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2014年12月23日
「名古屋市男女平等参画基本計画2015推進状況報告書平成25年度事業実績」(正式名称を書いたがとにかく長い!)がまとまり公表されました。2011年から2015年を計画期間とする基本計画2015の実施状況が毎年事業実績として報告されることになっていてそれが公表されたというわけです。報告書は、T基本計画の概要 U男女平等参画審議会からの意見 V男女平等参画白書 W平成25年度事業実績という構成になっています。
審議会からの意見ではDVに関する意見が多く出されています。そこではDV被害者に対する支援をきめ細かくする必要がある、男女平等参画センター、配偶者暴力相談支援センター、社会福祉事務所や児童虐待対策を所管する部署、さらには民間団体や関係機関との連携を強化し、切れ目のない支援に取り組むことが要望されています。
報告書によると、DV被害者への支援件数の実績は、
平成23年 881件(相談延べ件数4642件)
平成24年 1229件(同5576件)
平成25年 1140件(同7321件)
となっていて大きく増加していることが分かります。今後の名古屋市における対策の充実が求められます。
また男女平等白書には様々な統計データが掲載されていますが、方針決定過程への女性の参画の状況がいくつか報告されています。
名古屋市の審議会への女性委員の登用率 34.8%
区政協力委員 15.0%
区政協力委員学区委員長 3.0%
民生委員・児童委員 80.2%
保健委員 62.6%
保健委員学区会長 34.2%
市職員の行政職管理職女性比率 6.4%(政令市平均8.9%)
市職員の全職種管理職女性比率11.3%(政令市平均11.5%)
名古屋市議会女性議員比率 18.7%(政令市議会16.5%)
行政職の管理職になる比率が低いようです。女性で局長級という方はみえますが、まだ女性局長(本会議で答弁する人)が誕生していない名古屋市です。また女性副市長をという話がずいぶん前からありますが一向に実現していません。まずは昇進で区役所に異動というパターンから改めることに取り組んだ方がいいのではないかと思っています。
報告書の全体は下記のアドレスでダウンロードできます。
http://www.city.nagoya.jp/somu/page/0000065400.html
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