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2010年12月28日

免許更新しました!

 朝は東山で早朝行動。終わってから議会へ行きまたもや打ち合わせの会議。このところずっと打ち合わせの会議ばかりだ。

 午後あわてて運転免許の更新をしに平針へ。私の誕生日が1月で、いつも年明けは忙しいので更新は年末にやることが多い。2年前に違反があり、2時間の違反講習を受ける。前回の更新時はエレベーターの工事中だったので今回は2階に上がるのに初めてエレベーターを利用。やっと改善された。今回受け取った免許証はICチップ入りの新型。戸籍はチップの中に納められ、免許証の表示は現住所のみ。戸籍の問題もやっと改善された。大体免許証に戸籍を載せることがなぜ必要なのだろうか、私は理解できない。

 さて、この免許証、裏面にも新しい記載が。それは、臓器移植提供の意思表示を示す欄である。日本では臓器移植が欧米ほど進んでいない。これは人間の臓器であっても機械論的に考える文化と言霊を信じる文化の違いではないだろうか。臓器を求める患者の立場からの報道や声が大きい最近ですが、脳死を人の死と納得できない家族が多くいるという実態があるということです。更新研修においても臓器移植のことについては、ごくあっさりと触れるだけで、詳しく知りたい人はパンフがありますので欲しい人は帰りに持って帰ってくださいというのみ。でも新しい免許証は、自動車を運転することが事故死と臓器移植が無関係ではないことを証明しているようで気が重い。

 私はここを空欄にしておくつもりだ。私は家族などが脳死状態になっても人工呼吸器を外す選択はしないと今は思っている。でもいくら高額医療費の負担上限があるとはいえ、収入に余裕がなければ呼吸器を外す人がいるかもしれないと考える時(それは自分かもしれないが)、やるせなさいっぱいだ。人の判断や気持ちは、状況によっていくらでも変わり得る。最近は「ブレる」ことがやたら批判されるけれどそれは政策の話し。人の気持ちは揺れ動く。車を運転するだけなのにこのような「自己決定」を問われたくない。だから免許証にこのような欄があるのはよくないと、つくづく免許証を見つめながら思った。

20101228menkyo.jpg
臓器移植の意思表示を書く欄がある免許裏面

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