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2003年09月19日

名古屋市のホームページのバリアフリー化について(2003年9月議会)

◎斎藤亮人議員
自治体にとってホームページというのは非常に重要であります。市民に対する顔、またIT社会における顔です。そして、ホームページのバリアフリー化については、近々これがJIS規格になる予定になっています。こういったことを踏まえまして、ホームページのバリアフリー化ということも早急に考える必要があるだろうと思うわけです。
 先日、視覚障害者の方とホームページを見てみました。早速市長のページを見たわけですね。まつたけネットというのがありまして、市長室に行こうと思いますと、ドアのノブをクリックすることになっているんですね。ドアのノブが点滅しているわけです。それを視覚障害者の方にクリックしてもらおうと思いますと、なかなか大変なわけですね。市長の部屋に入ったり、記者会見の様子を聞こうというふうに見ますと、なかなか至難のわざだったわけであります。
 例えば、福祉情報のページなんかで言いますと、視覚障害者用というふうに入り口があるわけですけれども、結局はそれは中身を見ますと、健常者というか、目の見える人たちのページと同じ内容でしかないとか、交通局の時刻表を頭文字で指定するときに、その頭文字のところを指定するものが、本当にちょっとした方法で見えるのに、それが画像であって見えなくなってしまっているとかいうようなことが多々あるわけであります。これはやはりどうしてもつくるときの方法論が問題だろうというふうに思います。
 現在、名古屋市には1万ページと言われるホームページの内容がありますけれども、それはつくるときにどういった形でつくるか、そしてどういうふうに管理するかという問題なわけです。現在は市民経済局が全体の管理をしているわけですけれども、しかし、先ほど言いましたように、交通局であるとか、例えば消防局であるとか、いろいろなところがそれぞれつくって、その中で独自に載せていくというか、勝手に載せていくというふうになっているわけであります。その意味ではなかなかチェックがきかない。
 その意味で私は、名古屋市のこのホームページの使い勝手について、管理をしている市民経済局長に、この使い勝手並びに市民からどのような形でアイデアを求めるのかというようなことについて意見を求めるのかということを聞きたい。それから、また今後、名古屋市のホームページの見直し作業をどのように進めるつもりなのか、またバリアフリーのチェックについての指針をつくるつもりはないのかどうか、この2点についてお伺いしたいと思います。
 
◎市民経済局長
 高度情報化社会の中にあって、市政情報を提供する媒体として、迅速性、双方向性にすぐれたインターネットを利用したホームページの役割は今後ますます増大していくものと思われます。現在本市では、市民に身近な市政情報を提供する名古屋市ホームページなどを、高齢者や障害者の方々に配慮しながら開設しているところでございますが、御指摘のようにバリアフリーの観点からはまだまだ課題があるものと存じております。
 今後、全庁的にホームページを管理する市民経済局といたしましては、高齢者や障害者の方々を初め、さまざまな層の市民の皆様の御意見をお聞きするとともに、ホームページの関連機器等の更新時期に合わせまして、新たなルールづくりのもとに、操作が簡単で検索しやすいホームページの構築に向けて検討してまいりたいと考えております。
 また、市長公式ホームページを初め、各局などが独自に構築しているもののうち、比較的システムが新しいものにつきましては順次改善に着手してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。

◎斎藤亮人
具体的に更新時期に合わせてルールづくりをするというふうに言われました。これはこういうふうにしていただきたいと思います。これは実は、来年度中にはこのルールづくりをしなければもう間に合わないということであります。ですから、先ほどのJIS規格にもなるということもありましたけれども、もう来年度の予算の中でしっかりとしたものをつくる、準備をする、そして立ち上げるということが必要です。最初が肝心であります。
 名古屋市の今のホームページが使い勝手が悪いというのは、実は、名古屋市は比較的早くホームページを立ち上げたわけですね。そして、その結果、なかなかつくりかえが難しいというふうな形にもなっています。ですから、早く対応するのはいいわけですけれども、その中身をしっかりと準備をする必要がある。そして、そのためには来年度にしっかりと予算を構えて検討していただきたいなというふうに思うわけです。
 いいホームページは評判を呼びますと、みんながアクセスをします。市民サービスの情報だけではなくて、例えば観光案内みたいなもの、それから名古屋市のさまざまな紹介というようなものも、アクセスが高まれば自動的に見てもらえるわけです。その意味では、ある面経費も節減されるはずであります。そういう意味でも準備をしっかりしていただきたいなというふうに思うわけです。
 先ほども指摘しましたように、各局にいろいろな見にくい部分があるわけです。ですから、そういうものはぜひ各局の方々が少しの配慮、それから少しの点検をすることによって、現状でも少し改善できる部分はあるのではないかというふうに思います。これについては、それぞれの各局でぜひ検討をしていただきたいなと強くお願いします。



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