウハウの継承などが必要だと思います。
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