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2015年01月20日

「ファン・デ・ナゴヤ美術展2015」見てきました

 名古屋市文化振興事業団が毎年企画している「ファン・デ・ナゴヤ美術展」が1月25日まで開催されています。今年は「NO ART! NO LIFE! 私達はアーティストとして生きる!」というテーマです。今年の作品は、全体的にスマートな作品が多いという印象です。というか、偉そうな言い方を許してもらえるならば、完成度が高い作品という印象です。別ない方をすれば、ハチャメチャな感じはあまりないという印象でもあります。作品はどれも面白いものでした。

 たまたま中谷ゆうこさんという作家の方がみえてお話を少しだけしました。「空間の境界と連続性」というものを意識されているとのことでした(私の記憶による理解では)。日常の中にあふれるクリップをつなげていく行為が作品の一部になるということで私もクリップを一つ繋げてきました。日常と作品の境界、作品と作品の境界、ヒトとモノの境界など想像が広がる作品でした。

20150120fande1.jpg
中谷ゆうこさんの作品

20150120fande2.jpg
クリップをつなげました
クリップの塊がにじんで見えることを
発見したのが大収穫!
 
 また、布の中をすり抜けていくという大きなインスタレーションの作品も面白いものでした。車いすの私が行くと受付の人が少し戸惑い、ちょっと待ってくださいの一言。すると作家の方が中から出てみえて、狭いところを行くのですが大丈夫でしょうか?と聞かれたので、行かなきゃ意味ないでしょ!と言って中に入っていきました。

 とにかく大きな布が左右にあるので足元しか見えないような状態で布をかき分けていきます。すると映像が布に写されるところがあったり、映像が映っているモニターが配置されているところがあったりするところをみながら出口にたどり着くというものです。私は非常にいい作品だと思いました。作品は、大島歩、朝倉芽生、舩戸彩子という3人の方が制作されたそうです。出口で作家の方と少しお話をしました。全体の構造が分からないように意図しているとのこと。いいと思いました。

 空間の中に描かれている映像は3人の作家それぞれが選んだ映像だと言ってみえましたが、貨幣、水の流れ、日の丸が映されていました。特に深い意味はないと作家の方は言われていましたが、これらの映像が提示されていること、そして全体構造がよくわからないということ、私は勝手に深読みしてひとり悦に入っているのでした。確かに布が車いすの前輪に絡まってしまうようなことがありましたが大したことはありません。多くの人が体験されてみてはどうかと思いました。

20150120fande3.jpg
作品の入り口

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