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2010年03月02日
北区に建設されているクオリティライフ21内に新しい市立病院である西部医療センターが建設中ですが、そこに隣接して建設される陽子線がん治療施設の起工式が施設を運営する日立製作所の主催で午後3時から行われました。
河村市長は昨年9月に突然建設ストップを宣言し、様々な議論を巻き起こしてきましたが元旦の新聞に建設ストップ解除が報じられたことは多くの市民の記憶にも新しいところだと思います。私も11月議会でこの問題について質問したこともあり、建設する以上は運営がうまくいき、多くの患者さんにとって有益なものになるようにしたいと思っています。
さて、起工式ですが、日立製作所の副社長があいさつをし続いて河村市長の登場。曰く「せっかく作るんだから世界に誇れる施設にしないかん。キャンサーボードを作ってしっかりやらないかん。名古屋市だけでは大変なので広域的に考えんといかん。」などとあいさつはしたものの工事が遅れたことについては言及しませんでした。
先日の委員会でも明らかになったのですが、日立が工事のための下請け会社が100社ちかくあり、いつ工事が再開してもいいように工事がストップしていた間もその会社を抱えておく必要があったこと、また隣接する病院の建設が進んでしまったため工事がやりにくくなりその分余計に費用がかかる可能性が大なわけです。これから日立側と交渉をすることになりますが、数億円になるともいわれています。この費用を市民の税金で払わなければならないのか大きな疑問が残るわけで、展開によっては裁判など法的な判断が必要になるかもしれません。
いずれにしてもこの施設、今後様々な「話題」を提供してくれることは間違いありません。
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